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パチ屋で体験した除霊話をダラダラと書き綴るスレ

1 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 09:01:45.49 ID:0/7W0ZTJ.net
もう10年以上前の話なので、記憶が曖昧だったり、文章を書き慣れていないので見ていて不快な方もいるかと思うけど、その点はご容赦ください。

2 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 09:02:10.19 ID:qkwCDij4.net
糸冬

3 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 09:02:26.71 ID:YbZCcuGk.net
イイハナシダナー

4 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 09:05:05.76 ID:dRf0hSqR.net
     (´・ω・`)
   /     `ヽ.   お薬増やしておきますねー
  __/  ┃)) __i |
/ ヽ,,⌒)___(,,ノ\

5 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 09:05:12.99 ID:0/7W0ZTJ.net
当時、私は3年続けていた仕事をくだらない理由で辞めてしまい、早く次の仕事を見つけたくて奔走していました。
というのも、独り暮らしで貯金も僅かしかなかったので、資金が尽きたら実家に帰らなければならなかった。
実家はすでに兄夫妻が入ってしまっていたので、そこに転がり込むのは絶対に避けたかったのもあり、とりあえず給料のいいパチンコ屋でバイトすることにしたのが事の始まりです。

6 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 09:10:31.02 ID:0/7W0ZTJ.net
バイトで入った頃はその地域ではかなり賑わっている店で忙しく、靴擦れや腰痛に悩まされながらも、バイト仲間とも早くに打ち解けてそれなりに楽しめていました。
そんなある日、早番が終わったバイト仲間数人がひそひそと話していたのを偶然聞いてしまったのです。
内容は、
「またかよ」
「今年で3組目だね」
「だからこの店で恋愛しちゃだめなんだって」
とかそんな内容でした。
(なんだ、恋愛話か)
と思った私は、「なになに?誰と誰が付き合ってるの?」て軽いノリで話に混ざりにいきました。
すると、明らかに空気が凍りつき、気まずそうな雰囲気に変わっていったのがわかりました。

7 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 09:17:26.18 ID:0/7W0ZTJ.net
少しの間をおいて、女の子の一人が
「ここの店の伝説知ってる?」
と聞いてきたのですが、地元ではない私にはさっぱり。
すると言い出してしまった以上隠してもしょうがないとばかりに、次々とその伝説について話始めたのです。
その伝説とは
・店員同士が付き合うと必ず別れる
・その原因は霊
・過去にカップルの一人がここで自殺したらしい
ということでした。
なので、別れたカップルは必ず一人は辞めてしまって人員に穴があくから、店員同士での恋愛は昔から禁止されてるそうだ。
まあ、なんの証拠もない他愛もない噂話だと思った私は、好みの女なんていないし大丈夫w
みたいなことを言って、女子達にケンカ売ってるの?とからかわれてその場は終わりました。
その翌年のこと

8 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 09:23:14.10 ID:0/7W0ZTJ.net
たまたまなのか何かの縁なのか、正社員が次々と辞めてしまい、特に事情があってバイトという選択肢をしている人以外に正社員登用の話が店長からありました。
一人ずつ呼び出され面談をし、当時特にやりたいこともなかった私は、やりたいことが見つかるまでという約束で正社員の道に入ることにしました。
結局バイトから正社員になったのは私の他に一人。
足りない人員は他の店舗から異動という形で補うことになりました。
正社員ともなると、早番遅番の自由はなく、休みも週1しかなく、もちろん土日祝日GWお盆年末年始の休みなどなく、ハードな日々を送っていたのですが、正社員になって一番嫌だったのは、遅番での残業でした。

9 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 09:25:44.14 ID:AB6Z2zAv.net
パチ屋でバイトしてると霊関係多いんよな

10 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 09:29:28.71 ID:0/7W0ZTJ.net
定時は24:00なのですが、遊技台のメンテナンスや書類の作成など、やることが多く、定時に帰れることはほんとに稀で、遅番の日は毎回26時27時になってやっと帰れるのです。
そのやっと帰れる時間に「嫌なこと」が起きます。
事務所や休憩室は全て二階にあるのですが、出口は一階にしかありません。
一階と二階をつなぐ階段もひとつしかなく、否応なしにその階段を降りていくことになるのですが、その階段の踊り場に「嫌なこと」があるのです。
毎回じゃないのですが、薄暗い階段の踊り場の片隅だけが、異様に暗く重苦しい感じがし、「そこに何かいるのでは」という気持ちにされ、階段を降りるときは自ずと駆け足で通り抜けることにしていました。

11 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 09:38:08.49 ID:0/7W0ZTJ.net
そんな日々を送って早2年、パチンコ屋は人の出入りが多いというのは本当のようで、私の上司にあたる主任や副店長も辞めてしまい、エレベーター式に私は主任になってました。
勤務態度も真面目で、バイト達とも仲が良かったことが目に留まったそうです。
ちなみに、私の働いていた店の主任の給料は手取り27万円。
後々、同じ業界の人に聞いたら、かなり安いそうですw
主任になると店長と顔を合わせる時間も多く、いろいろな話を聞かされました。
○○さんは今月負けすぎてるからそろそろヤバイかも(モニターとか店員の情報とかで、常連さんならどのくらい負けてるかくらい把握してる)
○○さんは明日○○番台座るだろうから出してやるとかも言ってました。
そうなると、現場に出る私が次の日常連さんを誘導して、○○番台そろそろ出そうじゃないですか?とか適当なこといって座らせるんですが、釘が開けてあっても出るか出ないかは運なので、出れば感謝され、出なければ恨まれる損な役割をするわけです。

12 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 09:44:37.53 ID:0/7W0ZTJ.net
そんなこんなで気がついたら3年過ぎていた頃、店長の父が倒れ、実家を継ぐという理由で辞めることに。
そして、通常副店長が次の店長候補となるのですが、以前に副店長が辞めて以来、この店には副店長というポストがなく、実質3人いる主任が店長候補ということになるのですが、ふさわしい人物がいなければ他の店舗の副店長が異動してきて店長に収まるというのが通例でした。
しかし、今回はいつもとは話が違うようで、他の店舗の副店長は誰も来たがっていないそうだから、自店の主任から店長をたてるとのこと。
しかし、主任が3人いるとはいえども、私以外の主任はチャランポランで勤務態度も良くなく、案の定私に次期店長の話がきたのです。

13 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 09:48:57.91 ID:0/7W0ZTJ.net
店長から呼び出され、どうだ?やってみないか?との話に、未だやりたいことがみつかっていなかった私はやります!と安請け合い。
釘の調整や書類の作り方などは主任の頃から叩き込まれているので、あとはマネジメントさえ覚えればやっていけるはず。
なにより1店舗の長になれるのが嬉しかったんです。
そして正式な辞令が降りるまで現店長からマネジメント業務やその他の引き継ぎを受け、明日いよいよ退社という時に事件の幕が開けるのです。

14 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 09:58:03.86 ID:qZQEDT1j.net
はよ

15 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 10:00:15.52 ID:0/7W0ZTJ.net
いまでも鮮明に覚えています。
時間は午前2時。
事務所には最後の引き継ぎを終わらせた私と店長の二人。
店長が「これで全ての引き継ぎは終わったな、明日からお前がここの責任者としてやっていくわけだが、ひとつ伝えておかなければならないことがある」
と改まった言い方をし、次に出てくる言葉を身構えて待っていると、店長の口は信じられないようなことをいい始めます。
「ここには3人の霊が住んでる。男が一人と、女が二人。今は特に悪さはしないから大丈夫だとは思うけど、何かあったら俺に連絡よこせ。知り合いに霊感の強いやつがいるから助けてくれるはずだ。」
突拍子もない幽霊話にポカーンとしていた私は、頭の中で今の言葉を繰り返して整理しようとしていました。
そしてふと気になった言葉「今は」?
今はってどういうことだ?
このまま終わらせたら後味が悪いので、その真意を確かめることに。
「いま、店長は今は悪さをしてないっていいましたけど、悪さをしたときがあるのですか?」と訊ねてみた。
すると、バツが悪そうな表情を見せ、こう言いました。
「俺の前の店長の頃、業績が悪かったのは知ってるな?前の店長が決して下手くそだったわけではないんだ。他の店舗で業績を上げて実力的には社内で1〜2を争う人物だった。しかし、気に入られなかったんだな。アイツらに」
(あいつら?)

