ニトリの家具に慣れたら、楽天で売っているような変な家具は受け付けられないわｗ

　家具・インテリア小売り製造最大手のニトリホールディングス（HD、札幌）が、販売効率の良い都市部への出店を首都圏で加速させている。
昨年4月の東京・銀座店に続き今年は9月に横浜、12月には新宿に出す。いずれも駅前など人通りの多い場所であり、郊外が中心だったこれまでの首都圏出店戦略を転換した形だ。若い世代や訪日客の需要を取り込む狙いがある。

横浜では、百貨店大手の高島屋（大阪）が運営する高島屋港南台店（横浜市港南区）に入居する。JR港南台駅に隣接する好立地だ。高島屋の客はもともと50～60代が中心。
高島屋はニトリ出店が、「これまで百貨店にあまり来なかった20～30代など新たな客層の開拓につながる」と期待する。

　12月に新宿で出すのは、同じ高島屋が所有するタカシマヤタイムズスクエア南館。新宿駅のすぐ南側にある商業施設だ。現在1～6階に入る紀伊国屋書店が7月末に6階以外から撤退し、ニトリは1～5階に入る。
売り場面積は2900平方メートル。各階ごとにリビングや寝室といった生活空間を想定した展示をする。

　新宿駅南側には日本最大のバスターミナルが4月に開業した。国内旅行客のほか、安価な高速バスで移動する訪日外国人も急増する集客力の高い地域だ。

　ニトリの百貨店初進出となった昨年4月開業のプランタン銀座店は、働く女性に的を絞ってファッション性の高い雑貨の品ぞろえを充実させた。客足は好調だという。

　ニトリHDの似鳥昭雄会長は「都心店は郊外店に比べ出店費用はかさむが、1店あたり売上高は平均を大きく上回る。人口集中が進む東京23区内など首都圏都心部への出店には今後も力を入れる」と話す。

　ニトリは2月末時点で海外37店を含め420店を国内外に構える。道内は19店と飽和状態に達しており、ここ3年ほど横ばいが続く。似鳥会長は「2032年に世界で3千店」を目標に掲げており、道外での出店攻勢が当面は続きそうだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160523-00010002-doshin-bus_all