もう4時か・・・ [582792952]

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　【ベルリン＝石崎伸生、畠山朋子】ドイツ連邦議会（下院、基本定数５９８）選挙が２６日、投開票された。連立政権の一角を担う中道左派、社会民主党（ＳＰＤ）が、メルケル首相が所属する中道右派、キリスト教民主・社会同盟（ＣＤＵ・ＣＳＵ）を小差で抑え、第１党となる見通しだ。ＳＰＤは過半数には届かない公算が大きく、メルケル氏の後継首相の選任は、今後の連立交渉に委ねられる。
２６日、ベルリンで、連邦議会選投票終了後にメルケル首相（左）と並んで立つＣＤＵ・ＣＳＵ首相候補のラシェット氏＝ＡＰ

　選管によると、２７日午前４時（日本時間２７日午前１１時）時点でＳＰＤの得票率は２５・７％となっている。ＣＤＵ・ＣＳＵは２４・２％にとどまり、１９４９年を下回る過去最低の得票率となる見通しだ。環境政党の緑の党が１４・６％、中道右派の自由民主党（ＦＤＰ）が１１・５％で続いている。

　ＳＰＤの首相候補、オラフ・ショルツ財務相は２６日夜、ベルリン市内で支持者を前に演説し、「偉大な成功だ」と述べた。「有権者は政権交代を望んでいる」と語り、シュレーダー前首相以来１６年ぶりとなるＳＰＤ所属の首相として連立政権を率いる考えを示した。

　ＣＤＵ・ＣＳＵ首相候補のアルミン・ラシェットＣＤＵ党首は「保守系連立政権を作るためには何でもする」と述べ、ＣＤＵ・ＣＳＵ主導の連立政権発足を目指す考えを強調した。

　ＳＰＤとＣＤＵ・ＣＳＵは今後、過半数を獲得するために緑の党やＦＤＰとの連立交渉に臨むとみられる。ショルツ、ラシェット両氏は２６日夜のテレビ討論で、１２月のクリスマスまでの政権発足を目指す考えを示した。新政権発足まではメルケル政権が政務にあたる。