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【香港】民主の女神・周庭さん(23)「アグネス・チャンさんは親中派なので好きになれない」「高校までぼっちだった」「彼氏を作ったことはない」 [ラッコ★]

1 :ラッコ ★:2020/08/17(月) 22:04:06 ID:CAP_USER9.net
アグネス・チョウはなぜ『不協和音』を拘束中に思い浮かべたのか
2020年8月12日 野嶋 剛 (ジャーナリスト)

画像:逮捕された周庭さん(REUTERS/AFLO)
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 香港の民主活動家で、元政治団体「デモシスト」メンバーのアグネス・チョウ(周庭)さんが、10日夜8時(日本時間9時)ごろに、香港・国家安全維持法に関する容疑で逮捕された。11日深夜に周庭さんは釈放されたが、そのときの日本メディアの取材に「拘束されている時にずっと『不協和音』という日本語の歌の歌詞が、頭の中に浮かんでいました」と述べている。なぜ「不協和音」なのか。それは彼女の歩んできた道と深く関わりがある。

 周庭さんの逮捕後、日本のSNS上では「#Free Agnes」の呼びかけが広がるなど、大きな反響を呼んだ。ツイッターで46万人のフォロワーがいる彼女の知名度は日本社会で非常に高い。逮捕時、白いシャツにスニーカーを履き、マスク姿で警察車両に乗せられて連行される姿は大きな衝撃を与えた。周庭さんは7日ごろからFacebookで「家の周囲に怪しい男たちがいて、家の写真を撮っている」と不安を口にしていた。

 釈放は11日深夜に行われた。Facebookで「Back home. I love you all(家に帰った。みんな愛してる)」と無事の帰宅を報告したが、安心できるわけではない。香港では、容疑者の逮捕後、特別な事情がなければ48時間以内に釈放が認められる慣しで、本格的な取り調べはこれから始まる。9月1日に呼び出しを受けているという。

 容疑は7月1日施行された国家安全維持法違反。国際社会の強い懸念にもかかわらず、中国政府主導で導入された同法は、香港の民主化運動を行っている人々に容赦なく向けられている。10日には周庭さん以外にも、中国に批判的な香港紙アップル・デイリーの創業者、ジミー・ライ(黎 智英)氏ら同紙幹部も複数が同容疑で逮捕されており、香港の人権や自由は大きな脅威にさらされている。

 筆者は8月10日刊行の新著『香港とは何か』(ちくま新書)で、くしくも周庭さんと『不協和音』という歌の関わりを取り上げている。この本では、周庭さんの生い立ちから運動に関わったライフヒストリーを紹介している。

 周庭さんはよく知られているように日本語が流暢で、日本メディアとの取材も日本語で自在にこなす。彼女の日本語は、日本のサブカルチャーに熱中した小中学校時代に縁が生まれた。
現在のように政治的な言葉を使えるようになるまでは、日本語専攻でもない彼女として、独学で言葉を覚えながら磨き上げてきた努力のたまものだが、あくまでも出発点は日本文化との出会いだった。
自ら「オタクだった」と称してるほどで、日本に訪れた時はカラオケで日本の歌謡曲を歌うことを楽しみにしている。

 釈放直後の周庭さんが言及した『不協和音』(作詞・秋元康、作曲・バグベア)という歌は、女性アイドルグループ、欅坂46のヒット曲だが、その歌詞のなかにこんな下りがある。

 僕はYesと言わない
 首を縦に振らない
 まわりの誰が頷いたとしても
 僕はYesと言わない
 絶対 沈黙しない
 最後の最後まで抵抗し続ける

 周庭さんはこの歌詞に心を打たれて、何か運動のなかで挫けそうな時になると、いつもこの歌の歌詞を思い起こしていた。孤独な夜を拘置所で過ごすときに『不協和音』を口ずさんで孤独な夜を過ごしたのは、今回が実は初めてではなかった。

>>2-5あたりに続く)

WEDGE Infinity(ウェッジ)
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/20465

2 :ラッコ ★:2020/08/17(月) 22:04:42 ID:CAP_USER9.net
>>1の続き)

 2019年1月の私とのインタビューでこんなエピソードを語っている(『「香港はめっちゃバカバカしいことばかり。でも絶対に沈黙しない、最後の最後まで」』https://wedge.ismedia.jp/articles/-/14996)。

