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山口宇部―仁川に定期便　エアソウル、11月から冬季週3便

　アシアナ航空の格安航空（LCC）子会社、エアソウルは15日、日本路線の概要を発表した。中国地方では山口宇部空港と仁川空港の定期便を11月に就航する。
アシアナ航空がこれまで運航していた仁川と広島、米子便もエアソウルに引き継ぐ。山口宇部空港では初の国際定期便になる。

　山口宇部―仁川は11月28日から3月25日の冬期間に、月水土の週3便往復運航する。ダイヤや料金は未定。機材はエアバスA321―200（195席）を使う。
これにあわせて空港ビルの待合室や手続きカウンターなどの拡張工事を行う。

　山口宇部空港では2014年からアシアナ航空が仁川へのチャーター便運航を始めた。昨年冬からこの3月までの期間は46往復、搭乗率94%の実績を上げており、山口県が定期便化を要請していた。

　山口県の村岡嗣政知事は「需要掘り起こしなどの成果が出た。台湾とのチャーター便就航も進めている。アジアとのつながりをさらに強化したい」と意欲を見せた。

　エアソウルはこのほか仁川と長崎便を新規就航し、高松、静岡、広島、米子、富山便の運航をアシアナ航空から引き継ぐ。広島便は10月20日から月火木土日の週5便、米子便は10月23日から火金日の週3便を維持する。

　広島、米子でもLCC化で運賃値下げが見込まれることから、利用客の利便性が高まるとみられる。

http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLZO04921990V10C16A7LC0000/