フジテレビの警察関係の報道記者が暴力団に名義貸しで車を登録 15万円以上の接待を20回以上

名義貸し　フジテレビ元記者を書類送検
フジテレビ系（FNN） 3/22(水) 13:18配信
フジテレビ報道局の元記者が、取材対象者の車の購入のために名義を貸していた問題で、警視庁は、虚偽の自動車登録をした疑いで、元記者と、暴力団と付き合いのある元金融業者の2人を書類送検した。
書類送検されたのは、報道局社会部の元記者(32)と、元記者が取材対象者として付き合っていた元金融業者(59)。
2人は、2015年3月、元金融業者が使う高級自動車を買う際に、使用者を元記者と偽って自動車登録をした疑いが持たれている。
この元金融業者は、山口組系暴力団幹部らと付き合いがあり、元記者は、元金融業者から高級飲食店などで、1回15万円程度の飲食代を20回以上にわたり、負担してもらっていた。
警視庁の任意の事情聴取に対し、2人は容疑を認めていて、元記者は「情報提供者としての関係を壊したくなかった。飲食代をたびたびおごってもらっていたし、ローンはすぐに返して名義を戻すと言われ、執拗(しつよう)に名義貸しを頼まれた」などと供述している。
また、元金融業者は「当時借金があり、自分の名義ではローンの審査が通らないだろうと思った」などと供述している。
元記者は、元金融業者からの支払いが滞ったため、自ら組んだ自動車ローンの一部のおよそ190万円を肩代わりしているほか、フジテレビの調査では、元記者が、元金融業者におよそ230万円を貸し、このうち170万円程度が返済されていないことがわかった。
フジテレビは、22日夕方のニュースで、くわしい社内調査の結果を放送することにしている。
フジテレビは、「当社の元記者が、取材対象者との関係をめぐり、書類送検されたことを重く受け止めており、視聴者の皆さまならびに関係者の皆さまに、心よりおわび申し上げます。再発防止に向け、記者の管理と教育の徹底を図り、信頼回復に努めてまいります」としている。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20170322-00000145-fnn-soci