野々村県議「暴行などで犯罪者になるのが怖い。そうならないためにマスコミとの接触を絶っている」

兵庫県議会事務局が今月９、１１日の２日間行った聞き取り調査に対し、野々村竜太郎県議は、３年間の政務活動費全１８００万円の全額返還を約束した一方、
支出先の具体的な説明や出張先で面会した人物などを一切明らかにしなかった。事務局が明かした主なやりとりは次の通り。

【政務活動費】
－－政務活動費などの返還をどう考えるのか
「一日も早く収束させたい。すべての政務活動費を全額返還したい」

－－すべてなら約１８００万円になる
「一括で全額返納できる。自分としては（暴行などで）犯罪者になるのが怖い。取材で押しかけられたら、自分の性格なら反撃してしまう。そうならないためにマスコミとの接触を絶っている」

【多数の出張】
－－平成２５年度の１９５回の出張は事実なのか
「間違いない。自分の思いだけで書いた部分もあり、勘違いしている可能性もある」

－－昨年９月２日は大雨で特急が運休し、（城崎温泉までの）日帰りは事実上不可能だった
「勘違いや転記ミスによる誤報告も十分考えられる。なぜそうなったのか分からない」

－－出張先が４カ所に集中した理由は。特定の人物がいるのか
「秘密を前提にこちらからお願いしているので、（出張先で会った人物は）一切明らかにしない」

－その人物に教示してもらった内容は
「記録するのを怠った」

－－その人から名乗っていただくことは
「今回のことで絶交するとの連絡がきた。秘密にするという約束まで破るわけにはいかない」

－－（行き先や金額を）ノートやパソコンに記録していないのか
「報告書に入力するだけなので、二次的な帳簿はない。同じ場所なら同じ金額なので、パソコン上でコピー＆ペーストで作業している。
登庁もしているのに出張もしているのは、コピペで誤ったのかもしれない」