冬の感染拡大の影響を防ぐにはワクチン接種率を８５％超にすることが重要だと判明 [135853815]

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北野宏明

内閣官房プロジェクト Up-date　9月２１日分。今後の見通し　2022年3月まで　この内容な、基本的に9月１５日に西村大臣との会議でお伝えした内容。
メインのポイントは、今後の展開は、ワクチンの最終接種率、ブースター接種、ワクチンパスポート・陰性証明の導入に大きく依存すること。
全てのシミュレーションが示しているのは、ワクチンの最終接種率を総人口比で85%を超えることが必要という点。80%と85%では、非常に大きな違いがある。85%をクリアすることが至上命題。
例えば、三菱総研（MRI）のシミュレーションでは、10代で75%, 20-60代 80%, ７０代以上90%では、抑え切れないが、80%, 85%, 90% となると抑えられる可能性が出てくる。
ただし、このシミュレーションは、人流増加を控えめに見ている点は注意。しかし、現役世代の最終接種率が80%と85%では非常に大きな違いが出てくる。
これは、東大の仲田先生のチームの結果も同様。80%と85%では、重症者、経済損失ともに大きな違いが出る。特に、85%に到達しない場合、複数年の影響が出る。
これは、８０％接種でほぼ感染を抑え込んできたシンガポールが苦戦し、同レベルの接種率だが国民の１０％以上がすでに感染したデンマークが制限撤廃後も感染者数の増大を招いていないということからも妥当に思われる。
８０％から上の数％が非常に重要になると思われる。
この場合、１２歳以下をどうするかが大きな課題となります。１２歳以上接種で、総人口の８５％を達成するには、９５％が必要なので。。。
個人的な予想では、早晩、ワクチン接種が開始され、ワクチンを接種しない人はほとんどが感染するということで、１２歳以下のほんとんどの人が免疫を持つことになるだろうと思います。
その意味では、今度の冬の感染拡大の中心は、１２歳以下になるかもしれません。すでにクラスターのほとんどが保育園や学校になっているので、この傾向は続くと思います。
重症化率は低いですが、小児科に非常に大きな負担がかかる展開になるかもしれません。
１２歳以下は、ほぼ全員が感染で免疫をつけると割り切れば、６０歳以上は９０％なので、１２歳以上５０歳代は、８０％強でも良いかと思います。

以下ソースで　各シミュレーションのグラフあり
https://www.facebook.com/kitano.hiroaki.7/posts/4582722505125338