【女は憎しみの対象】東京女性アイドル刺傷、一方的な好意が憎しみの対象に変わる過程ブログ掲載へｗへ

アイドルとファンが、事件の被害者、加害者となった事件。男のブログには、一方的な好意が、憎しみへと変わっていく感情の暴走が、はっきりとつづられていた。
2016年1月、都内のライブハウスで、ギターの弾き語りを披露していた女性は、アイドルとして活動していた女子大生・冨田真由さん(20)。
その様子を客席から、じっと見つめる男。
この4カ月後に冨田さんを襲うことになる、岩埼友宏容疑者(27)。
2015年2月10日、ブログには、「今、好きな人がいます」、「たったそれだけのことで、生きていることが楽しくなりました」と書き込まれていた。
2015年2月、岩埼容疑者は、冨田さんを知り、好意を寄せた。
2015年11月22日、「本気で貯金します」、「将来結婚したいし、家も建てたい」、「車も乗るし、いろいろなところへ旅行したい」とブログにつづられていた。
エスカレートしていく冨田さんへの好意。
この時を境に、岩埼容疑者は、冨田さんのツイッターに、繰り返しコメントを送ることに。
執拗(しつよう)な書き込みに嫌気が差したのか、冨田さんは、プレゼントの腕時計を送り返した。
すると、岩埼容疑者のブログのトーンは、一変した。
3月8日、ブログには「人を愛しすぎた。期待しすぎた。僕はきっと潔癖すぎた」、「わたしは幸せにならない」とつづられ、ついには、怒りや殺意まであらわに。
4月18日には、「殺したい、殺したい、殺したい」と、5月17日には、「みじめなだけの人生。もう怒りでしか動けそうにない」と書き込まれていた。
こうしたコメントの一方、冨田さんに対して、複数のわいせつな本も手渡していたという岩埼容疑者。
5月20日の事件の前日には、「殺人なんてのは、加害者になるのも被害者になるのも、生きていれば、遭遇する可能性は十分ある。怖いね」と書き込まれていた。
愛情が憎悪へ、好意が殺意へ。
心の変化を隠すことなく、匿名でブログに書き連ねていた岩埼容疑者。
事件前、冨田さんから相談を受けていた警視庁は、どこまで、こうしたブログの内容を把握していたのか。
警視庁は、「岩埼容疑者のブログについては、相談を受けて折らず、把握していなかった」としている。http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20160524-00000638-fnn-soci