【サッカー/ラグビー】五郎丸「サッカーと一緒になって地域を盛り上げていければ」

YG防衛軍 ★＠＼(^o^)／

　ラグビー日本代表ＦＢ五郎丸歩（２９）＝ヤマハ発動機＝が２７日、本拠地の静岡・磐田市のグラウンドで、
Ｗ杯イングランド大会から帰国後初練習を行った。通常の３０倍の１２０人のファンが訪れる熱狂ぶりの中、
１０本中８本のプレースキックを成功。早ければ３０日の練習試合・東芝戦（遠州灘海浜公園球技場）に出場し、
来月１４日のトップリーグ（ＴＬ）初戦（対トヨタ自動車、パロマ瑞穂ラグビー場）を迎える。

【写真】日本シリーズで始球式を行った五郎丸

　五郎丸がグラウンドに戻ってきた。Ｗ杯前は４～５人だった見学のファンが３０倍の約１２０人と地元でも
フィーバーが続く中、たくましい腕をむき出しにしたノースリーブのウェアで練習。「家に帰ってきた感じ。
２週間休んだ割に感触もいい」。リラックスした様子で約２時間、ほぼフルメニューをこなした。

　全体練習後、いつも通りプレースキックの個人練習を行った。体の前で両手を合わせ中腰になる
おなじみの“五郎丸ポーズ”からキックを決めるたび、ファンだけでなく選手からも拍手や指笛が沸き起こる。
一変した環境に照れ笑いしながらも「いいプレッシャーの中で練習できるんで」と前向きに捉えていた。

　実は、キック練習にもルーチン（決まり事）がある。蹴る地点は８か所。順番はいつも２２メートルライン中央から。
入れば次の地点へ進み、外したら同じ場所で入るまで繰り返す。すべて成功なら８本で練習終了。
この日は１０メートルライン中央と、１０メートルラインと左１５メートルラインの交点の２地点で１本ずつ外したが、
１０本（成功率８０％）で練習を終えた。

　またこの日、磐田市から市民賞特別賞を贈られることが決定。
「サッカーの街だが、ラグビーも認められたのかな。サッカーと一緒になって地域を盛り上げていければ」
と喜びを語った。

　３０日の練習試合、東芝戦は入場無料とあり、多くの来場が予想される。五郎丸は「行けと言われれば
（出場する）。私は『歩（ふ）』なんで。疲れてはいるが、ラグビーを知ってもらうためです」と出場する決意だ。
２８日は東京でイベント出演とテレビ収録を行うなど多忙を極める。五郎丸フィーバーは、まだまだ終わらない。
（勝田　成紀）

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