【芸能/歌舞伎】染五郎「市川から松本に変わります」

名無しさん＠恐縮です＠＼(^o^)／

吉右衛門の手記が朝日新聞に載ってて、
先代の幸四郎が新劇の連中と芝居をやってて兄貴も吉右衛門も一緒に出てたと
そのころ吉右衛門はまだぺーぺーで
父親の周りは歌舞伎の役者が甲斐甲斐しく世話してて
新劇の役者がそれが物珍しかったのかそれを見ててじゃんけんをやって勝った者が先代幸四郎になってお茶と言えば負けた奴がお茶を持ってくる
菓子と言えば菓子を持ってくると真似して遊んでて笑ってたらしい

新劇の女の役者がたくさんいて男しかいない歌舞伎の世界から見てときめいたけど兄貴は既にちやほやされてたが自分は相手にされていなかった
その後、親父の意向なんだが松竹から東宝に移籍して兄貴は既にスターで主役だが自分はほぼ無名の脇役
兄貴がインタビューで何か答えた後は違った考え方でも同じことしか言えない
再び松竹に戻った頃は主役が回ってくる存在になってたがそうなると役が兄貴と重なる
先輩に型を教わり独自の芸を磨き自分の居場所を完全に確立するまでは苦労した
そういうことが書いてあった

歌舞伎役者は親子兄弟でも野心があれば相手は自分を売り出すための踏み台であり道具であり
そうでないなら役を奪い合う邪魔な存在
幸四郎が意識していなくても吉右衛門にとってはそういう目に合わされた敵
ただでさえ上下関係の厳しい世界でそういうことであればなかなか大変だ
歌舞伎役者はライバルでもあり相手がいないと芝居が成り立たない仲間でもあるから
新作歌舞伎だ何だまるっきり独自な分野を切り開いた上でそこに呼んでやれば歓迎されるけど

歌舞伎役者が兄弟は基本仲が悪いと言うのも良くわかった