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工藤タコちゃん松永やふぞう「推し増しなら許すけど推し変は許さない」

14 :名無し募集中。。。:2021/06/16(水) 15:44:08.15 0.net
推し、燃ゆ 松永里愛

やふぞう
先日、宇佐美りんさんの『推し、燃ゆ』を読み終えました
主人公にとって自分の推しは自らの背骨と例えるほどかけがえのない存在でしたが
推しがファンを殴った事が原因で主人公の日常が段々狂っていく
というお話なのですが

一言でいうとすごくしんどかったです笑
私は映画を観たり小説を読んでもあまり感情移入しなくて他人事という感じで観てしまう部分があるのですが
すごく入り込んでしまいました

心理描写が辛かったです。
リアルというか主人公の心理がすごく伝わってきました
主人公は推しを推す事に毎日の幸せを感じている
推しが出ている作品も推しそのものも理解して解釈をすることに自分の全てを注ぐ
というスタンスなんです

この子は人並みの生活をすることさえままならないのですが、その事は自分が1番理解していて。
それって本当に辛い事だと思います
人が無意識に普段からやっていることが出来ないのも他人から理解されない苦しみももどかしくてどうしようもできない苦しみだと思います
高校は中退、アルバイトはクビになる
家族とはすれ違い、就職は全くできない。
一人暮らしを始めてみても”普通の生活”が出来ない

こんな主人公が唯一重さから解放されるのが推しを推している時
推しを『背骨』と表現するのも無理がなさ過ぎるくらいですよね。
背骨は頭蓋骨から骨盤までを支えていて、背骨が無ければ立つのも歩くのも出来ないですし、何より体の軸ですからね。
本当にね、表現方法がすごく素敵でした
読書が苦手な方でもあまり小説だと意識が無く、読めそうな気がしました

そして改めて応援していただけるありがたみを感じました
推してくださってありがとうございます
とまあそんなこんなで!
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