2ちゃんねる スマホ用 ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

3年前にネトゲのオフ会したんやけどさwwwwwwww

1 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 21:42:05.78 ID:mLDcVFJ30.net
ちょっと聞いてってくれよwwwwwwwwwwwww
超いい話やからwwwwwwwwwwwwww

2 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 21:42:53.37 ID:j/doN1sL0.net
うるせー

3 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 21:46:27.13 ID:mLDcVFJ30.net
>>2
んなこと言うなよwwwwwww

俺さ、当時17歳だったんだけどさ、よくいるDQNみたいな感じだったわけよ
でさでさ、ネトゲやってたんだよ
ソロ専だったんだけど地元民しか分からんような名前のギルド掲げた奴がいてな
好奇心で話しかけたらドンピシャリ
ジモトークで盛り上がって目出度くギルドに入ったんだ

4 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 21:49:04.49 ID:j/doN1sL0.net
うるせー

5 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 21:56:30.32 ID:h3X5tdLG0.net
うるせー

6 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 22:00:16.11 ID:mLDcVFJ30.net
>>4-5
だからそう言うなよwwwwwwwwww


ギルドメンバーは少なかった

ギルマスのマスター
堀北真希似のマキちゃん
ブスのぶーちゃん
妻子持ちおっさん
ギルマスのリア友のツレさん
ヤンキーに憧れてた俺くん

コミュ力はそれなりにあったから溶けこむのにそう時間はかからなかった

マスターはなんかやたら落ち着いてる人でとてもあんなローカルなギルド名を付けるような感じじゃなかった
けどたまにツボにはまる笑いのネタを提供したり、わけわからんテンションではしゃいだり、謎だった

マキちゃんはチャットの一言一言から堀北真希の匂いがしてた
面倒見の良いお姉さんみたいな感じだけどたまにマスターとわけわからん事言ってみんなを笑わせる人だった

ぶーちゃんは自分でデブスだと言っていたがホントブス
デブじゃなかったけどブス
でもブスネタで笑わせたりと、道化役に回れるモテそうなブスだった
ブスだけど

おっさんはまじおっさん
マスターと酒の話とかで意気投合してた
当時ヤンキーに憧れてた俺は「ビールまじうめえっすよね!」みたいな事言っていたがおっさんは焼酎一筋だった
めっちゃ面倒見が良い人で、マスターを差し置いてギルドの大黒柱のような存在だった

ツレさんはマスターとよく狩りに行ってた
マスターと本当に仲が良くて、理想の友人関係みたいな感じ
マスターから人間として汚い部分を取り除くとこうなる!ってような人だった
でもたまにはしゃぎ出す

7 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 22:10:47.58 ID:mLDcVFJ30.net
んである日ぶーちゃんが「せっかく俺くんも入ったんだしオフ会しようよ!」とかほざき出したんだよ
ざけんなブスがと思ったものの知らない人と会ってみるのも良いかもしれない、と俺もその話に乗ったんだ
ちなみに俺くん、ヤンキーに憧れてはいたものの中学の頃の不登校が祟ってあまり友達はいなかったんですよ
日程は定番の日曜日


マスター「仕事だなぁ」
俺「マスター働いてたんすか」
マスター「自宅を警備しなきゃならんからね」
マキちゃん「まじニート」
ツレさん「マスター行けないなら俺もやめとこうかなぁ」
俺「えーツレさん行きましょうよ!」
ツレさん「俺はマスターの腰ミノなんだよ」
おっさん「毎週日曜は家族サービスなんだよ、ハハッ(照)」
ぶーちゃん「来たらあたしもサービスしちゃう☆」
マスター「黙っていてくれ」

こんな感じだった
結局俺・ぶーちゃん・情けをかけてくれたマキちゃんのハーレム構成で出陣となった
この辺はよく覚えてる

8 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 22:13:15.53 ID:Gd+YQmsl0.net
見てるよ

9 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 22:16:22.44 ID:XiM0CqSqi.net
はよ

10 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 22:16:43.90 ID:9TXGchO80.net
テンション高ぇなおい
あとブスブス失礼だぞヤンキーに憧れてた俺くん

11 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 22:17:03.27 ID:mLDcVFJ30.net
オフ会の前日はなんだかんだであんまり眠れなかった
ぶーちゃんはお肌が荒れるとか言って珍しく早めに落ちてた
君は肌どうこうって問題じゃないよぶーちゃん

マスターはオフ会行きたかったなぁとかぼやいてたけどチャットから表情が読み取れない人だったから本心はわからなかった

ツレさんはマスターが行くならなー!とわざと残念がってた
後で知ったけどツレさんはこういう場が苦手な人だった
知らない人と会う場が苦手なだけで会ったら会ったで誰にでも別け隔てなく接せる上に気配りも完璧なキリストみたいな人だったけど

おっさんはINしてなかったと思う

12 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 22:20:28.32 ID:ZTAWYBPn0.net
結局DQNってか屑じゃないか

13 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 22:22:53.25 ID:mLDcVFJ30.net
>>10
ぶーちゃんホントブス
でも性格めっちゃ良い
美人に生まれてたら完璧だっただろうけど生まれてたら生まれてたでぶーちゃんの人間性はここまで磨かれはしなかったと俺は思う

で、いざオフ会
田舎でどこに集まるかと言ったら勿論イオンですよ
よくイオンとかで男1女2で歩いてる奴らいるけどあいつら絶対オフ会やぞ

マキちゃんチャットで可愛い感じ出てたけど会ったらまじで堀北真希
PS高いし廃装備だしリアルじゃ堀北真希だしこの人きっとどこ行っても生きていける
会った瞬間まじで心臓がバクバクした
ドーテーの俺はこの子とイオンを歩くってだけで既にセクロスまでいけるんじゃないかと考えてしまった

ぶーちゃんさえいなければぶーちゃん置いてってマキちゃんと二人でデートしてたのに

惜しくも一番にイオンへ付いていたのは他の誰でもない、ぶーちゃんだった

14 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 22:28:42.61 ID:mLDcVFJ30.net
>>12
やかましいわい!

