新民主党の綱領は、▽議員と公務員の身を切る改革▽規制緩和▽経済格差是正の共生社会、の3つが柱に

民主・維新　党名、１１日めどに　協議会初会合

民主党と維新の党は１日、月内の新党結成に向けた両党代表、幹事長らによる協議会の初会合を国会内で開き、１１日をめどに党名と綱領の素案をまとめることを確認した。
しかし、維新の党が公募や世論調査を経て党名を決めるよう主張するのに対し、民主党には慎重な意見が強く、簡単には結論が出そうにない。

会合で民主党の岡田克也代表は「一つのボートに乗ったからには、ボートを大きくして自公政権に立ち向かうため頑張ろう」と呼びかけた。新党は２７日に結党大会を開く。
党名と綱領は協議会のもとに設置した分科会で２日から議論する。焦点の党名を巡って、民主党は「民主」の文字を残したい考えだが、維新の党は「『民主』が付かないまったく新しい党名」（柿沢未途前幹事長）を望んでいる。

決め方も課題。党名に関する分科会で維新側責任者を務める江田憲司前代表は公募を提唱する。公募や世論調査なら「民主」を残す名称になりにくいと読んでいるためだ。
しかし、民主党は「公募という話は出てきたことがない」（枝野幸男幹事長）と冷ややか。同党幹部は「世論調査で自民や共産支持層の意見も聞くのか」と指摘する。

一方、新綱領の柱は、国会議員や公務員の削減など身を切る改革▽規制緩和▽経済格差是正の「共生社会」になる見通しだ。【田所柳子、影山哲也】

http://mainichi.jp/senkyo/articles/20160302/k00/00m/010/117000c