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映画プロデューサー「最近の観客はセリフで一から十まで説明してやらないと、不親切だと怒りだす」

1 ::2021/06/05(土) 16:01:56.92 ID:ZMYgbOU60.net ?PLT(12000)
・・・・佐藤氏によれば、説明過多だと視聴者の思考が止まる。逆に言えば、説明セリフを求める人は、映像作品の視聴時に「行間を読んで思考を働かせる」という発想が、そもそもないということだ。
彼らにとっては、具体的・明示的に描かれるセリフと、誤読が起こりようのない「記号的なテンプレ芝居」がすべてなのか?

「そもそも、なぜ文字ではなく映像で作るかっていうと、役者の発するセリフだけじゃない、醸し出された雰囲気や、言語化しにくいメッセージを表現に込めたいからですよ。
当然、観客によって受け取りかたはさまざまになるけど、それでいいんです。受け手には“作品を誤読する自由”があるんだから。誤読の自由度が高ければ高いほど、作品の奥が深い。……というのは、僕の意見だけど」(真木氏)

しかし、セリフで全部説明してほしいタイプの観客は、誤読の自由を満喫しようとはしない。その自由度を「奥の深さ」とは受け取ってくれない。不親切だと怒り、不快感をあらわにする。

「全員が全員ではないけれど、やっぱり観客が幼稚になってきてるんだと思う。楽なほうへ、楽なほうへ。全世界的な傾向だよね。全部説明してもらって、はっきりさせたい。自分の頭が悪いことを認めたくない。
だから、理解できないと作品のせいにする」(真木氏)

ただ、「昔よりも観客が幼稚化したから、作り手はそれに合わせて説明過多の作品を量産するようになった」と結論づけるのは、早計かもしれない。
そうではなく、昔も今もある程度の“幼稚な観客”の比率は変わらず、単に彼らのあげる声が目立つようになっただけ、だとしたら? たとえば、SNSが“幼稚な観客”の声を可視化したのだとしたら?(中略)

かつては可視化されていなかった“幼稚な観客”、あるいは“思考を止めている観客”でも言える程度の感想が、不特定多数に向けて爆発的な拡散力で可視化されるようになった。
そこに相応の人数が同調し、まとまった数になって製作委員会や制作スタッフの目に飛び込めば、彼らがその“民意”を完全に無視することはできないだろう。
結果、「わかんなかった」と言われることを恐れるあまり、脚本の説明セリフが多くなっていく。そんな背景が、想像できはしないだろうか。

以下ソース
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/83647

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