まずタリーズコーヒーでコーヒー飲みながら自己紹介した
年齢が俺17、マキちゃん20、ぶーちゃん19
学歴は俺中卒、マキちゃん専門学生、ぶーちゃん大学生

バイトコツコツやりつつネトゲにはあんまり課金しない人間だったので17歳にしては結構な大金を持ってた
バイク買うために貯めてたけどコーヒー代なんぞ屁でもない、俺は男らしく3人分払った
マキちゃんは明るく軽いノリで「ありがとー!」って言いながらとびきりの笑顔を見せてくれた
ぶーちゃんのお礼の仕方がとても丁寧で正直すごいと思ってしまった
でも笑顔はいらなかった

15 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 22:37:13.87 ID:mLDcVFJ30.net
次に向かうはゲームセンター
男の腕の見せどころ
俺がちょっといい人に見えるところだけ書きたかったのでこの辺は端折る

で、煙草が吸いたくなったのでレストラン街のテラス席へ行った
二人共「気にせず吸っちゃってー」と喫煙者に優しく接してくれた
そこで本日オフ会に来なかったギルメンの話になるのである

マキちゃん「マスターってさ、どんな人なんだろうね?」
俺「あの人わからんよねー」
ぶーちゃん「ツレさんは絶対優しい顔してそう」
俺「あ、それわかるなぁ」
マキちゃん「おっさんは絶対子煩悩ww」
ぶーちゃん「子供の話多いよねww」

色々こんな感じあんな感じという話が出た
ちなみに結局マスターのイメージは男版ぶーちゃんという感じで落ち着いた
マスターは「イケメンすぎて鏡見るのが辛い」とか言ってたからきっとそうに違いない

16 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 22:38:07.38 ID:TFjQkt8L0.net
みてるぞ

17 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 22:39:06.60 ID:U1wCtCeT0.net
長いコピペだな

18 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 22:43:51.46 ID:mLDcVFJ30.net
結局その後3人でアドレス交換をしてその日は解散した
ぶーちゃんと言えど性別は♀
俺の電話帳に女のアドレスが2つ追加されたという事実は揺るがない

家に帰っていつも通りのログイン
INして早々ギルドチャットでマスターが「俺くん童貞卒業おめでとう!」とか言ってきた
ぶーちゃんが「俺くん激しすぎて失神しそうだったw」とか乗ってきやがる
まじでやめろお前らと思った矢先、
「初体験が3Pだなんて贅沢すぎるってw」と、まさかのマキちゃんが乗ってきた
その発言だけで既に抜ける
というか抜いた

19 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 22:49:40.81 ID:mLDcVFJ30.net
そっから日は経ち、いつも通りワイワイやってた頃ぶーちゃんが再びオフ会の提案をした
あれからもぶーちゃんやマキちゃんと遊んだりってのはあったけど、ギルドでのオフ会ではなかった
きっとあの日に来なかったギルメンと会ってみたいってのがあったんだと思う
俺・ぶーちゃん・マキちゃんの三人は遊ぶ度にその話をしてたから

マスター「あぁ、その日なら空いてるわ」
ツレさん「マスター行くなら俺も行くわー」

おっさんは仕事になってしまった

しかしこの二人が来る!
謎を暴く事が出来る!
でかしたぶーちゃん!

俺ら三人ははオフ会の日が楽しみで仕方がなかった

20 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 22:55:05.11 ID:H4CIBLLB0.net
アフィさんお疲れ

21 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 22:55:27.32 ID:5kZUJSX80.net
>>15
おい未成年喫煙者

22 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 22:55:32.30 ID:89Q0t9m20.net
四円

23 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 22:58:17.51 ID:yTyv+/na0.net
続けたまえ

24 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 23:01:41.47 ID:mLDcVFJ30.net
オフ会前日、事件が起こる

夜中、マスターがログインするとすぐにマスターからササヤキが送られてきたんだ

マスター「俺くん、今からちょっと会えねー?」
     「俺明日初参加だからさー、男の俺くんと今日会って色々話せば少しは楽かなーと思ってな」

勿論OKした
約束の場所についに購入した愛車のゼファーで向かう俺
俺がバイクを買った事は実は内緒にしてたんだけど、やっぱり首領と会うなら一発目が肝心じゃないかと思って選んだ切り札だ
約束の場所へ轟音が鳴り響く

バイクが一台俺の近くに止まる
XJ400と言えば知ってる人は知ってるであろう今やプレミア物のバイク
グラサンをかけたバイク乗りが俺に話しかけてきた

???「お、君が俺君かー」

正直度肝を抜かれた
自分のギルドのマスターがレアなバイクに乗っている事にも驚いた
けどそれ以上にヘルメットを脱ぎ、グラサンを頭にかけた目の前の男がかなりの男前である事にしょんべんを漏らしかけた
これが本当に俺のギルドのマスターなのか
疑いを隠せなかった
ちなみに俺はホモじゃない

25 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 23:04:17.33 ID:KZC4u7XUi.net
よし、パンツ脱いだ

26 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 23:04:42.13 ID:TFjQkt8L0.net
マスターかっけえ

27 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 23:09:31.61 ID:mLDcVFJ30.net
>>21
今年で二十歳だから時効よ☆

俺「あ、マスター・・・っすか・・・?」
マスター「そらそうよwwwどう見てもマスターだろ?wwww」
どう見てもって、初めて見たよ

鋭い目付きが印象的なマスターは外見とは裏腹にめっちゃ明るい人だった

マスター「ゼファーか、いい単車乗ってんなー!」
俺「いやいやwwペケジェイいいじゃないっすか!」
マスター「いやさー、俺くん単車買うために貯金してるって言ってたから単車で来たら話しやすいかと思ってさー」
俺「みんなには内緒にしといてくださいね!」

なんかこう、初めて会ったのにすごく話しやすい人だった
確かにこの人ならチャットのあのキャラも妙に納得出来てしまう
見た目通り落ち着いてたり、この日みたいにめっちゃはしゃいでたり
26歳ぐらいかと思ったけどマスターは20歳だった

マスター「俺そんなおっさんじゃねーよ!」

28 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 23:15:37.60 ID:mLDcVFJ30.net
マスターと軽く夜の街を走った
マスターの単車の排気音が低く轟き、響き渡って行くのがヘルメット越しによく聞こえた
道の駅に行って休憩した
マスターは自販機に行ってブラックコーヒー2本買ってきてた
「大人の階段上がっていこうぜー!」とか言いながら俺に1本渡すマスター
缶コーヒーの蓋をパチっと開けて一口飲んだ
口の中に広がっていく苦み
今まで何度か飲む機会はあったけど、やっぱり苦い
一方マスターは遠くを見ながら煙草を咥えてジッポで火を点けた
その姿がたまらなく格好良くて、俺はジッポを買う事を決めた

