ホリエモン「手取り14万で日本終わってる？日本がおわってんじゃなくて『お前』がおわってんだよwww」

松下電器の有名なエピソードが示唆してるよ。
昭和の初めの世界恐慌の時、松下はまだ下請けの小さな町工場だった。
当然、幸之助はまだ、金持ちでも何でもない。
どうしよう・・
と悩み、側近たちは工員を解雇しましょうと提言する。
当時はそれが当たり前で他の工場も解雇の嵐で、街には職を失った人がたむろしている。
不景気風は底なしの雰囲気。
だが、幸之助は「一人たりとも、解雇してはならん」と断言する。
なぜなら、せっかく育てた熟練工を失うのが損だから。
で、「給料も全額払う」とまで言う。
いつ解雇されるか、不安だった工員たちは感激したが、暇なもんだから在庫を全部処分して、売掛金も回収に走る。
その内、景気が回復し始める。
そこで熟練工を温存し、在庫も処分し、現金も回収していた松下は受注を一手に引き受ける。
他の工場は熟練工も解雇してしまい、在庫だらけで現金が無いから、材料の仕入れからできない。
他で解雇した工員をも雇用し、ここで一気に大企業になっていく。
10年後には三井や三菱と並ぶ製造メーカーになり、戦後は財閥指定。

熟練の技にはそれだけの価値があって、給料も上がっていくし、それを見抜く目がない経営者はダメだけど、目がない経営者からは去っていくだけ。
勝手に調整されるのが普通だから、いつまでも上がらないのは所詮、その程度。
堀江のひと言はそういう意味でも、あるんだろ。