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【速報】イプシロン5号機、打ち上げ成功 9つの人工衛星を軌道投入 [135853815]
- 435 ::2021/11/10(水) 09:44:59.73 ID:BwyfKJti0.net
- >>432
無誘導打上げ方式とは
人工衛星を軌道に投入するには、何らかの軌道制御が必要となる。この未経験の技術の使用を最小限に抑えるために、次のような打上げ方式が採られた。
第1段は空気力で安定(空力安定)させる。
第2段は燃焼中にスピンをかけ、空力安定とスピン安定を併用する。
第3段は第2段から引き継いだスピンで安定を保つ。
第3段燃焼終了と同時に第4段の姿勢制御を開始し第3段軌道の頂点における局地水平に向ける。
第4段モーターは第3段軌道の頂点で点火し、衛星を軌道に投げ込む。
この姿勢制御を容易にするため、第3段燃焼終了後にデスピン・モータによってスピンを停止してから制御を開始し、
制御終了後に再びリスピン・モータでスピンを与えて第4段燃焼中の姿勢安定を図る。
すなわちただ1回の姿勢変更によって衛星軌道を成立させようというのが、「無誘導打上げ方式」の眼目であった。
https://www.isas.jaxa.jp/j/japan_s_history/chapter03/02/01.shtml
ラムダ4Sロケットで世界で4番目に人工衛星を打ち上げようと実験していた1960年半ば、国会で社会党(現在の社民党、立憲民主党)が、
日本の固体燃料ロケットに遠隔誘導装置を付けたらミサイル兵器に転用される
という無茶振りなクレームが付き、ロケットの父、糸川英夫は無誘導にするため、苦労してロケットの尾翼に細工したり、モーターをスピン回転させたり、工夫を凝らしたが、4回も打ち上げを失敗し、
5回目にようやく人工衛星「おおすみ」を軌道に乗せる事が出来た。
独自の固体燃料ロケットで衛星を打ち上げる能力を見たアメリカは焦って、ミサイル化し難い液体燃料ロケットエンジン技術を供与した。
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