【日大】チア部パワハラ問題で女子学生側　監督解任に「場当たり的」大学対応に困惑

鉄チーズ烏 ★

　日大の応援リーダー部（競技チアリーディング）の女子学生が、同部の監督からパワーハラスメントを受けた主張している問題で、女子学生の代理人弁護士は１４日、大学が監督を解任したことへの受け止めを発表した。

　監督は問題が表面化した９日に日大から解任されたが「報道があったその日のうちに、当該監督が解任されるという動きがございました。この件については、当職らも報道を初めて知った状態で、大学側からの一切の説明や連絡はございません。日大側の場当たり的な対応については、当該女子部員やご家族も困惑しているのが正直なところでございます」と、説明した。

　また、女子学生と家族のコメントも発表。「監督に求めてきたのは、１・監督がひとりだけ厳しく注意した理由・根拠を明らかにしてほしい、２・事実とは違う監督の発言を部員らに対して訂正してほしい、３・いじめ行為をした同期と先輩に対して、動機を明らかにした上で指導してほしい。これらを明確にできるのは監督しかいないと考えています。しかし、監督が解任されてしまったため、どのように解決すればいいのか分かりません。日大広報から発表された文書には『人権救済委員会において調査を進めている』という記載がありました。しかし、５月下旬には人権アドバイザーから『パワハラの認定はした。認定したのだから、もうこれで調査は終了する』と、調査を打ち切ることを告げられています」と、大学側の対応に疑問を呈した。

　女子学生は監督のパワハラや、同期、先輩学生らの行動や言動で、自殺を考えるほど追い詰められたとして、学内の保健体育審議会に対応を求めたが、解決につながらなかったとしている。日大は９日付で女性監督を解任。日大では５月、アメリカンフットボール部の悪質反則問題が起き「学生の皆さんを必ず守ります」などとする文書を出したばかりだった。

　パワハラ行為があったとしているのは今年２月で、監督は女子学生が出身高のウエアを着用していたのを見とがめ「過去の栄光にすがりついている」などと叱責（しっせき）した。さらに、練習前に全員の前で部員を名指しして、大雪の日に学部の事務員に頼んで練習を中止にしようと画策した、と身に覚えのないことで激しくとがめるなどしたとしている。

8/14(火) 18:05配信デイリースポーツ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180814-00000088-dal-spo

【日大】チア部パワハラ問題で女子学生側 監督解任に「場当たり的」大学対応に困惑

【日大】チア部パワハラ問題で女子学生側　監督解任に「場当たり的」大学対応に困惑