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批評家の宇野常寛氏「なぜオタクはネット右翼の温床になったのか」

1 :名無し募集中。。。:2017/11/12(日) 15:57:49.27 O.net
「スッキリ」の降板騒ぎで私が考えたこと

批評家の宇野常寛氏は、今年9月、2年あまり務めていた『スッキリ』(日本テレビ)のコメンテーターを降板した。その理由について宇野氏は「街宣車が来るなど、ネット右翼の圧力があった」としたうえで、
「ネット右翼を笑っていたかつての自分に報復されている」と総括する。なぜオタクは右傾化したのか。新著『母性のディストピア』(集英社)の刊行にあわせて、ロングインタビューをお届けする――。(中編、全3回)

■なぜオタクはネット右翼の温床になったか

――この本では宮崎駿、富野由悠季、押井守だけでなく、戦後アニメと社会との結びつきを徹底的に論じています。これはどういう問題設定だったんでしょうか。

これまで「オタク」の問題は、自意識の問題だと思われていたんです。しかし、僕はオタクというのは自意識の問題ではなくて、実は技術であり、社会であり、思想の問題ではないかと考えています。
だからアニメ作品と政治の結びつきについて論じました。というのも、僕はアニメや特撮が好きな人間として、オタクがネット右翼の温床になっているという現実が、本当に悲しいんですよ。そこに関しては、僕には明確な反省があります。

――反省というと?

2000年代初頭に「新しい教科書をつくる会」や「2ちゃんねる」など、ネット上で右翼的な言動が目立ちはじめたとき、僕はそういう人たちを鼻で笑っていたんですよね。「あんなやつら放っておけばいいんだ」と思っていた。
そこに関して僕は間違っていたと思います。だからこそ、オタクというのは思想の問題なんだということを、ちゃんと書かなければいけない。

日本のサブカルチャーのなかで、政治的であろうとしたのはオタク文化だけだった、というのが僕の考えなんですね。
そのことを特に2部と6部で書いています。僕はオタク文化には正しく政治化できる可能性があった、と考えているんです。

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