【サッカー】＜ＡＣＬ＞浦和レッズが必勝へ...アルヒラルかく乱作戦！１０年ぶりのＡＣＬ制覇へ向け“必勝戦術”を進行

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Ｊ１浦和が“かく乱作戦”で１０年ぶり２度目のアジアチャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）優勝を狙っている。アルヒラル（サウジアラビア）を相手にアウェーでのＡＣＬ決勝第１戦（１８日＝日本時間１９日）はあえて守備的に戦ったが、ホームで行われる勝負の第２戦（２５日、埼玉）は本来の攻撃的スタイルにガラッと変えるという。その裏には、用意周到な“必勝戦術”があった。

　浦和イレブンは２３日、さいたま市内で非公開での調整を行った。大一番に向けて決戦ムードが高まるなか、１０年ぶりのＡＣＬ制覇へ向け“必勝戦術”を進行させている。

　それは第１戦と全く違ったサッカーで臨むことだ。初戦は初対戦の相手とあって持ち味である攻撃的スタイルをあえて封印して慎重な試合運びを展開。相手の猛攻にさらされても１点でしのいで、後半は無失点に抑えての１―１と上々の結果で終えた。貴重なアウェーゴールを奪ったことで第２戦ではスコアレスドローでも栄冠に輝くメドが立ったが、第２戦ではＡＣＬ決勝まで勝ち進む原動力となった攻撃重視で突き進むという。

　ＤＦ槙野智章（３０）はその意図について「第１戦は僕たちの本来の姿ではない。向こうのチームが第１戦で、自分たちが守備的なチームだと感じてくれたらラッキー。いい意味で（相手に）サプライズを起こせると思う」と説明した。

　もちろん、ホーム＆アウェーにおけるアルヒラルの戦いぶりを分析した上で決めた作戦だ。チームの分析担当のほか、ＡＣＬ準々決勝で実際にアルヒラルと対戦したＵＡＥ１部アルアインのＤＦ塩谷司（２８）から生の情報を仕入れたという。この結果、ＧＫ西川周作（３１）は相手の戦い方について「ホームで勝って、アウェーでガチガチに守ってくると想定していた」と明かす。

　そんな相手に、仮に得意のスタイルで臨んで負けるようなことがあれば第２戦で逆転することは難しかったが、守備重視のスタイルでもアウェーゴールを取ったことで相手の攻撃的な姿勢を引き出せる。しかも相手はある程度守備を犠牲にせざるを得ないだけに、得点チャンスが増えて、攻めるサッカーが「ハマる」というわけだ。

　あとは攻め気になった相手の攻撃をしっかりいなせるかが、優勝へのポイントになってくる。槙野は「相手はゴールを取らないと勝てないから攻めてくる。苦しい時間帯を乗り越えたら光が見えてくる」と歓喜の瞬間を見据えた。

2017年11月24日 16時30分東スポWeb
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/13935873/