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IBM、世界初の量産型「量子コンピューター」を発表
- 112 :名無しさん@涙目です。:2019/01/10(木) 18:22:26.08 ID:hpai6Ice0.net
- >>106
・従来のコンピュータ
クロックという時間単位をもとに、電気回路に電気を流すことで単位ごとの計算を行う。
複雑な計算を行うときは、クロックごとに作業を進め、結果が出るまでに数百クロックの
時間が必要になる。
また、データは人が扱う数値を、電気が流れる=1、電気が流れない=0とした形式で
授受するため、数直線上の整数しか扱うことができない。
数値を複数保存できるメモリ領域とクロックによる順序処理の存在から、何回も複雑な
条件での計算を繰り返し行うことが可能。
・量子コンピュータ
量子コンピュータにはクロックという概念がない。
また、データを表すものが電気の銅線などではなく、原子そのものになる。
原子のスピン状態という複数の値を組み合わせた情報を1量子ビットとして定義、
原子をエンタングルメントという仕組みによって操作(量子ゲートを通過させる)することで、
複数の値を掛け合わせた計算が一瞬でできる。(実際は複数回の試行+エラーチェックが瞬時で行われる)
これまでの実数ベースの計算ではできなかったような膨大な組み合わせの計算が
一瞬でできることが特徴。また、答えを内包した複数の値から答えをエラー訂正で選定
することが可能で、これにより従来のコンピュータで数万回数億回という試し計算をしていた
ような分野では比較にならない計算速度が期待できる。
ただし、従来のコンピュータと違い、一回一回の計算に特化しているためクロック制御
はない。これは高速化では有利だけど、順序処理を長く行うことは難しい。
なので一発での計算が必要なので、複雑な計算を行うためには同時に演算できる
量子ビット数を増やさないといけない。
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