雇用が増えても消費が増えないのは非正規が多くなったからだと判明！ついに謎は解けた！

>>815
>>816
　私は、ちょうどバブル崩壊直後に社会に出た、超就職氷河期世代なんだけど
あの時代の企業も労働者も「確かに、好景気は終わったようでしばらくは不景気だろう
でも、まあ、2.3年、長くて4.5年もしたら前ほどの規模じゃないが景気は回復するだろう」
って認識だったのね。まさかバブル崩壊から30年近く経っても景気が回復しない
なんて思いもよらなかったんだ。企業や労働者が「どうやら景気は二度とよくならないようだ」
って本気やばいと認識したのはたぶん2000年代ぐらいからじゃないかな？
　だから、バブル崩壊直後の企業は「どーーせ2.3年で景気が戻るから」と
不良債権の処理を先送りにして、設備投資もそのまま、ただ、まあ人間の雇用だけは
制限しとこう。こんな感じだった。
　労働者側も「どーせ、2.3年で景気は戻るから」と当面フリーターでいいやとか
「（せっかく就職したのに）仕事きついなあ、離職して転職してもっといい職場に行こう」とか
気軽に転職をした、もちろん、景気がさらに悪化しているわけだから、転職先の条件は
給与待遇ともに最初の会社より悪化する場合がほとんど。　
　企業も労働者も、その時代を知らない世代から「認識や見通しが甘かった」と言われればその通りだが
リアルタイムでその時代に生きている時は、その時代一般に認知されている認識を信じるしかないのだ。
　例えば戦時中なら戦時中の認識しかないし、バブル時代ならバブル期の認識しかないのだ。
　もちろん、私の世代にも立派な社会人になっている人は大勢いるが、
20代30代のときに「責任ある仕事や立場」を経験しなかったせいで、
「肉体も見た目もオッサン、プライドだけは一人前、でも精神年齢は高校生程度、
知能はそれ以下、向上心なし・克己心なし、地位なし、家族なし、カネなし」
っていう「やっかいな大人」の割合は他の世代より多いと思う。
　同窓会なんかにいくと、こういう「やっかいな同級生」はまず、出席しないが
噂話で「だれそれは”やっかいな大人”になっている」という話をよく聞く。
　これからその40代の「やっかいな大人」は、初老期にはいるわけで、
本格的に社会問題化すると思うよ。