【ニューヨーク】腕時計型端末「アップルウオッチ」の発売が来春以降になることを示したアップルの社内メモから、
同社が供給面で小さな制約を受けている可能性がうかがえる。一部のアナリストが3日、ウォール・ストリート・ジャーナル（WSJ）の姉妹サイトのマーケット・ウォッチに語った。
それによると、遅れはアップルウオッチに必要な新たな部品をアップルが事前に調達できなかった可能性がある。
しかし、1-3月とされていた発売が4-6月になっても、アップルの株価にはさほど響かないはずだ。
モーニングスターのアナリスト、ブライアン・コレッロ氏は「今年アップルが間に合わせられなかった中では、ホリデーシーズンを逃したことが大きい」と述べた。
「発売が春になるとの見通しが示されたことは、ずっと重要度が低い」という。
コメント要請に対し、アップルは今のところ応じていない。
一方、アップルが今年のホリデーシーズンから来春まで続く繁忙期に備えるなか、遅れは販売戦略の一つとしてとらえられる可能性がある。
遅れは、例えば来年の下半期にずれこむなどさらに長引かない限り、製品発売前のアップルに典型的な微調整の一例だとみられるだけだろう。
ITコンサルタント会社レティクルリサーチのアナリスト、ロス・ルービン氏は「アップルはそれを市場に出したいと切望しているが、
同様に、発売を確実に成功させてきた歴史がある」と述べた。「うまくやる、つまり、売りたい個数を売るための遅れが1カ月程度なら、同社はそうするだろう」という。
BTIGリサーチのアナリスト、ウォルター・パイチク氏は、発売が来春以降になればアップルウオッチに関する同社の動きに
「合理的な疑問」が生じるだろうと話すが、これはスティーブ・ジョブズ氏が死去して以降で初の製品カテゴリー参入だ。
これまでのところ、アップルの投資家はとどまっている。アップルウオッチの報道にもかかわらず、同社株は4日には1.1％上げた。
過去30日の上昇率は9.8％と、S＆P500の2.5％を上回っている。
http://jp.wsj.com/articles/SB12377912224764574491004580257760372163310
凍傷になるぞw