29 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 23:21:08.44 ID:mLDcVFJ30.net
苦い苦い缶コーヒーをなんとか飲み干した
マスターは既に飲み切っていた
その時俺はこの人に憧れを持っていたと思う
今でも俺はこの人に憧れてる

マスター「そんじゃ、今日はこの辺で解散すっかー」
とマスターが言い、その日は解散した

コーヒーを飲んだからか、オフ会への期待かはわからんけどとにかく眠れなかった


そして時は来た

30 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 23:22:45.20 ID:5kZUJSX80.net
どこが事件だったん

31 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 23:24:00.38 ID:7sDyGRiU0.net
遅い遅い遅いぞ
ぺーすあぷ

32 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 23:27:38.20 ID:mLDcVFJ30.net
>>30
マスターが予想を大いに裏切る事件だよ!

結局全然眠れなかったけど遅刻するわけにはいかない
マスターとはメアドを交換していたんだけど、朝起きたら既にマスターからメールが来てた
「車で行くわー」
見透かされていたんだろうか
マキちゃんと喋れないのは残念だけど移動中寝れるのはとてもありがたい
いや、車で移動するかなんて誰も言ってないんだけどやっぱ人間っていい方向に考えちゃう

キーを取り、エンジンをかける
全くもって好調である
ついにこいつを見せる時が来た!
そう考えるとちょっと目が覚めた

33 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 23:29:27.08 ID:mUOckWGv0.net
マキちゃんがマスターにry
ってことだろ

34 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 23:31:49.30 ID:7Ey9Odjd0.net
続きはよ

35 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 23:37:12.26 ID:KJRo70FC0.net
おいついてまった、はよはよ

36 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 23:37:22.78 ID:mLDcVFJ30.net
待ち合わせの場所に愛車で駆け付ける
マスターと、マキちゃんとぶーちゃん、あとツレさんらしき人が既にいた

俺「ウィーッス!」
マスター「おせーぞおせーぞー」
マキちゃん「おお!俺くんバイク買ったんだ!おめでとう!」
ぶーちゃん「かっこいいじゃん!今度乗せてね☆」
ツレさん「おお、俺くんかー」
     「マスターから話聞いたよ、よろしくねー」
俺「よろしくお願いしまーっす!」
マスター「丁度5人か、まぁキツキツやろうけど乗るやろ」
      「車停めてるから行こうやー」

駐輪場にバイクを停めて、有料駐車場まで歩いた
マスターは駐車代割り勘だからな!とか言ってみんなを笑わせてた

駐輪場につくと、
マスター「俺くん、寝れると思ったら大間違いだぜ!」
ツレさん「お前缶コーヒー買ったのわざとやろ・・・」

オープンカーだった
カルマンギアって奴なんだけど知ってる人はいるだろうか
なんかもうマスター廃スペック過ぎてやばいよね

女性陣は鳩が豆鉄砲を食ったような顔してた

37 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 23:39:32.16 ID:ivjyoW5P0.net
マスター...

38 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 23:41:00.63 ID:KZC4u7XUi.net
20でカルマンギアとか渋いな

39 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 23:41:39.24 ID:5kZUJSX80.net
カルマンはイタリアの顔したフォルクスワーゲンさんじゃないか。
あれ5人も乗るっけ?

40 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 23:42:15.10 ID:o+agDK5iO.net
なぜ3年前の話を今さら、異常な記憶力で語るのか
答えは作り話だから
死ねよアフィカス

41 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 23:45:29.89 ID:mLDcVFJ30.net
運転席にマスター、助手席にツレさん
左から俺、マキちゃん、ぶーちゃんだった

マスター「だめや、重量オーバーやて」
      「ぶーちゃん降りてや」
ぶーちゃん「ひどすぎwwww」
ツレさん「なら俺が降りるわ…」
マスター「おうとっとと降りろや」
ツレさん「俺が降りると思ったか?馬鹿野郎」

この二人は本当に仲が良さそうだった
初めて乗る左ハンドルの車に、俺は緊張していた

マキちゃん「マスターってなんか、ネトゲの中と変わらんねw」
マスター「ネットが居場所やしなwwww」

そうか、そうだったのか
この人と初めて会った気がしない理由はきっと、裏表が無いからなんだ
ネットでもリアルでも、この人は同じだった
ネット上だと謎の人だったけど、リアルでは色んなキャラを演じれる

42 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/05(土) 23:58:11.39 ID:mLDcVFJ30.net
>>39
乗れない事はなかったけど本当に狭かった
あと背筋ぴーんとしないといけないのが辛い

>>40
そりゃあ今でもよく会うし覚えてますやろーwwwww
死ねとか言ったらダメよ!

そんでそんでいざ出発
この時点ではどこ行くか決まってなかったけど
ぶーちゃんがお腹空いたとか抜かしやがるからまず飯に行く事になった
マスターなりにこだわりがあるようで、この車を出した以上は安いとこ行きたくないって言ってた
で、結局海鮮料理の店に行った
流石に味はもう覚えてない

何故かツレさんの奢りになってた
嫌な顔一つせず気前よく払ってたツレさんがカッコ良かった
タリーズコーヒーとは比べ物にならない

43 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/06(日) 00:02:31.64 ID:BAy+atWR0.net
マキちゃんと密着じゃないかけしからん!

