統失マジ辛い。「誰かに殺されるんだ～」ってなる。

昨年３月、兵庫県宝塚市の自宅で両親を殺害したとして、殺人罪に問われた無職品川裕貴（ひろたか）被告（４３）の裁判員裁判
初公判が１１日、神戸地裁であった。品川被告は殺害について認めたが、弁護側は「事件当時（刑事責任能力を
問えない）心神喪失状態にあった」と無罪を主張した。

　起訴状によると、２０１５年３月２３日午前４時ごろ、同市長尾台１の自宅２階で、食品機械メーカー社長だった父士郎さん＝当時（６７）＝と
母真理子さん＝同（６５）＝の顔や胸などをサバイバルナイフで多数回、突き刺すなどして殺したとされる。

　検察側は冒頭陳述で、品川被告は幻覚などを伴う統合失調症を患い、１２～１３年にかけて計２回の入院歴があったと説明。「事件当時、
症状は悪化していたが、行動を制御する能力などが完全には失われていない心神耗弱（こうじゃく）状態だった」として罪に問えるとした。

　弁護側は事件前日、真理子さんが品川被告の症状を心配し、病院に相談していたと指摘。「自分の意思で犯行を思いとどまることができない状態だった」と述べた。

　審理は１７日に再開し、２１日に論告公判、２８日に判決公判が予定されている。

http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201610/0009572630.shtml