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【USD/JPY】新ドル円スレ13708【雑談・コテ禁・IP無し】

25 :Trader@Live! :2018/10/14(日) 18:30:02.49 ID:qJdPfWE4a.net
■ビクター・ニーダーホッファーの栄光と挫折

1997年7月、タイで通貨危機が起こります。
マレーシア、インドネシア、韓国と通貨危機は疫病のように広がります。
ずっと一本調子で値上がりしていたニューヨークの株価も10月に入り乱高下を繰り返します。
そして1997年10月27日、運命の日が巡ってきます。
この日、株価は朝から大暴落します。
あまりの売り圧力の強さに午後2時30分、取引は一時中断されます。
ビクターは経験を思い出し群集の心理を冷静に読んでいました。
「この下げは恐怖心から起こったもので必ず反騰する」
ビクターは株価の反騰に全てを賭けました。
具体的にはS&P500指数先物のプット・オプションを大量に売ったのです。
30分後、取引再開・・・株価は無常にも下がり続けます。
7.24%の暴落。
1日の下落率としてはブラックマンデー以来の大暴落でした。
ビクターには自信がありました。
株は明日必ず上がる。
それまでの辛抱だ。
ところがここで誤算が生じます。
取引金額が多過ぎたために5000万ドルの追証が発生してしまったのです。
期限は明日の朝です。
その夜、ビクターは顧客や知人を訪ね高利の謝礼で資金を得ようと奔走します。
株の暴落は連鎖して地球を一周します。
東京、香港、フランクフルト、ロンドン。
普段なら協力的な友人も暴落の連鎖を知り難色を示します。
ついに翌日の朝、ニューヨーク市場は開かれます。
寄り付きは売り気配でした。
状況を確認後、ビクターの建玉は全て強制的に整理されます。
ビクターは破産します。
さて、午前10時になりました。
株価は下げ止まり一転狂ったように暴騰します。
ビクターの売ったプット・オプション価格を遥かに超えて。
天才ビクターの読みはピタリと的中していたのです。

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