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【話題】毎年「お餅」でのどを詰まらせる事故多発、「製造者」に法的責任はないのか
- 1 :名無しさん@涙目です。:2018/01/01(月) 21:43:49.21 ID:GgsSEtCl0●.net ?2BP(2500)
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正月といえば、一年の中でも、お餅を食べる機会が多いシーズンだ。だが、毎年のようにお餅をのどにつまらせて、緊急搬送される事故が起きている。東京消防庁の管内でも、2016年までの5年間で、お餅をのどに詰まらせた計542人が救急搬送されている。
東京消防庁によると、お餅をのどに詰まらせて救急搬送された人は毎年100人近くいる。その多くが65歳以上の高齢者だったという。中には、死亡事故につながったケースもある。とくに1月に最も多く事故が起きている。
東京消防庁は(1)お餅は小さく切って、食べやすい大きさにすること、(2)急いで飲み込まず、ゆっくりと噛んでから飲み込むこと――などを呼びかけている。
最近では、お餅を家庭で作らず、市販のものを買う人が多いが、もし仮に市販のお餅を食べて、のどを詰まらせた場合、製造者に責任はないのだろうか。また、自宅で親戚などにお餅をふるまった場合、お餅を提供した人も責任をとらないといけないのだろうか。福村武雄弁護士に聞いた。
●お餅に問題があるのではなく、食べ方に問題がある
「いわゆる鏡餅ではなく、袋分けされた切り餅を前提に検討してみます。
製造者に責任追及する場合、商品の設計上の欠陥があったり、そのほかの過失による不法行為責任が認められる必要があると考えます。
この点について、コンニャク入りゼリーの製造物責任の有無が問われた大阪高裁平成24年5月25日判決(原審神戸地裁姫路支部平成22年11月27日判決)が参考になります。
この事件は、1歳10か月の幼児が、コンニャク入りゼリーをのどに詰まらせて死亡したことについて、遺族が製造会社に対して、コンニャク入りゼリーの設計上の致命的な欠陥を放置したことなどを理由に損害賠償を請求したものです。
大阪高裁は、コンニャク入りゼリーが、お餅や飴と同じように、比較的窒息事故を起こしやすい特性の商品であることを認めました。
一方で、コンニャク入りゼリー自体に、たとえば発がん性物質などの有害物質が含まれているような『食品自体の危険性』ではなく、『食べ方に起因して発生する危険性』であること、『我が国の食文化として古くから定着している餅による窒息事故の方が断然多いこと』などを理由に、食品自体の安全性に問題があるとはいえないと判断しています。
この判決と比較しても、伝統的食品であるお餅は、それ自体に危険性があるのではなく、食べ方の問題であることは明白です。商品自体の欠陥性は認められないでしょう」
全文はURL先で
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