44 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/06(日) 00:19:26.01 ID:aXJxIvF50.net
そっから海岸沿いを走った
初めて青春ってものを感じた瞬間だった
今でも休みの日はよくバイクでここを走る
いつでも青春を思い出せるからね

で、当時はと言うと腹も一杯になったしで一瞬の不意を突かれたのかいつの間にか寝てた
起きたら有料道路のパーキングエリアだった
それに気付いたマスターがブラックコーヒーを渡してくれた

ありがたく頂くと、やっぱり煙草が吸いたくなった

煙草を吸いに一旦降りると、マスターとツレさんも一緒に降りた
女性陣は二人で楽しそうに喋ってた

喫煙所で火を点ける時、二人ともジッポだった

マスター「どうよ?俺くん、楽しい?」
俺「はい!」
ツレさん「マキちゃんめっちゃ可愛いな」
マスター「お前には合わねえだろ」
      「彼女に言うぞそれ」

ライバルが出来たかと焦ったけど安心した
でも考えてみればマスターに彼女がいるのか聞いた事がなかった
ネトゲの中で聞いても「パソコンの中にいる」としか言わなかったけど、
こんな廃スペックな人間に彼女がいないのもおかしい
しかし彼女がいなかったらいなかったでそれはそれは大きな脅威になる

45 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/06(日) 00:28:14.41 ID:aXJxIvF50.net
吸い終えて車に戻って、遠回りして解散した
梅雨明けぐらいだったのもあって日差しが強く、いくらオープンカーと言えどエアコンがないのは致命的だった

マスター「そんじゃおつかれー」
ツレさん「おつかれー、みんな気をつけてー」
とか、そんな事言って解散した

なんかこう、正直見下してた人が自分より遥か上にいることを知ってめちゃくちゃ虚しくなった
マキちゃんどうこうじゃない
俺はマスターに何もかも負けていた
憧れはあったけど、差があまりにも大きすぎた

その日の夜、俺はササヤキでマスターにいろいろ質問をした

46 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/06(日) 00:28:27.16 ID:IGeO71Qz0.net
これはもしや……

47 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/06(日) 00:37:31.85 ID:aXJxIvF50.net
どうしたらマスターみたいな人になれるのか
どんな仕事をしているのか
彼女はいるのか
他にも色々したと思う

ササヤキだからか、マスターは真面目に答えてくれた
マスターは俺に、自信を持つ事が大事だと教えてくれた
例え行き過ぎてナルシストになったとしてもそれはそれでネタに出来る
何をするにしても考えうる限りの最高級を目指す
仕草を一々意識してカッコつける

当時マスターの仕事は大雑把に言えばドカタみたいなもんだった
全く予想が出来なかった
ここで初めてマスターが中卒である事を知ったんだ
乗ってる車も服装も、全くドカタが選ぶようなもんじゃなかった
だから初めて俺が入ってきた時、ちょっと前の自分を見てるようでめちゃくちゃ笑ってたらしい

彼女はいないと言ってた
本人曰く一途で、昔好きだった子が忘れられないと話してくれた
ちなみに風俗やラウンジは割と行くらしい
というか今でもよく行ってる
何故なのかは未だに謎

48 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/06(日) 00:47:38.67 ID:aXJxIvF50.net
それから俺はマスターの背中を追いかけた
その間マスターは俺を色々な店に連れて行ってくれた
バーやラウンジ、バイク屋等、マスターはそれなりに顔が広かった
ビールぐらいしか飲んだ事のない俺が無理してビールを飲む横でジャックダニエルをロックで飲んでる姿は本当にカッコ良かった

いつからかか虚しさは、身近にこんな格好良い人がいるんだという自信へ変わっていた

ちなみに20歳になったので最近になって俺もジャックダニエルを飲んでみたけど意外にも飲みやすくてビックリ

49 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/06(日) 01:02:16.23 ID:OvhJdYhk0.net
みてるよ

50 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/06(日) 01:07:51.95 ID:aXJxIvF50.net
マスターはマキちゃんといい関係なのかと言うと、特に何も変わってはいないと言っていた
マキちゃんは本当に自由な人間なんだと思う
男とか女とか多分関係無い人なんだと思う
なんとなくそう気付いた辺りから、マキちゃんへの恋愛感情ってのは薄れていった

一方ぶーちゃんはと言うとぶーちゃんもそんな感じだった
自分がブスだからなのを自覚しているからなのかは分からないけど、恋愛ってものを考えず楽しんでいる感じ

おっさんはおっさんで、オフ会行けない事を嘆きつつも幸せそうだった
子供がいる喜びってのを嫌というほどたくさんの言葉で教えてくれた

ツレさんはツレさん以前通り大人っぽい雰囲気出しつつもでマスターと悪ノリしたり、
オフ会をする前と比べて自分を出してくれるようになった
今でも一緒に狩りしてる途中でマスターとPKし合ったりしてる

51 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/06(日) 01:14:38.20 ID:5g24HRt70.net
はよ

52 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/06(日) 01:17:20.31 ID:aXJxIvF50.net
俺はマスターと出会ってからたくさんの事を教わった
特にバイクに関してマスターはたくさんの知識を持っていたんだ
と言うのもマスターにも憧れの人がいて、その人にバイクから音楽まで色々な事を教わったらしい
マスターの憧れの人はマスターが憧れるのも納得で、俺は今でもその人の店に度々おじゃましてるんだ

このギルドに入ってからヤンキーへの憧れが無くなった
色んな人に迷惑をかけた過去が消えるわけじゃないけど、俺は自分の生き方ってのを見つけられたんだ

53 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/06(日) 01:24:37.36 ID:aXJxIvF50.net
尊敬出来る人や、それに集まる人々
自分の背中を押してくれる人や、自分に手を貸してくれる人
そういう世界を見てからは、今まで自分が憧れていた世界が妙にしょうもなく見えた
人に迷惑をかける事を楽しんだり、犯罪をステータスとして語ったり
マスターはよく「ツレはよく選べ」と言っていた
選んだ結果、マスターはツレさんしか残らなかったという

俺は初めてマスターの交友関係という物を聞くことになった

54 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/06(日) 01:31:01.27 ID:aXJxIvF50.net
なんか締めづらくなってしまった・・・

55 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/06(日) 01:33:58.67 ID:CTsFNSpl0.net
っ風呂敷のしまい方

56 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/06(日) 02:05:44.11 ID:i1ZeAWCx0.net
金取ってる訳じゃねーんだ

ダラダラ書いてればいいんだよヽ(*´∀`)ノ

57 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/06(日) 02:58:32.82 ID:+jM8JJnL0.net
マスターなにやらかしたの?

