「体売りの少女」少女（１６）やキャリアウーマン（２７）もセックスワーク･･･どーする？ [439992976]

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飢えをしのぐために「体を売る」少女たち─エチオピア北部ティグレに広がる絶望

2020年に始まった内戦により政府軍の包囲下にあるエチオピア北部ティグレ州。
昨年以来、銀行システムや通信が当局によって遮断された結果、
何百万人もの人々が飢えに苦しみ、
追い込まれた女性や少女らが体を売る姿が見られるという。

およそ600万人が銀行にアクセスできず、外部からの支援物資も制限されるなか、
ティグレの人々は国外にいる親族や友人からの送金に頼っていた。
だが今度はティグレ当局が、そうした国外からの現金を運んでくる密輸業者を
取り締まるようになり、生き残るための最後の手段も絶たれた。

ティグレからの報告によれば、
現地ではいま多くの女性や少女たちが生き残るために
セックスワークに従事することを余儀なくされているほか、
絶望のなかで自殺を図る人も増えている。

16歳の少女ヘワン（仮名）は言う。

「お腹が空いています。両親もきょうだいも飢えています。
　何ヵ月も援助を待ったけど、無駄でした。一家の財産はすべて売り払いました」
「家に帰っても食べるものがありません。だから、体を売りに街へ出ました。
　ほかにどんな選択肢があると言えますか？」

■物乞いの道も絶たれた
ティグレの州都メケレでは、ヘワンのような未成年の少女から、
かつて有望なキャリアを約束されていた女性まで、
多くの人がセックスワークで当面のお金を稼ぐようになっている。

プロジェクトマネジメントの修士号を持つズファン（仮名）は、
内戦が始まる前は高給の仕事に就いて安定したキャリアを築いていた27歳の女性だ。
その彼女はいま、親の命を奪った飢えをしのぐために体を売っている。

「父は栄養失調で亡くなりました。私の腕のなかで息を引き取ったのです。
　母も肉がなくなって骨だけの状態です。援助物資を受け取れないために、人々が死んでいます」

「父が亡くなった後、私は自分と母の命を救うために何かしなければと思いました。
　物乞いもやってみましたが、街には物乞いをする人が多すぎて、うまくいかなった。
　だから私は、売春婦になったのです」

あらゆる手段を尽くした多くのティグレ女性にとって、
セックスワークが唯一の命綱となっている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/03da7463bd8bd977b702def23dc471e72f8f9067