10月11日はインターナショナル女の子の日トイレにナプキン常備してほしいの [969416932]

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１１日は「国際ガールズ・デー」。若い女性が直面する課題に目を向け、改善を呼びかける国連の記念日だ。日本でも、身近な問題を解決しようと行動を起こす若い女性が増えてきた。

広島市の大学１年、井上瑠南（るな）さん（１８）もその一人。昨春卒業した進徳女子高校（同市）に在学中、級友１５人と「トイレにナプキンを常備してほしい」と声を上げ、学校側と交渉を重ねた経験の持ち主だ。

コロナ禍で社会問題となった「生理の貧困」を授業で学んだのがきっかけだった。
「それまで友人と生理について話すことすらなかったけれど、いざ語り合ってみると、つらい症状はびっくりするほど個人差があった。女性同士でも認識の違いやタブー視といった相互理解の『壁』がある。
生理に対する理解を広げるとともに、学校のトイレにもナプキン常備を実現しようと、秋の文化祭で署名を集めることになりました」

文化祭では、女性特有の健康課題をテーマにしたイベントを各地で運営する「フェムテックジャパン」の協力で、吸水ショーツや月経カップ、ノンポリマーナプキンなど多様な生理用品を展示。
来場者の関心は高く、１３０人以上の署名を集めた。ところが、事は簡単には進まなかった。

「ナプキンが必要なら保健室でもらう、後日２枚にして返すのが女子高としての伝統でした。トイレにナプキンを置けば、保健室で把握してきた生徒の状況が分からなくなる。
必要以上に持ち去られるかもしれない。そんな懸念の声が一部の教員から上がりました」。
井上さんの元担任、長谷川紗葵（さき）教諭（４２）が振り返る。

井上さんらに立ちはだかった、生理をめぐるリアルな「壁」。それでも仲間と行動し続けた。
卒業を控えた今年１月、同世代の男子にも知ってほしいと、同じ宗門校で男子が多く通う崇徳高校（同市）にオンラインで生理に関する「出前授業」を行った。その熱意と行動力が反対派の教員にも認められた。

フェムテックジャパンが無償提供したナプキンを使った実証実験を経て、今年度は県内のＮＰＯ法人の寄付を活用し、進徳女子高のトイレにナプキンを常備する取り組みは続いている。

「この活動で、私たちは微力だけど無力じゃない、と思えるようになりました。次はいま通う大学で、トイレのナプキン常備を提案してみたいです」

https://news.yahoo.co.jp/articles/0a016ea2af8637c5b331d392922a1d10e4449289

10月11日はインターナショナル女の子の日 トイレにナプキン常備してほしいの [969416932]

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