58 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/06(日) 03:01:24.60 ID:+jM8JJnL0.net
ってかこの話しよくわかるわ

いまでもそのギルド続いてるなら絶対維持しろよ

ホントなんかのきっかけでギルドって消滅するからな

59 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/06(日) 08:08:40.97 ID:9NuDVA050.net
いいなぁ、めちゃ羨ましい
素敵な人達と出会えて幸せやね

60 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/06(日) 12:39:50.03 ID:ZP/Q6nQH0.net
憧れる人がリアルにいってのがいいな

61 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/06(日) 13:49:31.49 ID:aXJxIvF50.net
みんなおはよう!
残っててびっくり

>>57
マスターは何もやらかしてないけど強いていうならローンの返済に追われてる

>>59
マスターとぶーちゃんのキャラがやっぱり濃いね
ネットとリアルで違いがない人ってやっぱ独特なオーラがあると思う

62 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/06(日) 17:22:33.29 ID:PRz7xhtS0.net
つづきまだか

63 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/06(日) 17:29:45.07 ID:8KNo8d/P0.net
つづきはよ

64 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/06(日) 17:30:35.75 ID:8KNo8d/P0.net
つづきはよ

65 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/06(日) 18:04:21.03 ID:ORrKKNTd0.net
結局マキちゃんは誰の穴奴隷になってるのか!?

66 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/06(日) 18:09:40.99 ID:oXAyvwgK0.net
いい話
俺もネトゲの出会いで人生ドン底から普通に変われたから良くわかるよ

67 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/06(日) 20:38:44.37 ID:aXJxIvF50.net
マキちゃんはきっと処女
俺は処女だと信じてる
マキちゃん恋愛の話とか全然しない人だしね・・・

68 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/06(日) 20:55:06.06 ID:aXJxIvF50.net
そうだね、それじゃ続きといえるのか分からないけど書いていこうか

マスターと出会って2年
つまり去年だね
その時にははもうおっさんを除いてみんなリアルの友達だった
その間に何度かギルメンの恋愛歴という話になった事がある
ここを詳しく書いていこう

多分ぶーちゃんだったと思うからぶーちゃんで書いていく

ぶーちゃん「マスター彼女おるん?」
マスター「おるわけないやろ」
ぶーちゃん「なんで?」
マスター「何でかわかるんやったら今頃おるやろ」
ぶーちゃん「いた事は?」
マスター「俺ほどパーフェクトな人間におらんかったわけないやろ」
ぶーちゃん「多分そういうとこやろwwwwwおらん理由wwwww」
マスター「でも嫌いにはなれんやろ?wwwww」
      「そこから愛が生まれるねん」

相変わらずネタで言ってるのかまじで言ってるのかがわからない時がある
マスター得意の超理論
なんか妙に納得してしまう説得力がある

69 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/06(日) 21:31:34.76 ID:Kyzw+upF0.net
こういうのなんか羨ましいな

70 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/06(日) 21:54:32.36 ID:RhvT06YOi.net
おっさん「」

71 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/06(日) 23:51:36.28 ID:9NuDVA050.net
おっさんのことも思い出してあげて

72 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/07(月) 00:09:29.52 ID:icoI6kCA0.net
ギルマスって何歳なん?

73 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/07(月) 01:41:25.01 ID:OAdUYN++0.net
ギルドって案外いい方向にいきやすいよな

74 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/07(月) 04:09:13.31 ID:mOrGeDd50.net
続きはよおおおお

75 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/07(月) 15:25:12.57 ID:vQI/Vgox0.net
いいスレを見つけた

76 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/07(月) 19:27:04.87 ID:Kj6p4V/T0.net
うおお残ってた!

>>72
現在22歳の今年23ですな

そんじゃ続きというか恋愛歴のお話

ぶーちゃん「マキちゃんは彼氏おるんー?」
マキちゃん「まさかーwww」
マスター「ワイこの間マキちゃんがおっさんとホテル入るところ見たで」
マキちゃん「黙ってろ」
マスター「おっとこの事は内緒だったね」
マキちゃん「そういう意味じゃないから!変なウソ言うな!」

安堵する俺

ツレさん「ムキになってますなぁ」
マキちゃん「どうせならイケメンにしてよwww喩え話でもおっさんは酷いわwww」
マスター「お呼びですかな」
マキちゃん「だから黙ってろ」

俺が入る前からの付き合いと言えど仲が良くて悔しくなる俺

マスター「俺くん彼女おらんの?」
      「おらんかwwwww」
俺「言わんでくだいよwww」」
マスター「ほらぶーちゃん、良い飼い主が見つかったぞ」
ぶーちゃん「人間として扱ってwwwww」
ツレさん「お前が飼えよ」
ぶーちゃん「だから人間だってwwwww」

ぶーちゃん性格はいいんだけどなぁ・・・

77 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/07(月) 20:02:24.68 ID:Kj6p4V/T0.net
あ、そうだ
ギルメンの現在のスペック書いていこうと思うんだけどどんなの書いとけばいいだろう
分かるところは書くよー

78 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/07(月) 20:12:02.19 ID:aYaRvmP80.net
はよ

79 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/07(月) 20:15:44.49 ID:icoI6kCA0.net
>>76
まじかマスター若いな…

80 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/07(月) 20:59:56.68 ID:hAgcvlWr0.net
スペックったって今までの感じで大体分かったよ
それより全米が泣いた超いい話はよ

81 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/07(月) 22:58:46.24 ID:TtwO2s0o0.net
おもしろいからもっと書いてくれ

82 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/07(月) 23:13:30.36 ID:Kj6p4V/T0.net
>>79
俺も初めはもっと上だと思ってたけどこんな若いとは思ってなかった
ネットとかじゃ初対面ではよくおっさんと思われてるらしい

>>80
現時点で超いい話だろ!!泣けよ!!

そんじゃマスターという人間が確立されるまでの経緯をひっそりと書いていこう
マスターは表面じゃいい意味で馬鹿な人なんだけどあんまり自分の事を話したがらないから
知ってる分だけだけど

83 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/08(火) 18:30:48.00 ID:LpfQTFAp0.net
>>82
はよかけや

84 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/08(火) 19:06:49.72 ID:R7Bkbbj30.net
なにやってんだ1は

85 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/08(火) 19:25:38.42 ID:nOsacwTL0.net
釣りか?

86 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/08(火) 20:12:11.72 ID:j9IO+mnO0.net
>>83
sorry...