16 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 10:07:27.18 ID:0/7W0ZTJ.net
「アイツらといっても実際に害があるのは一人だけなんだが」
「ちょっと待ってください。害があるってかなりヤバイやつなんですか?なんでそんなの放っておいてあるんですか?除霊なりなんなりしてもらえばいいじゃないですか。」
と言った私の言葉が終わらないうちに
「ダメなんだよ。除霊はやったんだ。でも効かないというか逆効果だったというか、逆恨みされて怒らせた結果が業績悪化だ。」
(除霊はやった?失敗した?)
「とりあえず、まず男の霊なんだが、こいつは無視していい。階段の踊り場に普段はいて、たまーにイタズラするくらいだから。」
「え?イタズラするんですか?どんな?」
「お前は知らないだろうけど、朝方まで事務所に残ってると、たまにインカムのスイッチが勝手に入って「お疲れさまです」とか「了解です」って言うんだよwノイズで聞き取りにくいけどな。ただのイタズラw」
(いやいや、怖いから…)
「もう一人は?害があるのは一人なんですよね?」

17 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 10:11:22.76 ID:0/7W0ZTJ.net
「うん、もう一人も害はない。俺がたまに事務所で寝てるの知ってるよな?」
「はい、新台の釘叩く時ですよね」
「うん。それ以外にも会議の書類まとめたりで泊まる時があるんだけど、このソファで仮眠していると、カッカッカッカッカッ……てハイヒールの音を響かせながらそこの通路を歩いていく。それだけw」
「なんか面白そうに言ってますけど、全然面白くないっす……」
「まあ、階段男とヒール女は直接なんかしてくるわけじゃないから、ただの同居人だと思っとけば慣れるさw」
(慣れねーよ…)
「それで、最後の一人がやばい」

18 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 10:18:23.22 ID:NIJwaSub.net
続きはよ

19 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 10:21:36.60 ID:0/7W0ZTJ.net
「ここって元々はうちの会社の店じゃなかったの知ってる?元々は○○っていうパチンコ屋で、うちの会社が買い取って改装したんだよ。」
「ええ、常連さんがよく言ってますね。昔はパンチパーマのいかつい店員がホールでタバコ吸ってるだけでいまみたいに玉運んだり掃除したりなんてしてなかったって。」
「昔のパチンコ屋なんてどこもそんなもんさw付け加えると、その頃の店員てカップルが多かったのよ。
今俺らが事務所とか休憩室で使ってる二階は従業員の居住スペースになっててさ、住み込みで働けるから夜逃げしてきた夫婦とか駆け落ちしてきたカップルには都合が良かったんだ。」

20 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 10:33:20.10 ID:0/7W0ZTJ.net
「で、そのカップルの一組が元凶になったんだな。男が別の従業員とデキて、彼女と貯めてた貯金と店の金横領してトンズラしたわけだ。この時点でなんとなく解ったと思うけど、この女が自殺したのよ。」
「……(カップルが別れるってこれが原因だったのか)」
「だからと言って特に悪さをしていたわけではないんだけど、俺の前の店長はそこそこ霊感のある人だったこともあって、業績が落ち込んでることに対しての本社の追求に思わずこの霊のせいかもしれないといってしまったんだな。」
「霊のせいにしたんですか」
「そう、本社は当然バカにした。でも後に引けなくなった当時の店長は自腹で霊媒師雇って除霊を始めた。
でも、この霊媒師ってのが胡散臭いやつで、誘導尋問のようにあれこれ聞き出したら御札貼ってさよならだったらしい。」

21 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 10:44:49.86 ID:Kv7JFqMX.net
みてるぞ

22 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 10:46:26.77 ID:M7bUiV13.net
おもしろい

23 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 10:53:18.19 ID:0/7W0ZTJ.net
「当然業績は回復せず、そればかりか除霊も失敗したみたいでいままで何もそれらしい現象は起こってなかったのに、いわゆる霊障ってやつが始まった。怒らせちゃったんだな。」
「店長は鬱病みたいになって、事務所でブツブツ独り言いいながら同じ場所をグルグル歩き回ってたのよ。
そんな姿を本社に密告したやつがいて、俺が代わりに店長になることになったってわけ。
もちろん、その店長は退社したけどね。
そのあとが大変だったよ。」

24 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 11:00:50.60 ID:kmyRqiGa.net
ふむふむ

25 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 11:03:06.77 ID:0/7W0ZTJ.net
「霊障って具体的にどんな?」
「俺は当時はまだ他の店にいたから詳しくはわからないんだけど、退社した店長の話では夜中釘を叩いていると開けておいたガラスが勝手に勢いよく閉まったり、仮眠してると扉をガンガン叩かれたりしたらしい。
そういうときには決まって体調が悪くなるんだと。
あと、従業員にも影響が出て、なぜかカップルの女のほうにだけイタズラしてたみたい。
イタズラっていっても無言電話とかラップ音とかの軽いやつ。」
(霊からの無言電話って軽いか?)
「その噂がいまでも残ってて恋愛禁止ってことになってるのよw
いまの奴等は絶対霊の仕業じゃなくててめーらのせいだと思うけどなw」
「はぁ…」
「で、俺が店長になってからもやっぱりイタズラは続いてて、困った俺は知り合いの霊感強いやつに来てもらったのよ。
そいつは普段は普通の事務員してるんだけど、知り合いに頼まれたときだけ無償で見てくれる奇特なやつでさ。
呼んで来たと思ったら開口一番これはやばいねってw
俺は何も教えなかったけど、女が自殺した部屋を一発で当てて、部屋に入ると一人で喋りだしたのよ。
後から聞いたら、霊と会話できる訳じゃないんだけど、質問に対してのyes・noくらいは解るから、一方的に質問するのがそいつのスタイルなんだと。」

26 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 11:14:09.26 ID:0/7W0ZTJ.net
「質問の内容はちょっと詳しく覚えてないんだけど、こんな感じ。」
「あなたはここで自殺した女性ですか?」→yes
「ここの従業員の誰かに恨みがあって悪さをするのですか?」→no
「では、悪さをやめてもらえませんか?」→no
「みたいな感じ。で、質問しながらおかしいなと思った霊感者は、御札がどこにも見当たらないことに気がついた。
俺からの話では御札を貼ってあるはずなんだけどってことだったんだけど、俺も実際に御札を見ようとなんて思ったこともなかったし、わざわざこの部屋に入ろうとも思わなかったから、今さらあれ?って気づいたんだ。」
「もしかして自殺って首吊り?あーなるほどね。じゃあ天井裏開けてみてくれるかな?」
「て、言われて排気口取り外して天井裏を覗いてみたら御札があったのよ。」
「やっぱりそうか。それ剥がして見せてくれる?って言うから嫌だったけど渋々剥がして見せてやったら、これが原因だってことになった。」
「え?除霊のための御札がですか?」
「そうなんだけど、そいつの話では不完全な御札で、たぶん御祈祷もなにもされてない自前の御札なんじゃないかって。
自前でも描いてある内容は間違ってないから、中途半端に効力をもってしまって、霊が苦しみ続けてるだけという最悪の状態にしてしまってるんだと。」