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「香港はめっちゃバカバカしいことばかり。でも絶対に沈黙しない、最後の最後まで」
香港雨傘運動の「女神」が語った中国への抵抗の決意
2019年1月9日 野嶋 剛 (ジャーナリスト)

 香港雨傘運動で中心的な役割を担い、「民主の女神」とも称される周庭(アグネス・チョウ)さん。中国の圧力が強まり、存亡の危機に瀕していると言われる香港の民主。周庭さんはその現状をどう捉えているのか。ジャーナリストの野嶋剛さんが、その本音に迫った。

画像:周庭さん(筆者撮影)
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香港政党「香港衆志(デモシスト)」常務委員 周庭さん(22)インタビュー

■欅坂46の「不協和音」の歌詞に共感

野嶋:年末から年始にかけて、複数の香港関係のイベントに参加されて、日本で過ごしたようですね。日本滞在はいかがですか。

周:めっちゃ楽しんでます。昨日(2日)は1人カラオケで4時間熱唱しました。香港のカラオケでは日本の歌が少ないので日本では必ずカラオケに行ってます。
J-POPをよく歌います。欅坂46が好きです。彼女たちの歌には社会性や叛逆性があるように思います。「不協和音」という歌が特に好きで、
「僕はyes と言わない 首を縦に振らない まわりの誰もが頷いたとしても 僕はyes と言わない 絶対 沈黙しない 最後の最後まで抵抗し続ける」という歌詞にすごく共感し、
自分たち(香港の若者)のことのように勝手に感じています。昨年(習近平の香港訪問の際の抗議行動で)警察に30時間拘束されたときも拘置所でこの歌を歌っていました。今年の大晦日、紅白歌合戦をみましたが、センターの平手友梨奈さんが怪我で出ておらず、とても心配してます。

野嶋:香港では、約束された「普通選挙(1人1票の民主的な方法で指導者=香港行政長官を選ぶこと)」の実施は反故にされ、香港基本法の解釈権も中国の全人代にあることが明確にされ、香港の「高度な自治」は脅かされています。
それだけではなく、習近平国家主席が香港返還20周年の一昨年、香港を訪問して「中央の権力と香港基本法に挑戦する行動は決して許さない」と演説して以来、香港政府は全力をあげて民主化運動を押さえ込みにかかっています。香港社会にどうにもならない無力感というものはありませんか。

周:本当に香港ではいま、めっちゃばかばかしいことばかりが起きています。香港の一国二制度はもうダメになっていて「一国一・五制度」になっています。
確かに市民の中では、もうだめ、無理、という感覚は強くなっていますね。雨傘運動みたいに大きな運動をやっても政府は動じなかった。
日本には市民投票の制度がありますね。本当に羨ましいです。もし雨傘運動のときに香港に市民投票があったら状況は今日とは全然違っていたと思います。
では、どうすればいいのかわからないという気持ちになるし、香港の市民も複雑な思いがあると思います。でも、私たちが諦めたら終わりになってしまう。「絶対に沈黙しない、最後の最後まで」の決意で闘っていきます。

■アグネス・チャンさんは「親中派」なので……

野嶋:周さんの英語名はアグネスで、アグネス・チョウと日本のメディアでも紹介されてきました。香港出身でアグネスといえば、日本では長くタレントとして活躍してきたアグネス・チャンさんがいますね。

周:この英語名は親がつけてくれましたが、香港では、みんな周庭(チョウ・ティン)と呼んでいます。アグネス・チャンさんは親中派で、香港の雨傘運動に対する偏見があるように思えて、好きにはなれません。
一緒の名前なのがめっちゃ嫌でなんとかしたい(笑)。仲のいい倉田徹先生(香港政治が専門の立教大学教授)は、アグネス・チャンさんと「アグネス対談」をしてはどうかと冗談でよく言うのですが(笑)。

(続く)

3 :名無しさん@恐縮です:2020/08/17(月) 22:04:50 ID:g0uZxt1x0.net
わかる

アグネスちゃんやっぱイイね

4 :名無しさん@恐縮です:2020/08/17(月) 22:05:03 ID:TQAhYM+I0.net
彼氏いなかったとか完全にお前ら釣りに来てるだろwww

5 :ラッコ ★:2020/08/17(月) 22:05:11 ID:CAP_USER9.net
(続き)

