加計学園の獣医学部新設をめぐり、民進党は党の会合で安倍首相が「速やかに獣医学部新設の全国展開を目指す」と発言したことについて、これまでの政府の方針と違うと追及した。
民進党・桜井議員「総理からとてつもない発言が出まして、１校じゃなくて２校でも３校でもいいという話になりました。
ご自身で１校に限るとこの間告示を出したばかりであって、そのことは一体どうなったのか」
文科相担当者「結果を見ながら２校３校ということでございますので、その過程の中でしっかりと特区の枠組みの中で検討を行うべきものだと」
さらに民進党の宮崎議員は、「１校に限ったら批判を受けたので、検証もしていないのに２校３校に増やしましょうという話だ」などと批判した。
その後、民進党議員らは直接官邸を訪れ、文部科学省の内部文書で名前があがった萩生田官房副長官の説明を求めた。しかし、警備にとめられ
公開質問状を職員に手渡すにとどまった。この官邸訪問について菅官房長官は「事前に連絡がなかった」と述べた。
菅官房長官「（本日の）民進党ＰＴへの萩生田副長官の出席要請はありましたけれども、官邸訪問については（事前連絡が）なかったと聞いております」
また政府高官は、公開質問状にも対応しない考えを示している。
こうした中、民進党は２７日、自民党に改めて、安倍首相出席の集中審議と臨時国会の召集を求めたが、自民党側は「臨時国会は秋まで開かない」などと要求を拒否した。
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