27 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 11:17:09.03 ID:cKUlC8jL.net
釣りじゃなかったら続きをたのむ

28 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 11:19:41.30 ID:0/7W0ZTJ.net
「で、後日ちゃんとした御札持ってくるから今日はここまでにしようって言って帰っていったよ。
不思議とそのあとは霊現象みたいなもんは無かったな。
一週間くらいしてから御札ができたからってまた来てくれて、また二人で夜中その部屋に行った。
そこで、これで貴方を苦しめていた御札は無くなりました。なのでもう悪さはしないでくださいね。って聞いたらyesって答えてくれたらしい。
でも、これじゃずっと住み着いたままだし、成仏させてあげられないのかって聞いたら、無理に成仏を促しても失敗すればまた荒れてしまうし、私にはそこまでの力はない。
だから、なんでもかんでも霊だからって消してしまうのではなくて、共存て考えももってほしい。だと。
あと、またなにあったら私を呼んでくれて構わないから。って」

29 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 11:22:59.94 ID:0/7W0ZTJ.net
「共存ですかw私も共存しないといけないってことですかw」
「そういうことw幸い、その後はなにも悪さはしてないから、同居人程度に思っておけば危害は加えないはずだからよろしくたのむよwなんかあったら知り合いに頼んであげるからさw」
って感じでそろそろ行くわwって帰ってしまい、翌日皆の前でお別れを言って送別会をしました。

30 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 11:32:04.54 ID:0/7W0ZTJ.net
それから数ヶ月、私も新店長として業務に馴染んできたころ。
その瞬間は唐突にやってきました。
新台の釘を叩くために徹夜覚悟で店に残っていた私は、少し仮眠をとることに。
当時は主任が3人いて、釘の調整は主任もやらせていたのですが、新台だけは私がやっていました。
新台がある程度客に馴染んできたころに主任に任せて、また新台を叩くというサイクルだったので。
その日の台数は28台もあったので釘の調整や試し打ちやらで朝6時は鉄板。
なので1時〜3時の二時間程度仮眠を取り、残りを仕上げるつもりでした。
事務所のソファに体を預け、うとうととし始めた頃、突然カッカッカッカッカッとハイヒールを踏み鳴らすような足音が近づき遠ざかっていきました。
前の店長から聞いていたものの、実際にその場面に直面すると怖いなんてもんじゃない。
こっちにくるなよーと念じながらやり過ごしたあと、戻ってくる気配もないので仮眠をやめて釘の調整に戻りましたw
ホールは遊技台の電源が入っているので賑やかで騒がしく、霊の存在も気づかないだろうと思ってさっさと終わらせて帰ろうと思い、とにかく急いで終わらせました。

31 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 11:38:32.06 ID:0/7W0ZTJ.net
予定より一時間ほど早く終わり、帰り支度をするために二階の事務所へ行くことに。
外もうっすらと明るくなってきているので、もう霊もでないだろうと思っていたのですが、久しぶりにアイツがそこに居ました。
階段の踊り場のヤツです。
私は姿は見えないのでなんとなく気配というか雰囲気というか漠然としたものなのですが、いつも居なかったのにその日はたしかに居たのです。
さて、帰れない。
帰るにはそこをもう一度通らないと帰れないから。
身支度だけ済ませてどうしようか悩んでいたら、今度はインカムの電源が勝手に入り、ジジッジジッとノイズをならし始めました。
慌てて電源を切りに本体のある別の部屋に向かったら、今度は廊下の奥から差し込む光を遮るように誰かが立っている姿が…。
もう階段の踊り場のヤツのことなんて忘れてダッシュで駆け抜けて帰りましたよ。
タイムカード切るのを忘れたのは家に着いてからでした。

32 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 11:45:12.12 ID:0/7W0ZTJ.net
まあ、店長の出勤時間なんてあってないようなものなので、タイムカードのことはいいのですが、家に着いてからもなんで急にこんなことが起きたのかパニック状態。
しかし、前の店長から一通り聞いていたので、免疫があったのでしょう。
三時間ほど睡眠をとって、昼過ぎには店に出てました。
ちなみに、この霊の話は私の部下には一切言っていないので、下手に話して怖がられたら退職者が出かねない。
とりあえず自分の胸の中にしまいこみ、いつものように過ごしていたのですが、夜は新台の再調整の為にまた遅くなるのが怖くてたまらなかったです。
新台の調整って上手な人は一回で決めちゃうんですが、私はまだ駆け出し店長なので3日間くらいかけて調整するのです。
だいたい、初日は甘めにして、2日目は同じ機種毎にスタート回数が合うように、3日目は初日と二日目の出方次第で決めるみたいな感じ。

33 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 11:51:22.69 ID:0/7W0ZTJ.net
なので、二日目の調整は手を抜くわけにはいかない。
一度帰って仮眠を取り、意を決して店にとんぼ返りすると、従業員はみな帰り、店は静まりかえってました。
※とはいっても遊技台の電源は入ったままなのでうるさいですが。
営業記録や書類関係の仕事を済ませ、1時半頃になってホールへ。
基本的な調整は終わっているので微調整を終わらせて4時くらいには二階の事務所へ。
また居る…。
気がつかないふりをして事務所へいき、帰り支度をしていると今度はハイヒールの音が聞こえてきます。
先日と同じく、左から右に歩き去っていき、聞こえなくなったところでダッシュで店の外に。
またしてもタイムカードを切り忘れた。

34 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 11:52:31.47 ID:TCU/G70D.net
見てるぞ(霊的な意味合いで)

35 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 11:58:57.14 ID:0/7W0ZTJ.net
もうタイムカードのことは気にしないとして、なんで?これから毎日?
あいつらと共存するのは無理だ…。
そもそもそんなに肝っ玉座ってないし…。
なんであの話を聞いたときに辞退しなかったんだろう…。
などと後悔ばかりしていたところ、そういえば困ったら相談してくれと言っていたのを思いだし、前任の店長に電話してみることにしました。
さすがに早朝では失礼だと思ったので、昼過ぎまでまって連絡してみると、相変わらず元気な口調で、「おーどうしたーw元気にやってるかぁー?w」
みたいな軽いノリに少し心が軽くなったのを覚えてます。
「どうしたもこうしたもありませんよ。○○さんが言ってやつらが昨日急に出てきたんです!どうしたらいいですか?」
「あー、そろそろかと思ってたよw」
「え?そろそろって?」
「いや、俺のときも、赴任して慣れてきたころに始まったからさw」
「なるほど。で、どうすれば?」
「だからいったろ?害はないから放っておけってw」
「いやいや、害はないといっても怖いですから…」
「まあそうだよな。じゃあ知り合いに頼んでみるからこっちから連絡するよ」
「ありがとうございます!」
と会話してすぐ、二時間後には連絡が入り、さっそく今夜来てくれるとのこと。

