【GBP】ポンドはどうする？part4915

816 ：ワーグナー@全財産マイナス210万円：2018/10/20(土) 11:13:53.28 ID:cGUBDmuf.net

来週予想レンジ
ポンド円 143.00-150.00円
ポンドル 1.2500-1.3200

10月22日週の展望
　今週の欧州連合首脳会議では英国のEU離脱交渉について協議したが、EU首脳らは交渉の進展が不十分と判断し、最終合意を目指した11月の臨時首脳会議の見送りを決定した。
今回の首脳会議で、英国との将来の関係を定めた「政治宣言」の草案を協議し、11月中旬に正式合意の舞台として臨時の首脳会議を開催する段取りだったが、協議は今後も継続することになった。
最も難航しているアイルランドの国境問題は平行線のままで、EUは英国に現状を打開する代替案を求めたが、メイ英首相は提出しなかった。
「合意なき離脱」警戒感は根強く、来週もポンドは上値の重い動きが見込まれる。

　EU首脳会議ではメイ首相が退席後に「合意なき離脱」を迎えた場合への対応についての協議も行った。
アイルランドの国境管理問題で、EU側は域内で関税がかからないEUの関税同盟に北アイルランドだけを残すことを提案しているが、
英国は国内の分断を避けるために英国全体が一時的に関税同盟に残り、関税をめぐる新ルールが固まってから脱退することを望んでいる。
今後数週間、協議を続けるが、お互いに相手側の譲歩を求めている。
英・EU双方の議会での批准手続きにかかる時間を考慮すれば、12月の定例EU首脳会議がぎりぎりの交渉期限となる。
EUのトゥスク大統領は「合意がないまま英国が離脱する可能性がかつてないほど高まっている」と厳しい見方を示した。

　今週の英経済指標は強弱まちまち。6-8月の失業率は4.0％で横ばい、40年ぶりの低水準を維持し、平均週間賃金（賞与除く）は前年比+3.1％と約10年ぶりの大幅な伸びとなった。
一方、9月消費者物価指数（CPI）は前年比+2.4％と市場予想を下回り8月の+2.7％から鈍化した。
来週は注目の指標発表は予定されていない。もっとも、離脱をめぐる展開を見守っているなか、足もとの指標は金融政策変更の思惑につながっていない。