中国　ロシア通の次期外相候補なにかやらかして左遷　 [448218991]

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　【北京時事】中国で次期外相の有力候補とされていた楽玉成氏（５９）が筆頭外務次官から国家ラジオテレビ総局副局長に
転出し、外相レースから脱落したもようだ。ロシア通の楽氏にとって畑違いの分野への事実上の降格人事。
ロシアのウクライナ侵攻への対応で責任を問われたという観測もある。

香港紙・星島日報は５月下旬、楽氏が同総局副局長に転じる見通しを報じ、「外相の座とは無縁になった」と伝えた。
同じ頃、同総局ホームページの幹部名簿に楽氏の名前が一時掲載された後、消えたと伝えられており、
内部の混乱があったとみられている。国務院（政府）は今月１４日になって、楽氏の異動を正式に発表した。

　楽氏は在ロシア大使館で２度勤務した後、駐カザフスタン大使などを経て２０１８年に外務次官に就いた。
複数いる外務次官の中で唯一、共産党の重要会議である中央委員会総会に同席できる中央委員候補だった。

　ウクライナ侵攻への危機感が高まっていた今年２月上旬、習近平国家主席（党総書記）が北京でロシアの
プーチン大統領と会談した際には、国内メディアに対し「中ロ関係に天井はない」と説明し、中ロの強固な関係を誇示した。
この後ロシアが侵攻に踏み切り、厳しい国際的制裁の対象となる中、こうした言動が問題視され人事に影響した
可能性がある。

　秋の党大会に向け、現外交トップの楊潔※（竹カンムリに褫のツクリ）・政治局員（７２）は引退する見通しで、
後任には外相を１０年務めた王毅氏（６８）が取り沙汰される。党指導部には党大会の時点で「６７歳以下なら留任し、
６８歳以上なら引退する」という定年の慣例があるが、今月１５日に６９歳の誕生日を迎えた習氏には適用せず、
異例の３期目入りが見込まれている。そのため、王氏の年齢も問題にならないという見方がある。

　楽氏が外相レースから外れ、王氏の後任候補には、５月に党中央対外連絡部長を退任した宋濤氏（６７）や
劉結一・国務院台湾事務弁公室主任（６４）らの名前が挙がっている。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022062600211&g=int

中国 ロシア通の次期外相候補なにかやらかして左遷 [448218991]

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