夜のサービスエリアでコーヒー

空知の人気グルメ手軽に　砂川ＳＡ、来月「カフェ」オープン

　中・北空知の農家ら手作りの加工食品を提供するファストフード店「ファーマーズカフェ空の森」が２月上旬にも、
道央道砂川サービスエリア（ＳＡ）内の商業施設「砂川ハイウェイオアシス館」にオープンする。
関係者は「地元にこだわって特色を出し、オアシス館を目的に砂川へ来る人を増やしたい」と話す。

　「空の森」を構成するのは砂川市内の若手農家でつくる地場農産食普及推進グループ「ＳＵＮＡＫＡＺＥ（スナカゼ）」、
赤平市の精肉店「滝本商店」、深川市の豊泉牧場の乳製品加工部門「ＭＯＭＯ工房」の３者。
スナカゼは自家製の米粉を使ったピザやたこ焼き、滝本商店は赤平で人気を集める鶏の足のから揚げ「ホットレッグ」、
ＭＯＭＯ工房は同牧場産牛乳のソフトクリームなどを提供する。
店舗面積は約７０平方メートル。

　店舗全体を運営するのは、オアシス館を運営する北海道中央バスグループの一つの中央バス商事（札幌）。
昨年９月、砂川ＳＡで地元のグルメを集めたイベントを開いたところ、２日間で２万人以上が集まるなど好評だった。
同社の泉山利彦社長は「イベントをヒントに、特に人気のあったグルメで常設の店をできないかと企画した」と話す。

　砂川ＳＡでは昨年８月、自動料金収受システム（ＥＴＣ）専用で一般道から乗り降りできる砂川スマートインターチェンジ
が開通したものの、同グループによると、オアシス館の本年度の来館者数は昨年度の約９０万人を下回るペース。
客足が伸び悩む現状打破へ「空知の食をテーマにオアシス館の存在感を上げたい」（泉山社長）と、新店にかかる
期待は大きい。

http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doo/1-0223362.html