36 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 12:14:33.34 ID:0/7W0ZTJ.net
従業員に見られるとまずいので、深夜2時に従業員が帰ったのを確認したら連絡するということにし、約束をしてもらいました。
予定通り1時過ぎには従業員はみな帰り始め、1時半頃には誰もいなくなったので店に来てもらうことに。
直接連絡せず、前任店長を挟んで連絡していたので知らなかったのですが、女性でした。
歳は30半ばくらいだけど、かなりの美人。
内心、ドキドキしていたのも束の間、さっそく耳を疑う言葉が。
「例のあの人、また怒ってる」
「え?だって御札張り替えたんですよね?」
「そうね。その時はそれが原因だったから収まったけど、今回はまた別のことかも。本人に聞いてみるしかないね。」
(マジか…)
霊感女性の後ろをついて例の部屋に向かう途中、
「他にも霊障があるんだって?でもそれは例の人が怒ってるから活発になっているだけで、悪さはしないはずだから安心していいからね。」
「はい」
(怖がっている時点で充分悪さなんですが…)
廊下の奥を左に曲がって3つ並んだ小部屋の真ん中で足を止め、
「ここね。」
と一言、おもむろに部屋の扉を開ける。
すると一瞬で重苦しい雰囲気が流れでてくる感覚を全身で覚えました。
「あなた霊感はあまり強くないのよね?霊感が強い人のほうが危ないからよかった。」
と言い、かなりまずいことになっているのが悟れた。
「御札は問題なさそう。でも、原因が解らないと質問もできないから、ここ最近で変わったことがなかったか従業員さんに聞いてもらえる?」
「え?今日は?」
「今日は何もできないね。気休めにお供えだけして立ち去ろう」
といって、用意してあったワンカップとミカンとかリンゴとか置いてその場を去りました。
「従業員さんを怖がらせないようにそれとなくね。なにか分かったら連絡ちょうだい。これ番号」
と、連絡先を教えてもらい、その日は帰っていきました。

37 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 12:20:28.70 ID:CxKCxNAD.net
見てるで 続きはよ

38 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 12:23:38.89 ID:JyqVm428.net
はよ

39 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 12:26:43.54 ID:TCU/G70D.net


40 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 12:35:38.10 ID:0/7W0ZTJ.net
その日から3日かけて従業員たちに聞いてまわったところ、それらしい事が判明。
最近出入りするようになった客が、昔ここで働いていたと言っていたらしい。
もしかして女を捨てた野郎か!?と思った私は、直接その客に聞いてみることに。
しかし、私の勘は外れてました。
その客は女性で、たしかに当時ここで働いていたが、死んだ女性とはただ同じ職場だったというだけ。
当時は住み込みの従業員の為に食事を作ったり洗濯をしてあげる人が数人いて、その方もその一人だった。
年齢的にも当時の死んだ女性とは年齢差があったので、三角関係とは思えないからたぶん本当の話。
自殺した話が広まり、気味悪がった常連がごっそりいなくなったことで経営が悪化し、身の回りの世話をしていた従業員はみんなクビになったそうな。
死んだ女性とは特に仲良かったわけでもなく、死んだときもなんとなく顔を思い浮かべられる程度だったらしい。

41 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 12:42:48.73 ID:YMkDjShr.net
はよはよ

42 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 12:42:55.14 ID:0/7W0ZTJ.net
クビにされたのが不満でこの店には近づかなくなったのだが、いつも通ってる店がリューアルオープンのために長期休館になっており、チャリで来れる店がここしかなかったので仕方なく来たのだそうw
昔は活気があって良い店だったとか、私ですら知らない機種を並べ立てて今のパチンコは騒がしいだけで面白くないだとか聞かされた。
死んだ女性についてなにか知らないか聞いてみるも、まともに話したこともないから噂程度しかしらない。
男が他の女と逃げて首吊り自殺したってことと、首を吊る為に天井の換気口を外して屋根裏の柱にトラロープをくくりつけていたということだけ。

43 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 13:00:23.17 ID:0/7W0ZTJ.net
(ああ、天井裏に御札があったのはそういうことか)
と思った程度で収穫はなかったが、一応霊感者に報告することに。
すると、霊感者はこんなことを言ってました。
「直接関わりのない人でも、当時のことを思い出させるのに事足りる人との接触は感情を波立たせるのには充分。
霊はどんなに時間が経ってても、当時の事を鮮明に覚えてるからこそ存在し続けることができるの。
だから、彼女にとっては炊事係であったそのお客さんの顔を見ただけで当時の感情がまた鮮明に蘇った。
もちろん男に捨てられた無念もね。
原因がわかればなんとかなると思うから、今晩またお伺いします。」
フットワークが軽くて助かる。
その晩も前回のように待ち合わせをし、いざ。
部屋に入ると相変わらず重苦しい空気。
誰もいるはずのない空間になにかの気配を感じました。
霊感者は落ち着いた声で質問を始めました。
「○○さん(お客さん)の姿を見て、思い出したゃったの?」→yes
「でも、もう彼はいないのよ?ここの人たちを怖がらせてはダメでしょ?気持ちを落ち着かせてくれない?」→no
どうやら怒りで見境ないようだ…。
ここで、私に向かって
「どしよう?今回はちょっと収まらないかもね。」
「収まらないってこのままってことですか?」
「いや、このままにしておくと悪影響しかないだろうから、放っておくっては出来ないよ。」
「では、どうするんです?」
「不本意だけれど、お祓いするしか…」
(ちょっとまて、祓えるなら最初から祓ってくれればよかったのでは!?)
「一旦席を外しましょう」
といって、事務所に移動。
「○○さん、祓えるならさっさと祓ってくれってさっき思ったでしょ?」
「はい…。」(見透かされてる…)

44 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 13:08:22.58 ID:0/7W0ZTJ.net
「私には祓うほどの力はないけど、御札の力を借りれば祓うこともできるの。でも、強制的に排除すると、そこには霊的にぽっかりと穴が開いたような状態になって、あらたに別の霊が住み着きやすいの。だから無理にお祓いはしないで落ち着かせるのが私のスタイルなの。」
(共存てこういうことか…)
「でも、今回はそのお客さんのせいで収まりつかなそうだから、お祓いすることにします。その代わりに祓ったあと一年はあの部屋を霊的に清める必要があるので、月に一度は線香とお供えものを欠かさないようにね。」
「わかりました。お願いします。」
「実は、連絡をもらった時点でお祓い用の御札は用意してきてるの。これから始めるけどいい?」
「はい。(心の準備が必要なほど壮絶なものなのかな…)」
私の承諾を得ると、よいしょっと重い腰をあげるような動作をし、気が進まないような重い足取りで部屋に向かい始めました。

45 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 13:22:01.94 ID:0/7W0ZTJ.net
部屋に着くと、手荷物から簡単なお供えキット(?)みたいなものを取りだし、セッティングしてから、
「申し訳ないのだけれど、貴方はここの人たちにとって忌み嫌われる存在となってしまいましたので、これから除霊させていただきます。
願わくば、改心し成仏していただけることを切に願います。」※ちょっと聞き取れないような難しい言い方だったけどこんな内容
その後、天井裏の御札を剥がし、代わりに持ってきた御札を貼ったと思ったら
「これで終わりました。」
「え?これだけ?」
「はい。なんかすごい御祈祷みたいなの想像してました?w」
「ええ、なんか憑依してぐへへへお前を殺してやるーとかそんなのを…」
「テレビの見すぎですねw実際にはこれだけで効果は発揮します。ああいうのは演出ですよw」
「そんなもんですか…w」
「そんなもんですw で、忘れてもらっては困るのですが…」
「ああ、線香とお供えものですね」
「はい、今日から一年は続けてください。半年もやれば充分なのですが、悪い霊が寄ってこないように念入りにお願いします。」
「あ!あの…。他にも2体ほどいるのですが…。」
「大丈夫ですよ。さっきの女性に寄ってきていた霊なので、いなくなったらまたさ迷ってどこかへいってしまうはずです。」
「……!ありがとうございます。これ、少ないですけどお礼です。」
「いえいえ、私はこれでお金を貰ってやっているわけではないので結構ですよw従業員さんたちにご馳走してあげてくださいw」
「いや、そういうわけには。では、ご飯でも奢らせてください。」

