【カンコクカワウソ】対馬で撮影されたカワウソはどこから来たの？韓国から上陸の可能性強まる

名無しさん＠涙目です。

長崎県・対馬で撮影されたカワウソはどこから来たのか－－。朝鮮半島から渡って来たユーラシアカワウソの可能性が高まっているが、
日本で絶滅したとされるニホンカワウソの生き残りであることも否定はしきれない。現在のところ、分析の糧は画像と屋外でみつかったふんのみ。
調査に乗り出している環境省は８月下旬にも現地入りする予定だ。

　環境省と共に調査している佐々木浩・筑紫女学園大教授（動物生態学）は「韓国から渡ってきた可能性が高い。韓国では、
朝鮮半島から約３０キロの離島にユーラシアカワウソが生息している。ＤＮＡが同じなので本土と行き来していると見られる。
長距離を泳ぐ能力は十分ある。海流に乗れば約５０キロ離れた対馬にたどり着くこともあり得る」と指摘。「７月の調査で見つかったふんは古かった。
新鮮なものを取ってＤＮＡ解析をすれば雄か雌かも分かる」と話す。

　画像を見た東京農業大の和久大介助教（バイオセラピー学）は、「顔の形や体形、動き方などから明らかにカワウソだ。一気に何十キロも泳ぐ能力がないが、
偶然が重なって朝鮮半島から泳ぎ着いた可能性はある」と説明。一方、「日本はカワウソの密輸大国と言われており、ペット目的などで密輸されたユーラシアカワウソやコツメカワウソが
逃げたり捨てられたりした可能性も考えられる。種類や流入経路の特定にはふんのＤＮＡ型分析が待たれる」と話した。

　カワウソの仲間はラッコ１種を含めて世界に１３種類いる。ニホンカワウソはかつて北海道から九州まで全国に分布。一方、ユーラシアカワウソは大陸に広く分布している。
対馬には江戸時代にいたとの記録もあるが、それがユーラシアカワウソの可能性も否定できないという。【五十嵐和大、阿部周一、伊藤奈々恵】https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170817-00000023-mai-soci