【テレビ】タレントは使わない、大げさなリアクションも無し…寿司職人の仕事を丁寧に映す　ＢＳ１２「早川光の最高に旨い寿司」が人気

シャチ ★＠＼(^o^)／

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141214-00000514-san-ent
今や世界中のグルメから愛されている日本のすし。回転ずしなど手軽な選択肢も増えているが、
職人とカウンター越しに向かい合い、やり取りをしながら味わうすしには格別のうまさと趣がある。

　ＢＳ１２　ＴｗｅｌｌＶ（トゥエルビ）の「早川光の最高に旨（うま）い寿司（すし）」（日曜午後８時）は、すし漫画「きららの鮨」原作者で、
すしに関する著作も多い早川光（ひかり）さんが、江戸前の名店を訪ね歩く本格すし番組。
今年４月の放送開始以来、職人の仕事ぶりを丁寧な映像に落とし込んでおり、着実にファンを増やしているようだ。

　番組構成はシンプルで、早川さんが毎回、主に都心の名店を訪問し、親方におまかせで１０貫、握ってもらう。
早川さんが１０貫を味わった後、もう一度食べたい１貫を選び、リクエストする－というもの。流れだけ追えば
最近はやりのゆるいグルメ探訪系番組にも思える。だが、この番組の最大の魅力は、映像から漂う心地よい緊張感にある。

　小骨の多いハモを手際よく骨切りしたり、クエなどの珍しい食材をさばいたり…。映像では旬の食材をしめる、
煮る、蒸すといった職人の技術が丁寧に映し出され、その熟練のわざを見ているだけで引き込まれる。
早川さんが、すしを味わいながら親方に食材や店の歩みを尋ねていくのも見どころで、
ストイックな仕事へのこだわりをとつとつと語る親方の言葉に、胸を打たれることも多い。

　もちろん、映像によって視聴者の食欲をあおる“飯（めし）テロ”“夜食テロ”ならぬ“寿司テロ”番組としても一級。
登場するのは東京・銀座の老舗が多いため、記者を含む多くの視聴者にとって敷居は高そう。ただ、
早川さんは地上波番組のタレントような大げさなリアクションをせず、味の感想もあくまで冷静。
それだけにすしのうまさに現実味が感じられ、「いいなあ…」と羨望が募ってくる。

　番組では節目に特番や番外編も放送しており、今年６月には「江戸前寿司入門」と題して早川さんと
有名店主がすし屋のマナーなどを解説。「初めて行く店には事前に電話予約し、
『○○円の範囲で』などと予算を伝えておくと安心」「『お好み』で自由に注文する場合、
白身など淡泊なものから頼むべきだという人もいるが、
基本的に好きなものを好きな順で注文していい」など、初心者にも役立つ内容だった。

　また、１２月２７日（午後２時～）には年末特番「早川光の最高に旨い寿司～寿司屋の看板！マグロスペシャル！！～」を放送。
早川さんが東京・四谷の名店で「マグロづくし」を味わうほか、青森・大間のマグロ漁をＶＴＲで紹介する。

　番組を通じて再確認させられるのは、すしとは単に味覚のみで味わうものではないということ。店に入って職人と向き合い、
言葉を交わし、五感でその場の空気感を満喫することこそが、すし屋の魅力といえそうだ。ああ、すしが食べたい。（三品貴志）

　「早川光の最高に旨い寿司」は日曜午後８時～同３０分、ＢＳ１２　ＴｗｅｌｌＶ（トゥエルビ）で放送中。隔週新作。
同チャンネルは無料で視聴できる。年末特番「早川光の最高に旨い寿司～寿司屋の看板！
マグロスペシャル！！～」は１２月２７日午後２時ほかで放送される。

【テレビ】タレントは使わない、大げさなリアクションも無し…寿司職人の仕事を丁寧に映す ＢＳ１２「早川光の最高に旨い寿司」が人気

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