46 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 13:27:17.60 ID:fOLQfei2.net
私怨

47 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 13:30:36.86 ID:0/7W0ZTJ.net
「あ、気が緩んだらお腹が空いてきたと思ってたんですよねwラーメンでも奢ってもらおうかなw」
「え?ラーメンて今朝の6時ですよwファミレスくらいしか開いてないかとw」
「ファミレスにもラーメンあるでしょ♪」
で、ファミレスで二人で朝っぱらからラーメンと餃子を食べてお開きw
それからしばらくの間、極稀に階段のヤツがいるくらいで、ハイヒールはいなくなり、その階段のヤツも半年も過ぎた頃にはいつのまにかいなくなってました。
居なくなると居なくなるで、なんだか寂しい気がしてくるのが不思議。
それでも言い付け通りに一年は供養(?)を続け、その後ほどなくして私は退職しました。
霊が原因ではないのだけれど、一年は経って今回の騒動に決着がついたと思ったときに、なんとなく気持ちが冷めてしまったからです。
ちなみに、店長のときの私の給料は手取り33万しかありませんでしたw
ボーナスも業績不振からもう何年も出ていなく、世間の風当たりも強いわりに魅力のある仕事とは思えなくなったので。

48 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 13:36:35.53 ID:fOLQfei2.net
後日談は?

49 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 13:37:30.83 ID:0/7W0ZTJ.net
最後に

パチンコ店はなにかとこのような霊話を聞きますが、たぶん事実のものも多いと思います。
事件後も、下心ありで何度か霊感者の方とお話したのですが、パチンコはギャンブル場のなかでも特に負のエネルギーが満ちているとのこと。
店長だった私だからこそ解るのですが、1日の売り上げが1000万あったとして、そのうち200万〜300万は粗利として抜いてるんですから、そりゃそうです。
この中で月間プラスにできる人なんて極々僅かの一握りの豪運の持ち主か生業としてるプロの人だけです。
そんな場所には霊が集まりやすく、しかも質の悪いのが特に集まりやすいのだとか。
パチンコ好きな方はのめり込み過ぎないようにお気をつけください。。。

50 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 13:38:29.57 ID:CxKCxNAD.net

おもしろかった

51 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 13:40:18.17 ID:TCU/G70D.net


52 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 13:41:40.24 ID:YMkDjShr.net
おもろかった

53 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 13:42:09.85 ID:0/7W0ZTJ.net
後日談というかなんというか、私がいた頃は横ばいを維持していたのですが、辞めたあとは業績悪化が止まらず、1パチ専門店になって延命措置をしたものの、今では1パチですら客が飛んでしまっており虫の息だそうです。
1パチ専門店なんて儲けないですからねw
人件費や経費は4円と変わらないのに、儲けは1/4なんだしw
大手の併設店は1パチにも新台バンバン入れてくるから、専門店は生き残れないw

54 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 13:45:24.10 ID:L5lATyLg.net
よくトイレで客が首吊るからね

55 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 13:46:37.18 ID:fOLQfei2.net
霊感ある美人さんとは付き合えなかった?

56 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 13:50:06.19 ID:TZAQh+9l.net
お疲れ様
面白かった

57 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 13:57:41.83 ID:bdcfzrvC.net
>>53
業績が横ばいだったのはあなたに実力があったからかな?

58 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 13:59:48.37 ID:TCU/G70D.net
>>57
もあるかもしれんが1番は法律の改正だと

59 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 14:04:48.96 ID:0/7W0ZTJ.net
>>55
ええ、残念ながらご婦人でした;

>>57
実力というか、お客は前々店長のときに既に飛んでいたので、前店長も私も無理に客寄せなどせず、常連さんとうまくやるスタイルでしたので横ばいw
新任店長はイケイケで、かなりの経費を使ったわりに業績を上げられずすぐに交代させられたらしいです。
そのあと1パチ専門店になったみたいですね。
もうどうにもならなかったんでしょうな。

60 :◆RAVEN..YEA @\(^o^)/:2016/10/10(月) 14:40:08.03 ID:kP/1BMbf.net
お憑かれ様でした

61 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/10(月) 16:01:51.61 ID:kmyRqiGa.net


62 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/11(火) 12:24:54.83 ID:eP77mMO/.net
もしかして埼玉県蕨市のお店ですか??

63 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/11(火) 14:26:07.96 ID:0/mzS7tb.net
>>62
いえ、関東圏ですがそこでは無いですね

64 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/11(火) 15:20:27.52 ID:eP77mMO/.net
レスありがとうございます。
5年程前に社員として勤めていましたが、
自分が勤務していたお店と作りがそっくりでビビりました。

仮に同じであろうと違う所であろうと、辞めていて今は違う業種なので関係ないのですが、
ちょっと気になりましたので、お返事いただきましてありがとうございました。

65 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/11(火) 16:10:34.75 ID:0/mzS7tb.net
>>64
作りが古い店は二階に居住スペースがあることが多いですねー。
私がいた店は風呂場もあって食堂もありましたが正直気持ち悪かったです。

66 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/11(火) 17:30:07.56 ID:eP77mMO/.net
食堂とかありましたねー、店は違えど霊についても凄く似たようないわくがあったので、
ビビってますがお店が違うという事で安心しました。

私が勤めていた店のお札は、
誰にもバレないように遅番勤務の時に剥がしてしまったので、、、、、

67 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/11(火) 18:15:03.29 ID:KBuivmHE.net
元々、霊感があったのですか?

68 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/11(火) 18:20:05.69 ID:2Y+n15hM.net
>>66
御札剥がしたらまずいのではw

>>67
心霊体験は幼少の頃に少しある程度で、大人になってからは見えたりはしません。
ちょっと人より敏感に感じる程度?

69 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/11(火) 19:07:43.46 ID:7ho8zDU5.net
何か他に体験した幽霊話をお願いします

70 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/11(火) 20:08:24.87 ID:bD+09qL/.net
では、短い話ですが幼少の頃の体験を

小学3年生くらいの頃の話です。
寝苦しい夏休みのある夜。
当時二段ベッドの二階で寝ていた私は、妙なうなり声のようなもので目が覚めました。
う〜ん…う〜ん…
というような少し高めの声で、女性のような子供のようななんともいえないトーンでした。
寝ぼけていた私は下で寝ている弟が暑くてうなされているのかな?と特に気にせず、また横になり目を瞑ったのです。

71 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/11(火) 20:14:13.24 ID:bD+09qL/.net
弟のうなされる声が気になりながらも、その内ウトウトとし始め、やっと寝れそうだと思った瞬間。
家の外からガタン!と大きな物音が聞こえ、またしても目が覚めてしまいます。
猫かな?犬かな?と思っていると、弟がまだうなされていることに気がつきます。
どこか具合が悪いのかもしれないと心配になり、薄暗い視界のなか、二段ベッドの梯子を確かめるようにゆっくりと降りる私。
あと二段か三段てところまで降りて気がつきます。
うなされてるのが弟でないことを…

72 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/11(火) 20:18:39.28 ID:bD+09qL/.net
あれ?弟じゃない?だったら誰の声だろう?お母さん?お父さんにしては声が高いし……
そんなことを考えていると、ふとうなされる声は部屋の壁の向こうから聞こえてきているような気がしました。
誰かいるのかな?
心霊現象や変質者や犯罪者などへの恐怖心がその頃はなく、なんのためらいもなく部屋の窓のカーテンを少しズラして外を見回しました。

