【プロ野球】オワコンまっしぐら? 新型コロナで緊急事態でも“足並み”そろわず

臼羅昆布 ★

2020/03/20 21:30
https://www.cyzo.com/2020/03/post_234880_entry.html

プロ野球のセ・リーグ、パ・リーグ12球団が18日、新型コロナウイルの影響で公式戦開幕が遅れるため、3月20日から4月5日までに74試合の練習試合を組んだことを発表した。
　12球団をとりまとめるNPB（日本野球機構）はJリーグと合同で対策協議を行っているが、今のところ決まっているのは、公式戦開幕が4月10日以降に延期ということだけ。
「ナイトゲームになると照明、宿泊費などが余分にかかるので、練習試合はデーゲームが多くなりました。また、シーズン中のように6連戦にならないよう、
　練習日を設けるなど工夫した日程調整となりました」（スポーツ紙記者）
　球場の観客収入が大きな利益になっていたプロ野球興行。
先が見えない中、このままでは球界全体に大きな負担を出かねない状況だが、それでも各球団で足並みはそろっていない。
「練習試合は地上波民放テレビ局などで放送することもありますが、最も多くの視聴者数を網羅するのが携帯やタブレットなどで視聴可能なDAZNです。
　しかし、配信予定をよく見ると広島東洋カープの主催練習試合だけが見られないんです」（同）
最近では“カープ女子”が話題になるなど、球界随一の人気球団がなぜなのか、気になるところだが……。
「現オーナーはとかく地元メディアを優遇しまくる。時代錯誤もいいところで、配信開始の17年に中継したのは実はそのカープと横浜DeNAベイスターズの2球団のみで、
　翌18年は読売ジャイアンツを除く11球団に増えましたが、その後もDAZNでの全球団の視聴は実現していません。
　今は細かい利権にこだわる時ではない。シーズンが始まるまではファンをつなぎとめる意味でも、練習試合全試合を球団負担で無料配信してもいいほどの事態です。
　こんな歴史的な緊急事態でも足並みがそろわないプロ野球界は、それこそオワコンなのかもしれません」（同）