野嶋:周さんは、政治活動と並行して現在も大学生活を続けています。政治と学業の両立はしんどくないですか。

周:いま香港バプテスト大学の4年生ですが、これまで雨傘運動や立法会議員補欠選挙の準備でかなり単位取得が遅れたので、(1年留年で)卒業は来年以降になります。
専攻は国際関係ですが、せっかく大学に入って4年生まで来ているので絶対に卒業はしたい。もったいないでしょう?でも勉強は苦手です。
特に論文が大嫌いなので、卒業したら学業は続けません。いまは大学に通いながら、「デモシスト」(雨傘世代の若者中心の政党)の活動のほか、立法会で政策研究員としても働いています。
卒業後も政治は続けますが、ほかのことにも挑戦してみたい。日本と関係ある仕事もやってみたい。「普通語(標準中国語)」が苦手で、大学を卒業するためにはコースを取らないといけないのですが、まだ取っていません。
卒業のための最大の難関です。普通語は学校教育で学んできたのですが、本当に好きではなく、日本語のほうがうまく話せます。

画像:年末年始を日本で過ごした周さん(筆者撮影)
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■周さんが影響を受けた「日本アニメ」とは?

野嶋:アニメおたくという話ですが、どうしてそうなったのですか。

周:私はアニメに小6や中1ぐらいから興味がありました。歌手やアイドルに憧れるようになり、日本語を真似するようになりました。テレビ番組などはめっちゃ見てましたが、聞く方は練習できても、喋る方はそれほどでした。
でも、雨傘運動のときに日本のメディアの記者さんがすごい集まって、香港や欧米のメディアはジョシュア(黄之峰、運動のリーダーの一人)が対応していたのですが、
日本のメディアは「日本を大好きな人がいるよ」といって私に担当を回しました。最初は通訳が必要なぐらいで「おはよう」しか自信をもって話せなかったのです。
でも取材のなかで喋る機会が増えて、記者さんから日本語の政治用語を教わり、どんどん上達しました。日本にも来る機会が増えて、デモシストのなかではすっかり日本担当ということになっています。
アニメで影響を受けた作品の一つが『PSYCHO-PASS サイコパス』というアニメです。ここでは、コンピューターが人間の性格や行動を脳波によって把握してしまうので、これから誰かを殺そうとしている人がいれば危険人物として逮捕してしまいます。
しかし、例えばワクワクして興奮しているだけで危ない人と思われてしまうし、警察に危ない人だと思われないよう人は行動するようになる怖い未来を描いています。

野嶋:それは、皮肉なことに、いまの香港の状況に近くないでしょうか。

周:そういう面は確かにあります。最近でも、香港独立を以前主張していた若者が、立法会の補欠選挙に立候補する際、「一国二制度を支持します」と表明しました。
しかし、香港政府の選挙主任は「あなたが香港独立を諦めたということは信用ができない」と、まるで彼の内心を読み取っているかのような理由で立候補資格を取り消しました。そんな風に政府が勝手に人の内心を決めていくケースが増えています。

■立候補資格を取り消された「奇妙な理由」

野嶋:雨傘運動で活躍した人たちは民衆の人気もあるので、立候補したら当選してしまう。だから、いろいろ理由をつけて立候補自体をさせない、政治参加の権利を奪ってしまう手法を最近の香港政府は採用している。
周さんも昨年、立法会議員の補欠選挙の立候補が「DQ(=disqualify:香港の流行語で『失格』の意味)」となりましたね。

周:私はいまこのDQを不服として裁判所に司法審査を申し立てています。今年6月ごろに結論が出るようです。私のDQは非常に奇妙なものでした。
私はデモシストのメンバーであるから認められない、という理由だけなのです。DQの理由のなかに、周庭がなになにをしたから、立候補資格がない、という言及は一切ありません。
私は、司法審査申し立てを通して、香港の裁判官がこの件をどのように説明するのか、その言葉を直に聞いてみたいと思っています。それで、香港の司法がまだ機能しているのかどうかわかると思います。

画像:香港議会補欠選挙の出馬無効に抗議する周庭さん・2018年1月27日(写真:ZUMA Press/アフロ)
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(続く)

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