カップ麺を作るとき内側の線よりちょっと少なめにお湯入れるやつなんなの

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カップヌードル新商品、カロリー最少でもこってり

　日清食品は24日、都内で「カップヌードル」シリーズの新商品「カップヌードル　ナイス」のプロモーション発表会を開いた。
ナイスは、１食分178キロカロリーと、同シリーズで最も低カロリーなのが特長だ。
ただ、同社の深澤勝義マーケティング部長は「これはヘルシーヌードルではない」と強調する。
背景には、消費者が「ラーメン」に求めている味にあるという。

　「こってり濃厚なのに罪悪感ないス！」。
同日のプロモーション発表会では、ＣＭに出演するお笑いタレントの東野幸治さんと漫画家の蛭子能収さんらが登場。
「深夜に食べても低カロリーだから罪悪感がない」とトークを繰り広げた。

　カップヌードル　ナイスのカロリーは一般のカップヌードル353キロカロリーの約半分。
麺に食物繊維を練り込む製法を採用しているのがカギで、脂質は50％、糖質も40％オフにしている。

　こうした低カロリーを意識した商品はこれまでにもあった。代表的なのは「カップヌードル　ライトプラス（198キロカロリー）」だ。
女性をターゲットとした商品で、女性には一定の支持層が確立できている。ナイスを発売してもライトプラスは併売していく。

　ただ、このライトプラス、男性層の喫食率が思った以上に伸びなかったという。
「やっぱりラーメンといえば、こってりとしたもののほうを食べたいと思っている人が多い」（深澤氏）のだ。

　日清食品がこの思いを強めたのは、昨年ヒットした「カップヌードル　リッチ」の存在がある。リッチは、シニア層を狙った商品。
これまで、シニア層向けにも健康志向を意識した商品を発売してきたが、あまり成功しなかった。
リッチはあえて逆張りの「こってり濃厚な味」を追求したところ、味にこだわるシニア層の心をつかんだ。

　「ストライクゾーンど真ん中に魔球を投げ込んだイメージ」。深澤氏はナイスについて、そう話す。
ストライクゾーンというのは、30～40代の男性層。この層が、カップヌードルの喫食率が安定して高い。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ24IIV_U7A320C1000000/