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コロナをコロナでぶち殺すという新しい治療の可能性が見つかる [932843582]

1 ::2021/08/24(火) 18:01:33.93 ID:Z6bjN7V/0●.net ?2BP(2000)
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(略)
宿主の体内でウイルスの複製が繰り返されると、まれに遺伝物質の合成に失敗しウイルスのゲノムの一部が欠損することがあります。ゲノムが欠損すると、ウイルスとして振る舞うのに必要なタンパク質が合成できないので、そのウイルスは正常に増殖することができません。しかし、欠損のあるウイルスがいる細胞に正常なウイルスがやってくると、欠損があるウイルスのゲノムが正常なウイルスのゲノムを利用して増殖し、正常なウイルスに成り代わってしまう現象が発生することがあります。

ゲノムに欠損のあるウイルスが、正常なウイルスの増殖を妨げる働きは学術的には「干渉」といい、この干渉を引き起こすような欠陥を持ったウイルス粒子は「欠陥干渉(DI)粒子」と呼ばれています。

DI粒子がウイルスの増殖を阻止することに注目したアルケッティ氏らの研究チームは、SARS-CoV-2のゲノムを90%カットして「SARS-CoV-2のDI粒子」を開発。そのDI粒子を野生型のSARS-CoV-2、つまり正常なSARS-CoV-2に感染済みのサルの細胞に加える実験を行いました。その結果、実験開始から24時間後には正常なSARS-CoV-2の量が半分に減少する一方で、「SARS-CoV-2のDI粒子」は通常のSARS-CoV-2の3倍の速度で増殖することが確認されました。


アルケッティ氏はこの結果について「DI粒子は、欠損があるせいでSARS-CoV-2としては機能しない上、単体では増殖もできません。しかし、野生型のSARS-CoV-2と同時に感染すると、SARS-CoV-2の増殖プロセスを乗っ取ってDI粒子を複製します。しかも、ゲノムが短いおかげでSARS-CoV-2より素早く自己複製し、SARS-CoV-2の増殖を阻止してしまうのです」と説明しました。

SARS-CoV-2が50%減少しただけでは、COVID-19の治療には結びつきませんが、「SARS-CoV-2のDI粒子」がSARS-CoV-2よりも素早く増殖できることから、研究チームは時間が経過するにつれてDI粒子の有効性がさらに増加していくと予想しています。

アルケッティ氏は、「SARS-CoV-2のDI粒子」が抗ウイルス薬として使えるかどうかを検証するには、さらなる実験が必要だと強調した上で、「研究を進めて微調整を加えれば、合成DI粒子がCOVID-19の治療薬として使えるようになる可能性があります」と述べました。
https://gigazine.net/news/20210824-synthetic-defective-interfering-coronavirus/

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