>>84
社畜なんです・・・

マスターは小さい頃、本人曰く「主人公にあこがれていた」らしく
正義感が強かったらしい
ポイ捨てした中学生だか高校生だかに喧嘩を売るような馬鹿な小学生だったって言ってた

中学生に上がると部活で剣道を始めて、中1の時点で既に中体連の補欠に混ざるレベル
全国常連校との団体戦で唯一勝利を収めたりとかなりセンスはあったと言ってた
けど中3の中体連前に色々と問題起こして中体連に出れずその方への道が絶たれてからこの世がクソだと思い始めた(本人談)
そっからは学校さぼりまくってゲーセン行ったりしてたらしく、その結果高校進学の道も絶望的に
県内でも有名なバカ校に落ち、滑り止めの私立も落ち、私立の二次募集で入るも馴染めず中退

それでバイトとニートを繰り返す生活を続けていたけどある日ふと「俺、このままじゃ成人式出れねえ」と気付いて急いで就職したんだとか
就職してしばらく経った頃、バイクに軽いトラブルが起きて道端に停めていたところを一人のおっさんが拾ってくれたらしい
これがマスターと、その憧れの人の出会いだと言ってた

87 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/08(火) 20:36:59.22 ID:/FAUDygO0.net
ドラマ化決定

88 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/08(火) 21:07:53.95 ID:j9IO+mnO0.net
けどそれからしばらくして、マスターは当時付き合ってた彼女にフラレてしまったんだ
マスターはこの話だけは話してくれないし、俺もそれ以上踏み込むわけにはいかないから分からない
でもツレさんが言うに、あの頃のマスターは精神的にかなり参っていたと言ってた
だから今この人は強いし、人望があるし、面倒見も良いんだと思う

挫折から立ち直った人間というのは強い
けどそれで逆にマスターはそういう関係を持つ事をやめてしまったんじゃないかなぁと個人的には思う

風俗やラウンジへ行く理由も分かる
恋愛感情とか挟まず好きな時に女と喋れるし、
自分がセックスしたいと思った時に出来る
マスターは恋愛というものがきっと怖いんだと思う
初めてオフ会をした時はそんな素振り全く無かったんだけどね

89 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/09(水) 19:20:57.94 ID:DWxgj0810.net
ただ以前ツーリングへ行った時、自販機のある公園で休憩してたんだけど
自販機で飲み物買う時綺麗な女の人が近づいてきてマスターの方をじっと見てた

マスターは気付いてた感じだけど何も言わず小銭入れてたら
その女の人が「かっこいいですねあのバイク、何て言うバイクですか?」ってマスターに話しかけた
マスターは「俺のっすか?ペケジェイって奴っすよ」と素っ気なく返してた

女の人は「私もNinjaに乗ってるんです!今日いい天気だったから走りたかったんですけど用事で・・・」
対するマスターは「今日は気持ちがいいっすね、革ジャンじゃ暑いぐらいっすよww」
とちょっと機嫌が良さそうになってた
地元から離れたところまで来ていたので地元の話やら何やら軽く話した後
「そんじゃ、また機会があったら」と言ってその場を後にした


マスター「連絡先聞いときゃ良かった!!クソ!!」

90 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/10(木) 20:17:41.13 ID:IHdOF05A0.net
そんで月日は経って2014年
1月1日の朝4時半頃からいつものメンバーで集まった
目的は勿論初日の出
マスターと俺はバイク、他3名はツレさんの車で出発

凍える程に寒かったけれど目的地まで無事到着
やはりみんな考える事は一緒で、ついた時には既にたくさんのバイクが停まっていた
古いバイクから新しいバイク、珍走カスタムからフルノーマルまで様々

ここでマスターの珍走嫌いが半端なレベルじゃない事を話しておこう
中卒でXJ400に乗っている、と聞くと皆珍走を思い浮かべるだろうけど
カルマンギアを所有している事からそんな感じでもない事が大体わかると思う
マスターは普段大人しい人だけど珍走を見ると目付きがガラリと変わる
すれ違う瞬間に中指を立てる事はザラ、信号待ちでコールを切っていた奴に対してはいきなり胸ぐらを掴みに行く程
本人曰く、
・「ああいうダサい連中のせいで普通に単車乗ってる奴までダサく見られるから嫌い」
・「下品」
・「格好だけで度胸も何もないのに不良ヅラしてるから気に食わない」
とか散々言ってた
正直俺がこの人に会う事がなかったらきっとそういう道に走ってただろうとは口が裂けても言えなかった

勿論初日の出の時に見つけた族車を指さして笑っていたのは言うまでもない

91 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/10(木) 20:20:21.88 ID:dnbHcDex0.net
バイクってだけでそういうイメージ持ってしまう僕が来ました

92 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/10(木) 20:33:42.30 ID:IHdOF05A0.net
その時ツレさんが怒りを露わにした

ツレさん「お前それやめろっていつも言ってんだろ!」
マスター「気に食わねえんだよ、ああいう輩が」
ツレさん「お前の族嫌いはよく分かってんだよ!」」
     「でもこういう場ではやめろって言ってんだよ・・・」
マスター「・・・わりぃ」
ツレさん「俺も怒鳴って悪かった」
マキちゃん「・・・マスターってそんな暴走族嫌いなん?」
ツレさん「昔っからだよ」
マスター「・・・まぁな」
ぶーちゃん「さーて、日の出はまだかな!?」


ぶーちゃんマジいい子


マキちゃん「7時ぐらいじゃない?寒いわー、凍えてしまうわー」
マスター「車ん中おれよ」
マキちゃん「えー、やっぱみんなで見たいじゃん!?」
マスター「なら我慢する事や」
ツレさん「いやお前の革ジャン貸してやれよwwww」
マキちゃん「乙女心がわからん男ってほんと嫌やわーwww」
マスター「女捨ててるクセに抜かすなやwwww」
ぶーちゃん「ここで貸したら好感度上がったのにもったいないなぁ!」
マスター「じゃあもうみんなで脱ごうや」

何故そうなる

93 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/10(木) 22:15:34.14 ID:ztH5YJcd0.net
みてるよ、楽しみにしてる

94 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/11(金) 09:24:51.24 ID:y5/WKHA0i.net
みてるよ!