73 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/11(火) 20:24:49.36 ID:bD+09qL/.net
パッと見た感じでは誰かいるような姿はなく、おかしいな?声はまだ聞こえるのに…
と、もっとよく見えるようにカーテンを大きく開けたのです。




引き違い窓の左側に立っていた私とは反対の右側にソレは居ました。

74 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/11(火) 20:31:44.22 ID:bD+09qL/.net
窓を背に、髪の長い女性らしき人影がそこにありました。
私はびっくりして開けたカーテンをすぐに閉め、少しの間固まっていました。
なにせ、私の家はアパートの二階です。
しかも私と弟の部屋にはベランダなどは無く、窓の外に人が立つスペースなどないはずです。
少しずつ状況を理解していきながら寝ぼけていた頭もハッキリとしてきたこともあり、怖くなった私は弟を叩き起こして窓の外に誰かいる!逃げなきゃ!みたいな事を言いました。
すると起こされた弟が言いました。

75 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/11(火) 20:32:04.85 ID:bD+09qL/.net
え?あの人いつもいるよ?

76 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/11(火) 20:38:52.65 ID:bD+09qL/.net
一瞬固まり、そのあとはなにかわけのわからないことを叫びながら両親を起こしにいった記憶があります。
両親に一生懸命説明し、窓のカーテンの向こうを確認してもらったのですが、誰もいません。
寝ぼけていたんでしょ(笑)早く寝なさい。
と去ろうとする両親を引き留め、弟も知ってる!弟は窓の外にいつもいるっていってた!と。
するとやっと目が覚め始めた弟が、そんなこと言ってないよ。眠いから寝かせて〜…と目を閉じてしまいました。

77 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/11(火) 20:43:27.59 ID:bD+09qL/.net
こうなると私が疑われて何を言っても無駄だと悟った私は、とにかく怖いから今日はお母さんと寝るとわがままを言って、居間で一緒に寝てもらったのです。
母が隣にいることで安心して眠れました。
翌日弟に、昨日いつもいるって言ったよね?と問いただしたところ
「うん、言ったよ。でも、ぼくの夢の中のお友だち、なんでお兄ちゃんが知ってるの?」

78 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/11(火) 20:45:33.30 ID:bD+09qL/.net
(夢?あれは夢?)
わけがわからなくなった私は、この事について考えるのをやめました。
もちろん、その後は夜中にカーテンを開けることもありませんでした。

79 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/11(火) 20:48:02.83 ID:bD+09qL/.net
私が中学生になったころ、アパートは手狭だということで同じ地域のマンションに私の家族は移り住んでいました。
そして、通学中に同級生からあることを聞いて当時の恐怖体験を思い出すのです。

80 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/11(火) 20:49:38.44 ID:bD+09qL/.net
昔のことらしいんだけど、あのアパートに住んでたうちの学校の生徒が自殺したって噂知ってる?

81 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/12(水) 00:12:30.35 ID:qFXGGVRl.net
はよ

82 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/12(水) 00:15:08.44 ID:c0wIyHBH.net
>>81
オチですw

83 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/12(水) 00:22:49.15 ID:c0wIyHBH.net
当時住んでいたアパートの隣の隣にjcがいて、イジメに耐えられず車道に飛び出して自殺したんだそうです。

さて、明日は
1、消えないテレビ
2、廃墟のラブホでぐるんぐるん
の二本立てでお贈りします。

84 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/12(水) 00:46:31.80 ID:3tBtc2KU.net
弟も霊感あるのか?w

85 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/12(水) 00:51:24.43 ID:qFXGGVRl.net
パチ屋でバイトしてたけど
霊的なのはなかったな
二階に一般家庭のリビングみたいなのはあったけど、使われてなかったのは…

ラブホはおれも二回怖い思いしたわ
両方シャレにならんやつ
やはり集まるのかあそこは

86 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/12(水) 00:51:54.07 ID:c0wIyHBH.net
どうなんでしょう?
それからというものの、霊を見たとか聞いたことないのでw
今度聞いてみようかな…

87 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/12(水) 02:26:19.16 ID:++oI6jfu.net
面白かったけどちっと怖くなったw


88 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/12(水) 03:03:54.95 ID:yVmylwFM.net
元パチンカスなので興味深く読ませてもらった
パチ屋にこういう話が多いとは初耳やー
でもたしかに負のエネルギーは多いのかもしれないw

89 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/12(水) 09:08:32.96 ID:wQhKOxXU.net
【消えないテレビ】

これも私が幼い頃の体験です。
当時(例の)アパートに住んでいたのですが、この出来事があったよはその1年くらい前だったと思います。
まだ幼い私達兄弟は、なにかと理由をつけて両親と一緒に居間に布団を敷いて寝てもらってました。
寝室にベッドがあるのに、わざわざ布団を敷かなくてはいけないので、「えー!?またぁー!?」と嫌がられたものです。

90 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/12(水) 09:15:32.66 ID:wQhKOxXU.net
この日もいつもの調子でお母さんに頼み込み、居間で家族並んで寝ることになりました。
といっても、両親も一緒に布団に入るのではなく、しばらくビールとつまみで晩酌を楽しんでから布団に入るのがお決まりのパターン。
その日もいつものように晩酌をしながらテレビの音量を小さくしてなにか映画を観ていたと思います。
いつもは布団に入ってすぐに寝てしまうのですが、なぜかその日はなかなか寝付けず、布団に隠れてテレビを観ていました。
たしか西部劇のような古めかしい映画だったと思います。
ついつい夢中になって最後まで観てしまい、興奮覚めやらない時にお母さんにまだ起きていることがバレ、早く寝なさい!と怒られたのを覚えてます。

91 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/12(水) 09:21:35.20 ID:wQhKOxXU.net
両親も布団に入ってきて皆が寝静まった頃、私は映画の内容を思い返してしまいなかなか寝付けずにいました。
どうにも寝れなく、また面白い映画がやっていないかなとテレビの電源をつけたのです。
しかし、当時は深夜帯にやっている番組などなく、どこのチャンネルも砂嵐がただザーザーと映るだけ。
ひととおりチャンネルを回したあと、諦めて寝ることにした私は寝る前にトイレにいくことにしました。
トイレは居間からも見える位置にあり、トイレから出たときに居間が見渡せる造りになっています。

92 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/12(水) 09:26:36.79 ID:wQhKOxXU.net
小便を気持ちよく出してさて寝るか、とうつむきながらトイレを出ると、居間が少し明るいことに気がつきます。
さっきトイレに行く前に消したはずのテレビがついており、画面には砂嵐が映されています。
あれ?ちゃんと消せてなかったのかな?と不信に思いつつも自分のせいだと決めつけてテレビの電源を消し、布団に入り込む私。
首まですっぽりと布団をかぶった形でウトウトとし始めた頃、突然テレビがまた勝手につきました。

93 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/12(水) 09:30:49.85 ID:wQhKOxXU.net
私は幽霊の仕業とか思うより、夜中にテレビを勝手につけて壊してしまったのではないかと、それがバレたら両親に怒られるかもしれないという恐怖で、ドキドキしました。
そんなことを思いながら、布団から半身だけもぞもぞと出して、またテレビの電源を落とします。
すると今度は消してもすぐに電源がついてしまいます。
とうとう壊れたと思った私は両親が起きてしまわないかという恐怖でパニック状態に。

