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総務大臣「捏造はあるとも無いともどっちとも取れる」 小西「はい、捏造はないと今明確に言いました」 [886559449]

371 :ロジカル・ラグナロク ◆1bvRzrrx.jMM (やわらか銀行) [GB]:2023/03/21(火) 20:52:19.08 ID:woqDZLMq0.net
>>351
話の流れをおさらいすると

①前提として、報道の自由に基づく放送法の設計として、報道の政治的公平性は事業者の自律に委ねられていた
②ところが政府による報道への法的規制を可能とするような解釈の新設が検討されたことを示す安倍政権時の文書が総務省から出てきた
③高市が客観的根拠を示さずその文書の真正性を否定する発言をした……a
④文書の真贋について松本は真正の行政文書であるとして真正性を認定したが、他方で内容の真偽については未確認とした……b

aについて、本来「公正な第三者である公務員がその権限に基づいて作成した文書ですから,文書の成立について真正である(その文書が作成名義人の意思に基づいて作成されたものである)との強い推定が働きます」と法務省が示す通り、公務員がその権限に基づいて作成した文書は真正性を否定する側が挙証責任を負う
高市は閣僚の立場として行政府の事務方の文書を根拠を無根拠に否定したのであれば当然進退問題になるはずのところ、当人も進退を賭ける旨を述べた
高市は文書の真正性の否定について高市は挙証責任を負うし、それができなければクビとなる流れ……a-1
ただしこの際、松本は文書の真正性を既に認めているので、高市が真正性の否定を挙証した場合、松本の認定は虚偽となり松本は虚偽答弁の責任について進退問題となる……a-2

bについて、松本は公文書の真正性は認めたものの内容の真偽が不明ということなので、総務省を所掌する担当相として立法府議員の要請に従い文書に真または偽を帰属させる責任を負う
文書の真正性が覆らず文書の内容が真であれば高市は虚偽答弁を重ねたということで論外……b-1
他方で文書の内容が偽であった場合、作成者の官僚は罪に問われる……b-2
また真偽不明のまま調査が終了するなら松本は所掌する省の文書の真偽について説明責任を果たせなかったということで職務不適格として進退問題に発展する可能性がある……b-3

まあこういう分岐が考えられるわけで、別に高市が悪いと決まったわけではない

個人的には高市に分が悪いと思うけど、
そもそも本来的には②の【政府による報道への法的規制を可能とするような解釈の新設が検討されたことを示す安倍政権時の文書が総務省から出てきた】ことが問題で、
「極端な場合であれば『一つの番組でも』『政府が』公平性を判断して法的に規律できる」という運用を可能にしようという画策があったことが文書に示されているという話だった

もし事実そのような運用の余地が新設されたのであれば(そして高市2015~2016発言がそれに基づくのであれば)、①【報道の自由に基づく放送法の設計として、報道の政治的公平性は事業者の自律に委ねられていた】ことを侵すものであって、それは憲法にも関わる重大問題ではあるが、
一連の総務省の答弁のように「極端な場合であっても『番組全体で』『事業者が自律的に』公平性を規律する」ことが変わっていないなら、
つまり安倍政権下での策謀さがオシャカになってるなら、それで第一義的な目的は果たせてるわけで

それに比べたら高市の進退なんてのは大した問題ではなくて高市の自爆みたいなもんよ

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