どうせ死ぬなら最初から生まれてこなければいいのに、何でお前らは生まれたの(・ω・)？

「幸せなご臨終」を迎えたい　論説委員・渡部裕明

　「ええ、今年の正月もやりましたよ…」

　京都市伏見区醍醐にある高齢者福祉施設、同和園。大正１０（１９２１）年に創設された京都で最も古い施設で、
付属診療所長の中村仁一（じんいち）さん（７６）が笑って出迎えてくれた。

　今年も、というのは中村さんが古稀（こき）（７０歳）を迎えて以来、恒例にしている正月の「棺桶（かんおけ）入り」の儀式である。

　段ボール製の組み立て式棺桶。中村さんは毎年、そこに入り、「自分の死」について考えを巡らせるのだ。寝返りも打てない狭い空間。
地位も名誉も財産も、何ひとつ持ってはいけないことを実感するという。

棺桶に入り死を考える

　京都大を卒業して半世紀、医師として懸命に生きてきた。しかし、高齢者医療のあり方に疑問を抱くようになり、
自分で食べられなくなればそれが寿命という「自然死」こそが、理想の姿と思うようになった。

　「日本は世界一の長寿国となった半面、長期の人工栄養や延命治療で苦痛を味わい続ける人も増えている。
医師や病院に命を預けるのではなく、幸せなご臨終を迎えてほしい」

以下ソース
http://www.sankei.com/life/news/160131/lif1601310039-n1.html