95 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/11(金) 22:19:09.93 ID:SK9Gg/eD0.net
マスターは何故かよく服を脱ごうとする
露出狂ではないんだろうけど、自宅に上がらせて頂いた時自室に入るなりパンイチになった時は唖然とした
もう一度言うけど俺は決してホモではない

そんでまぁ辺りは明るくなったんだけど雲が厚くて肝心の朝日が全然見えず、完全に朝の時間帯になってようやく朝日を拝む事が出来た
みんなめっちゃがっかりしてたけど俺は仲間と初日の出を見に行った事がなかったから、それだけでも充分満足だったんだ
次に向かうは勿論神社
大吉が出るまでおみくじを引いていたマスターの姿が鮮明に蘇る

カランカラーンと縄を振って、お願い事をする5人
どんな願いをしたのか聞いてみると案外みんなあっさり教えてくれた

ツレさん「今の関係が続きますように」
ぶーちゃん「今年はモテますように」
俺くん「みんな健康で過ごせますように」
マキちゃん「みんな幸せになりますように

マスター「こいつらの願いが叶いませんように」

ツレさん「お前が言うとウソかホントかわかんねえんだよ」

96 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/12(土) 00:23:06.39 ID:f6hZLrN9i.net
マスターおもしれぇなw

97 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/12(土) 00:39:20.12 ID:c1QkQHmM0.net
いいなー、面白いw

98 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/12(土) 07:49:23.79 ID:eu1Tsg+E0.net
おっさんのこと忘れないで!!

99 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/13(日) 15:16:43.43 ID:UZXNfOUA0.net
なんでこんな小出しなの

100 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/13(日) 15:57:32.41 ID:N89KojmG0.net
面白いんだけど更新が遅すぎるなw

101 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/13(日) 18:24:30.00 ID:jGhj68Cv0.net
>>99-100
申し訳ねえ!
空いた時間やらにちょいちょい書くぐらいのペースが丁度良くてね・・・
まさかこんな続き続き言われるとは思ってなかったから嬉しいんだけどほんと申し訳ない・・・

102 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/13(日) 19:03:52.34 ID:FF1CPQi70.net
いいよなーネトゲのギルドw
そっちすごい楽しそうだね
俺もギルドの仲良いやつと2人で羽田で初めましてで一緒に北海道2泊3日旅行したよー
楽しかったなぁ

103 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/13(日) 21:02:48.72 ID:jGhj68Cv0.net
>>102
マスター社畜だから上手い事全員で旅行とか行けないんだよねー
でもほんとネットでの出会いって何があるか分からんわwww

そんじゃ続き

お祈りも終わったし、することなくなったから帰ろうって話になった
マキちゃんとぶーちゃんがツレさんの車に乗り込む

マスター「家まで送ってくん?」
ツレさん「今はプライバシー云々がうるせーからなぁ・・・」
マキちゃん「えー家まで送ってってよ!こんな寒い日に乙女を」
マスター「もうこいつここで降ろそうや」
マキちゃん「ごめんなさい送ってください」
マスター「そんじゃ次はマキちゃん家でパーティーや」
ぶーちゃん「マスターついてくんのwwww」
マスター「だ、だって、お、女の子の部屋って・・・フフゥ、ドッキドキするやないですか・・・!」
マキちゃん「ごめんガチでキモい」
ツレさん「流石に引くわ」
ぶーちゃん「減点やなぁ、今のは」
俺くん「まぁ、パパ〜っと帰りましょうよ、ハハッ(マキちゃんの家超知りたい)」
マスター「せやな、帰ろか」
ツレさん「まぁでも集合場所にチャリンコ置いてるし、そっちまでのがいいやろ」
マキちゃん「あー、そうだった」

そういうわけで解散

ツレさん「そんじゃおつかれ〜良いお年を〜」
ぶーちゃん「今年もよろしくね!」
マキちゃん「良いお年を!」
マスター「おう、そんじゃな!」
俺くん「今年もよろしくおねがいします!」

車を見送る
マスターと二人
マスターは俺の方を見ると爽やかにこう言った

マスター「眠くてたまらん!俺お家帰ってすぐ寝るからな!」

言うが早いかマスターはバイクに乗ると飛び出して行った
慌てて追いかけたけどマスターの姿は途中で見えなくなった
飛ばし過ぎだあの人

104 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/13(日) 21:27:46.93 ID:kRL8kO+t0.net
C

105 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/13(日) 23:08:16.01 ID:FF1CPQi70.net
結構重課金ギルドにいてギルマスの社長さんが費用もってくれるみたいで今月末みんなで六本木飲みにいってきますw

106 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/14(月) 20:07:26.47 ID:XwwGqStN0.net
それからしばらく
つまり今から少し前になる
マスターから連絡があった

マスター「ちょっとケリつけてえ奴がいるから立ち会ってくれ」

この人何する気なの・・・と思ったけどこんな事普段は言わないからよっぽどの事なんだろうと思って了承した
場所は地元のファミレスと言っていたのでそんな派手な事にはならないはずだ

ファミレスに着くと奥の方に向い合って座っているマスターとツレさんがいるのが見えた


え?ツレさんと?

いやいやいや

あんなに仲良さそうだったのに


恐る恐る席に近づく俺

マスター「どうしたんだよおどおどしちゃってwwwwまぁ座れよwwww」
ツレさん「まぁあいつが来るまで飯食いながら待ってようや」
俺くん「え?あと一人来るんですか?」
マスター「俺がこいつとモメるわけないやろwwwww」
ツレさん「席的にそう思われても仕方ねーかwww」

一安心

しかしもう一人来る

一体どんな人物なのか

一体何があったのか


俺は気になって仕方がなかった

107 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/14(月) 20:16:41.66 ID:Vh+jgmNw0.net
はよ

108 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/14(月) 20:24:17.63 ID:XwwGqStN0.net
俺は恐る恐る聞いた