94 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/12(水) 09:37:08.68 ID:wQhKOxXU.net
何度も何度も電源ボタンを押してテレビを消しますが、勝手に映る砂嵐。
何度か攻防を続けるとついに電源を切ることすらできなくなりました。
とうとう壊れて怒られると思った矢先、画面の砂嵐に変化がおき始めます。
画面全体に散らばっている点が徐々に真ん中に集まり始め、画面の真ん中に濃い部分ができ始めています。
なんだこれ?と思ってじっと見つめていると、その点の集合体が何かの形になっていることに気がつきます。
大きさにして大人の握りこぶしくらい。
最初は丸に近い形でしたが、徐々に楕円になり、そこから少し変形してきています。

95 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/12(水) 09:41:59.06 ID:wQhKOxXU.net
両親に怒られるという気持ちが先行していた私は警戒心もなくただじっと見つめていました。
どのくらい時間が経ったでしょうか。
目がチカチカしてきたし、テレビが壊れたせいかなと思った私はもう一度テレビの電源を切ってみることにしました。
するとさっきまで何度試しても消せなかったテレビが一発でフッと消えます。
あー、これで怒られずにすむ…。
もう寝よう…。
とテレビから視線を外した直後、パッと画面が明るく光り、さっきの点の集合体が写し出されます。

96 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/12(水) 09:48:36.67 ID:wQhKOxXU.net
やっと寝れると思ったのに!と思ったのもつかの間、その点の集合体が急速に形を変え始め、画面の半分を占めるほどに大きくなったと思った瞬間。
そこにはモノクロの点で構成された女性の顔面が写し出されていたのです。
うつむいているその女性が顔をあげ、何かしゃべっているのですが、音量を絞ってあるせいでよく聞こえません。
音量を少しだけあげてしゃべっている内容を聞き取ろうと耳を澄ませた私は凍りつきます。
「…消したら出れないじゃない…」

97 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/12(水) 09:57:12.17 ID:wQhKOxXU.net
びっくりした私は思わずテレビの電源コードをつかんで無理矢理引き抜き、布団に潜り込んでお母さんにしがみついたのを覚えてます。
そのまま目を固く閉じてうずくまっているといつの間にか眠りに落ちたようで、翌朝お母さんに叩き起こされました。
するとお母さんが
「おかしいわねーテレビがつかないね。壊れたのかしら?」
と、テレビをガンガン叩く姿が…。
昨晩のことを思い出しながら、子供の浅はかな考えで電源コードに気づかないで!と思っていたと思います。
そんな願いも虚しく、
「あれ?電源コードが抜けてるじゃない!誰か足ひっかけたのかなー」
と電源プラグを挿すお母さん。
(終わった…。あの人が出てくる…!)
と目を閉じて固まっていると、テレビからはいつもの朝のニュースの音が流れてきます。
その音を聞いた私がほっとして目を開けた瞬間、画面がザッと乱れ、昨日の女の人が映ったように見えました。
(ひっ!)
と声をあげそうになった直後、プツッ…とテレビは消え、二度とつくことはありませんでした。

98 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/12(水) 10:02:04.06 ID:wQhKOxXU.net
結局そのテレビは壊れたという結論になり、古かったこともあって新品のもっと大きなテレビをみなで買いにでかけ、夕飯のときには
「やっぱり画面が大きいといいねー」
「だからあんなオンボロ捨てて新しいの買おうっていったじゃない〜」
「あれは思い入れがあった品だからなかなか捨てられなかったんだよ」
とかそんな話をしながら家族が楽しく夕飯を食べてる中、私一人こんなことを考えてボーッとしてました。
(あのテレビが壊れなかったら、あの人があそこから出てきたのかな…。壊れてくれてよかった…。)

99 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/12(水) 14:23:11.56 ID:wQhKOxXU.net
【廃墟のラブホでぐるんぐるん】

これは私が成人を迎えてしばらくのことです。
お盆も過ぎたのに妙に暑苦しい夜のこと、仲のいい友人数人と肝試しにいこうという流れになりました。
いつも5人で遊んでいた仲間に加え、たまたま遊びにきていた友人の彼女とその友達も合わせて7人。
車を持っている私と、もう一人の友人の車に乗り込んでとりあえず近くのコンビニに移動。
軽く腹ごしらえをしながら、
「肝試しっていってもどこにいく?」
「あまり怖いところは嫌よ。」
「あそこは前に行ったしなぁ。」
などとだべっていたいたところ、友人の一人が、
「あ、そうだ。千葉にある潰れたラブホテルがあって、怖いらしいよ!」
と言い出しました。

100 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/12(水) 14:28:15.74 ID:wQhKOxXU.net
「え!?いまから千葉までいくのかよw」
「俺が運転するんだしいいべw」
などと勝手に話が進められ、
(俺も運転なんだけどまあいいか)
と賛同することにしました。
「じゃあ決定ね!あまり遅くなると明日仕事のやつもいるしわりーから、高速乗っていくべ。高速代は車出さない人で負担てことで。」
「おっけー」
夜のドライブは嫌いじゃないし、友人の彼女の友達に少し気があった私は肝試しだろうが居酒屋だろうが正直どこでもよかった。
彼女連れの友人が俺の車に乗ることになったおかげて、後部座席には友人と彼女、助手席にはその彼女の友達という理想的な組み合わせ。

101 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/12(水) 14:34:59.31 ID:wQhKOxXU.net
私の愛車は音楽にこだわって自分で取り付けや防音処理をしたオーディオカー。
重低音を響かせてノリノリで目的地に向かってました。
一方、先導するのは目的地を決めた友人を含む野郎3人組。
後で聞いた話では、俺がその子に気があるのを知っててわざとそういう振り分けにしてくれたそうですw
京葉道路を南下してしばらくすると高速を降りてまたしばらく車を走らせていると、竹やぶの前でハザードを焚いて先導車が停まり、私もそのすぐ後ろに車を停めて「着いたみたいだよ」と車を降りました。

102 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/12(水) 14:48:11.43 ID:wQhKOxXU.net
周囲を見渡すと、そこは竹やぶに埋もれてはいるものの、汚れた電飾看板がそこがラブホテルであったことを示していました。
時間は午前0時を少し回り、山道に近いその道路はほとんど通行する車も無く、シーンと静まり返っていて不気味さを際立たせていました。
「これ、どっからはいんの?」
「えー!?ここに入るの?虫といっぱいいそうでやなんだけど〜」
そんな言葉は耳に届いていないとばかりに、友人のひとりが
「ここまで来たんだから行こうぜ。みんなで行く?それとも二組に別れる?」
と言い出しました。
「それじゃ、同じ車のメンバーでいこうか!」
となり、こちらは男二人と女二人、あちらは男3人という組み合わせに。
「女どもにこのまま先に行かせるのもなんだし、俺ら先に入って道開いとくわ」
と、獣道のようになった入り口らしき空洞を竹を踏み倒しながら進む男ども。
「いいとこあるじゃん♪」
と女二人もご機嫌に。
(しまった。いいところ持っていかれた)
なんて思っていると、
同じ組の友人が
「そろそろいいんじゃない?俺らも入ろうぜ」
と、彼女の手をひいて進み始めました。
「おー、仲がよろしくていいですねー」
などとイジりながら、残った私とA子(友人の彼女の友達)も続いて進みます。
多少進みやすくはなってるけど、飛び出た枝や蜘蛛の巣が女性には受け入れがたいものだったのでしょう。
気がつくとA子は俺のシャツの裾を握ってついてきていました。
(くぅ〜!かわいいなこいつ!)
なんて浮かれていると、
「お!?あれが部屋かな?」
と前を歩いていた友人が足を止めました。

