河野・石破の薩長同盟でいざ倒幕へ [518031904]

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自民党の石破元幹事長が、総裁選への出馬を見送って、河野行革担当大臣を支援する方向で検討していることが分かりました。

総裁選の構図はどう変わってくるのでしょうか。ジャーナリストの後藤謙次さんに話を聞きます。

この週末に共同通信が「総裁候補のうち、次の総理に誰がふさわしいか」とたずねた世論調査の結果では、石破元幹事長は26.6％と、河野大臣の31.9％に次ぐ数字となっています。

石破元幹事長は6日、民放の番組に出演し、総裁選の出馬については「白紙であり、出るとも出ないとも言っていない」と述べました。

（Q.根強い人気を背景に、石破元幹事長が出馬するということはありませんか？）

私はまだ可能性が残っていると思います。先ほど、石破元幹事長と電話で話しましたが、出るか出ないか、2つの選択肢で揺れているんだと思います。

石破元幹事長の“勝利の方程式”は、党員投票で圧勝して、その勢いで議員票も勝ち取るというものですが、世論調査を見ても、やや河野大臣に遅れを取っています。こうしたなか、石破元幹事長の周辺で浮上しているのが“薩長同盟”構想です。

（Q.“薩長同盟”構想とはどういうことですか？）

河野大臣を石破元幹事長のグループが推して、最終的には自分たちの河野政権を作るということです。これはいわば、幕藩体制の打破という意味があります。
安倍前総理と麻生財務大臣で9年間ほど、日本の政治の骨格を維持してきました。石破元幹事長と河野大臣が手を組むということは、派閥単位の総裁選から、個人の議員の判断による総裁選に移行します。まさに幕末の倒幕運動に近い動きになっていると思います。