「１回戦負けしろ」の吉田県議が会見「愛情もないし、滋賀県は昔から受験生が勉強をせずに彷徨いてる」

「１回戦負けしろ」発言問題で吉田県議が会見、「憎悪も愛情もない」と終始強気

第８８回選抜高校野球大会でベスト８まで勝ち進んだ滋賀学園の選手らに「１回戦負けしろ」と言ったとされる問題を受け
吉田清一県議が３１日に県庁で開いた記者会見。「球児たちの気持ちは考えたのか」「議員の資格はないのではないか」。厳しい質問が相次いだが、吉田氏は強気の態度を崩さなかった。

　「議員の１人として注意をしていかなあかんという強い思いにかられました」
　吉田氏は県庁の見取り図が書かれた地図を取り出しながら、淡々と説明した。

　吉田氏によると、滋賀学園のバスが止まっていた県庁西側の道路は本来駐車できない場所だったため、気持ちが高ぶり、運転手らに「こんなことをしていたら１回戦で負けるぞ」と言ったという。
座席に選手らが座っていることも認識していたが、「私の視野には運転手と座席に座っていた大人の２人しか入っていなかった」として、選手たちに対する発言ではないと主張。

　さらに、駐車場所と試合の勝敗の関係性について追及されると、「滋賀県には昔から受験生が勉強をせずにうろついていると、
『もっと勉強せな、受験に落ちるぞ』という言い方がある。それと結び付けただけだ」と“独自”の論理も展開してみせた。
滋賀学園に対しては「何の憎悪も特別な愛情もない」とした上で、ベスト８入りしたことについて「よかったと思う。野球はサッカーより興味がある」と述べた。

　終始かみあわない発言に、記者からは「このような答弁を繰り返していては、議員の資格がないのではないか」という声もあったが、「私はそうは思わない」とした。
　一方、一連の騒動を受け滋賀学園には「夏もがんばってください」など激励の電話が相次いでかかってきているという。
滋賀学園は「吉田氏に対し、言葉の訂正や謝罪は求めていない。それよりも、早く生徒たちが落ち着いて練習できる環境に戻したい」としている。

いかそ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160401-00000507-san-soci