香港民主派活動家「周庭氏の保釈は国際的圧力が理由だと思う。日本の強い反応に驚き感謝しています」

ソホスブビル(東京都) [US]

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「周氏の保釈、日本に感謝」　香港の活動家が支援に謝意
2020年9月3日 22時27分
朝日新聞デジタル

　2014年の香港民主化デモ「雨傘運動」を率いた民主活動家の羅冠聡（ネイサン・ロー）氏（27）が、滞在先のロンドンで取材に応じ、「国際社会は中国による人権侵害や民主主義の損害の責任を問うべきだ」と語った。

　他の民主活動家らが香港国家安全維持法（国安法）違反の疑いで逮捕されたことについて、「誰でも逮捕できるという恐怖政治のメッセージを送った」との見方も示した。

　羅氏は8月18日の取材で、民主活動家の周庭（アグネス・チョウ）氏（23）らが同月、国安法違反容疑で逮捕されたことについて、「（周氏は）政治的見解の発信やメディアとの接触を控えて目立たないようにしていたので、逮捕の正当な理由が思いつかない」と指摘。香港政府トップの林鄭月娥（キャリー・ラム）行政長官らに米国が制裁を発表した直後の逮捕だったことから、「明らかな報復措置だ」とも語った。

　周氏の逮捕が報じられた後、羅氏は「彼女は無罪だが、無期刑を受ける可能性がある。日本の皆様のサポートが必要です」とツイッターに日本語で投稿し、8万1千回以上リツイートされた。周氏は逮捕翌日に保釈された。

　羅氏は「アグネスは日本で、香港の民主化運動の『顔』として知られている。日本の政治家や著名人らが強い反応を示してくれたことに、香港の人々は驚き、感謝している。国際的な圧力が、保釈の主な理由だと思う」と述べた。
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