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イケア、長久手で起工式　中部地方初、来年秋オープン

　家具小売り世界最大手イケアの日本法人「イケア・ジャパン」（千葉県船橋市）は２日、中部地方初の店舗となる
「イケア長久手（仮称）」の起工式を愛知県長久手市で開いた。
店舗は国内最大規模の広さで、来年秋にオープンする。
地元で２５０人を雇用するほか、従業員や地域の子どもたちを受け入れる認可外保育所を併設する。

　国内で９番目となる店舗は２階建てで、売り場面積約２万平方メートル。
船橋市や横浜市都筑区の店舗と並んで最大規模となり、大型家具から小物類まで約９５００品目を扱う。

　スウェーデン発祥のイケアは２００６年の日本進出以来、北欧風のシンプルなデザインと手ごろな価格が人気。
これまで中部は「空白地帯」で、最も近い鶴浜店（大阪市大正区）では利用客の約１割が愛知県から訪れていたという。
起工式に出席したミリヤ・ビーナネン副社長は「関東、関西に次ぐ商圏として、中部への出店は十年来の念願だった」と話す。

　店舗は東部丘陵線（リニモ）公園西駅と歩道橋で結ばれる予定で、ビーナネン副社長は
「リニモや高速道路など、交通アクセスも良い立地に進出できる」と胸を張る。

　１４５０台収容の駐車場も用意するが、周辺の道路で渋滞も予想されることから、ピーター・ハイネル店長は
「公共交通機関での来店者に特典を用意するなど、何らかの方策を検討したい」と話した。

　同社の店舗としては最大の発電出力１３００キロワットの太陽光パネルを設置し、環境にも配慮する。

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016080290203908.html