103 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/12(水) 14:58:53.72 ID:wQhKOxXU.net
「どれどれ?」
と友人の隣にいき前方を見ると、そこには竹に囲まれたバンガローのような建物が。
もう少し近づいてよく見ると、部屋の種類や料金が示された電飾看板があったので、
「これって受け付けじゃね?」
と中を覗きこむと、事務机やフロントらしき窓などがあります。
「やっぱりそうだね。ここで受け付けを済ませて、奥にある部屋に入るシステムぽいな」
と、先ほど見かけた電飾看板をあらためて見ると、敷地には孤立した部屋が10箇所ほど散らばっており、その部屋と部屋の間隔は20mほどであることがわかりました。
「てことは、あいつらはこの先の部屋に向かったっぽいな。俺らも行こうぜ。」
と、進もうとしたとき、ぐいっと服を引っ張られて足を止められます。
服をつかんでいたのはA子。
「どうしたの?」
と聞くと、
「あっちから視線を感じるんだけど誰かいない?」
と怖いことを言い出します。
A子の指差す方に目を凝らしてみるも、誰かいるような気配はありません。
「ん〜?誰もいないよ?影がそう見えるだけじゃない?ほら、あいつらいっちゃったから追いかけなきゃ。」
とさりげなく手をとって進み始める俺。

104 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/12(水) 15:05:53.23 ID:wQhKOxXU.net
(ナイス俺!)
なんてことを思いながら、別の意味でドキドキしていました。
進むにつれて、風の音や虫にいちいち反応して握る手に力がはいるのがまたかわいい。
完全に邪なモードで肝試しを楽しみ始めていたのを邪魔したのは男3人組。
「お前ら手なんて繋いじゃって○○はいいなー」
「ヒューヒュー♪」
「そのまま付き合っちゃえばw」
みたいな冷やかしを受け、A子は繋いでいた手を離し、さっと後ろに隠してしまいました。
「ごめんね、こいつら馬鹿だから気にしないでね」
なんて取り繕ってはみたものの、内心はいいムードだったのにぶち壊しやがって的なことを考えていました。

105 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/12(水) 15:19:45.00 ID:wQhKOxXU.net
すると、自分と一緒の組の友人が
「で、どうしたの?俺ら待ってたの?」
と聞きます。
「あ、そうそう。ここの部屋が怖いって有名なんだってよ。だから待ってたの。」
「ラブホの敷地全部じゃなくてこの部屋だけ?てことは、この部屋でなんかあったの?」
「噂だけどね、この部屋で男が女に殺されて、その女も自殺したらしいよ。」
「マジ!?ちょーこえーじゃん!」
「だろ?その事件のあと、この部屋は閉鎖されてたらしいんだけど、噂が広まっちゃって客がこなくなって閉めることになったんだってさ。」
「閉鎖?でも空いてるぞ?」
「どうせ肝試しにきた連中がこじ開けたんだろ。中見てみようぜ。」

106 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/12(水) 15:29:05.69 ID:wQhKOxXU.net
その部屋は窓の外から板のようなもので打ち付けられていた跡があるが、無理矢理破られていました。
すりガラスも割れてすでに無く、中を覗こうとすれば見える状態。
「えー。私達怖いからやめとくー。A子ちゃんとここで待ってるよ。」
「わかったわかった。じゃあそこから見てろよ。」
と、友人のひとりが言い、男どもは全員中に入ることに。
入り口からはいると、そこがかつてはラブホテルの一室であったことが容易に想像がつくインテリアが逆に怖さを引き立てていました。
中は荒れ放題で、事件のせいなのかその後の肝試しの連中のせいなのかわからないほど荒らされており、壁のシミも血なのかカビなのかわからないほど汚れています。
一通り物色したあと、私は飽きてしまい、
「一服しよ」
と、言ったあと、部屋の隅のほうでタバコに火をつけた瞬間、
「キャーッ!」
と突然の悲鳴。

107 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/12(水) 15:37:07.82 ID:wQhKOxXU.net
入り口付近だった私はすぐに飛び出て、女の子の近くにいき、
「どうしたの!?」
と聞くと、
「いま、○○君が火をつけた瞬間、△△君の頭のうえのコードがぐるぐる回ってるのが見えたの!」
「そんなの風だろw」
「そんな感じじゃないって!ほんとぐるぐる回ってたんだって!」
「はいはいw」
「おーい、どうしたぁー?虫でも飛んできたかぁー?」
と部屋の中から△△の声が聞こえてくる。
「いやー、女どもがお前の頭のうえのコードがぐるぐる回ってたって言うんだけど、風のせいだろって言ってたところw」
「はぁ?部屋の中だから風なんてねーしw怖いこと言うなよw」
「え?風入ってこない?おかしいな。」
と、おもむろに窓から手を差しのべてライターの火をつけあたりを照らしてみました。
「お、おい!回ってる!回ってるって!」
私の声に驚いた男どもは△△の頭上をみるなり、
「うおぁ※△○※×#」
と声にならない変な奇声をあげて飛び出してきました。

108 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/12(水) 15:43:55.07 ID:wQhKOxXU.net
「やばい!やばいよここ!早く出ようぜ!」
と、みんなビビってしまって敷地の外に非難することに。
私はちゃっかりA子の手を繋いでいましたw
車まで戻ると、とりあえず近くのコンビニまで移動しようということになり、車に乗り込むと走りだします。
すると、前を走る友人の車がどんどん加速していき、あっという間に見えなくなりました。
私は女の子を乗せているし危険な運転は出来ないと思い、焦ってはいたものの安全運転でしばらく進むと、最寄りのコンビニに友人の車が停まっているのを発見。
そのまま横につけて車を降りました。

109 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/12(水) 15:49:11.03 ID:wQhKOxXU.net
「やべぇーやっちまったよ」
もう一人のドライバーががっくりと肩を落としているので、
「どうした?具合でも悪くなったか?」
と聞くと、逃げる途中にオービスにひっかかってしまったらしい。
「やばいよ。免停かも。社長に怒られる…」
と運送業をしていた友人を慰め、その日は地元に帰ってから解散することに。
帰る途中、女の子ふたりを家まで送り届けるオマケ付きで、地元に着いたのは午前5時をまわっていました。
「なにもないとおもうけど、しばらくは気を付けろよ」
と言い残し、解散。

110 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/12(水) 15:56:18.12 ID:wQhKOxXU.net
その後、7人の身になにか事故や怪我などはなく、肝試しのことなど忘れかけていたころ。
また皆で集まっていたときにオービスにひっかかってしまった友人が言いました。
「そうそう、スピード違反で呼び出されて出頭してきたんだけど、見せられた写真が変でさ。
車とかナンバーはくっきりと綺麗に写ってるのに、乗ってる俺らの部分だけ白くぼやけてて誰が誰だかわからなかったのよ。
警察もこんなの見たことないって首かしげてたけど、霊の仕業かね…」
一同、少し沈黙したあと、
「ま、まあ、事故とか怪我もなかったし、お前が罰を受けたことで許してもらえたのかもなw」
「罰にしちゃちょっと重かったけどなw免停で減給されたわw」
「もう肝試しはやめよw」
「そうだなw」

111 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/12(水) 15:57:35.25 ID:wQhKOxXU.net
なお、A子とはその後あまり会う機会もなく、気にはなっていたものの連絡を取り合おうともしないでいたら、いつの間にか△△と付き合ってましたw

112 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/10/12(水) 20:51:01.80 ID:3tBtc2KU.net
誰かが連れて来てたりしてな

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