俺くん「あの・・・その人と何があったんですか・・・?」
マスター「ん?ああ・・・まぁまだ来ねえだろうし話しとくか」

マスターは何か遠くを見るように話し始めた

怒りというよりも、哀しみや虚無感が混ざったような、苦しそうな顔をしてた

マスター「俺さ・・・前に『ツレは選べ』っつったろ・・・?」
      「俺がそういう生き方をするきっかけになった人間だよ」
ツレさん「そいつとは元々仲良かったんだけどな、」
     「子供が出来てからか、金に関してだらしねえ奴になっちまったんだよ」
     「こいつから育児費用が足りねえとか言って借りた金でパチンコ行ってたりしててな」
俺くん「子供がいるんすか!?」
マスター「まぁな・・・事ある毎に『育児費用が〜』とか言って金を借りに来てたわ」
ツレさん「額自体は大した事じゃねえし結果的には返せてるからと思ってたけどな、」
     「返すまでがひでえんだよ、調子が良いのは金借りる時だけでよ」
マスター「こいつなんか金借りてた事すら忘れられてて、踏み倒されるところだったんだぜ」
      「そんで段々と俺らとそいつは距離を置く事にしてたんだけど、」
      「半年経った今、そいつから連絡があった」
ツレさん「言わねーでもわかると思うけど、『金貸してくれ』ってな」
マスター「普通によく遊んだりする仲なら全然貸すんだよ」
      「金借りるためだけに連絡してきたっつーのが気に食わねえんだ」
      「俺が断った後こいつにも同じ事言ってたみてーだし、ちょっとまじでケリつけようと思ってな」
ツレさん「他にも色々そいつはやってくれたんだけど、まぁそいつが来たら全部話す事になるやろ」


そんな重要なところに俺がいていいんだろうか

俺はそんな深い話に混ざれる程この人達に信頼されているんだろうか

自分では気付かなかったけど、マスターもツレさんも俺のことを一人の友人として接してくれていたんだ

だから俺はこの場を見届けなければならない

どうなるかは分からないけど、きっとこの二人はその人と縁を切ると思う

この人達は俺に教えるつもりなんだ

人と人とが別れていく様を

109 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/14(月) 20:42:47.27 ID:XwwGqStN0.net
俺は確か『子供がいるんすか!?』の発言を最後に、ずっと黙っていた
『あー』とか相槌は打ってたと思う
けど、俺は自分の意見というものが出せていなかった
今までそんな状況に居合わせた事がなかったからだ
一字一句じゃないけど、俺はこの時の事を鮮明に覚えている

頼んだ飯を食べている途中、一人の男性が席に混ざった
ガタイがよく、背も高い
この人と殴り合いにでもなったら俺は何も出来ずに気を失うだろう

この人の事をよく知っているわけじゃないけどこの人は本当に畜生だった
だから畜生という名前を付ける

畜生「わりぃ、待たせたな」
マスター「金借りに2時間遅れて来るような奴が今更時間守るとは思ってねえよ」
畜生「あれ、こいつ誰?」
マスター「こいつとか言ってんじゃねえよ、俺のツレだ」
      「静止役だよ、いつお前をぶん殴るかわかんねーから」


マスターは既に怒りが爆発する寸前の様子だった
正直気が気じゃない
きっと周りに人がいるからこそ、マスターはこの場を選んだのだと思う
もし誰も居ないような場所だったら、それこそ殴り合いに発展していただろう


ツレさん「で、何で呼んだか・・・分かってんな?」
畜生「・・・すまん、分からん」
   「金貸してって言ったからか?」
マスター「お前まじでナメてんのか」
      「今まで散々『俺らは親友』とか言ってた奴がさ、」
      「金借りるためだけに連絡するような奴だと知ったらお前どう思うの?」
ツレさん「まぁ、そんな気はしてたから『やっぱこんな奴か』としか思わなかったけどな」
畜生「・・・すまん」
マスター「いや、すまんじゃなくてさ、謝ってりゃいいとでも思ってんのか」
      「お前毎回そうじゃん、だりいから謝っとこうぐらいにしか考えてねえだろ」
ツレさん「つーかお前、こいつに300円すら貸さなかったらしいじゃん」
     「気合いでどうにかしろとか言ったらしいな?」
     「で、お前がこいつに金借りてた時、こいつが気合いでどうにかしろとか言った事があったかよ?」
畜生「・・・無い」
マスター「自分だけ助けてもらおうと思ってんじゃねえぞお前」
      「助けあってこそのツレじゃねえの?」
畜生「いや、そうだけどさ」
ツレさん「つーかツレに金なんか借りねえだろ普通」
     「だから俺らはカード作って極力人から借りねえようにしてんだよ」
マスター「お前俺らの事利息のねえ銀行だとでも思ってんじゃねえのか」
畜生「・・・すまん」

マスターはテーブルに体を乗り上げ、畜生の胸ぐらを掴んだ

110 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/14(月) 20:47:19.47 ID:wd4DzI9A0.net
読んでるよ

111 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/14(月) 20:53:08.29 ID:8rHMAOCU0.net
修羅場やな

112 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/14(月) 21:12:23.75 ID:XwwGqStN0.net
畜生は何もしなかった

マスターは声を震わせながら言った

マスター「『すまん』じゃねえんだよ!!」
      「てめえは裏切ったんやぞ!!」
      「ツレを裏切ったんやぞ!!!」
      「『すまん』で済む程浅かねえんだよ!!!」

マスターは目に涙を浮かべながら、店内に響き渡るような声で叫んだ

近付いて来るファミレスの店員

静かにするように注意されるマスター

マスターは手を離し、椅子に座る

マスター「・・・もういい、呼んで悪かったな」
      「顔も見たくねえから帰ってくれや」
畜生「もう帰っていいか?」
   「今後お前らには借りねえからそれで勘弁してくれ」

ツレさんは何も言わずに畜生の左頬を殴った

113 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/14(月) 21:34:47.04 ID:eRXc9L7O0.net
>>90
> すれ違う瞬間に中指を立てる事はザラ、信号待ちでコールを切っていた奴に対してはいきなり胸ぐらを掴みに行く程


何だ、珍走と変わらないじゃん。

武勇伝書くたびにマスターの評価がダダ下がるんだけど。

114 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/14(月) 21:58:50.98 ID:zrVOtTRA0.net
フィクションにマジになるなよ
面白ければなんでもいいんだよ黙ってろ

115 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/15(火) 00:00:55.97 ID:klhQEsKW0.net
>>113
お前とは友達になれそうもねぇわ

116 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/15(火) 00:56:02.18 ID:OlcG9Q6s0.net
>>112
雰囲気が伝わってきて面白いよ
スローペースでもいいから最後まで頼むな
最近の楽しみの一つだw

117 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/16(水) 20:52:18.91 ID:VbQzBAx+0.net
つづき


位置関係としては

俺 マ
ツ 畜

こうだった

ツレさんと畜生の方はソファーになっていたんだけど
畜生はソファーから殴り飛ばされたんだ
ツレさんの目は本気だったし、どう見ても本気で殴ってた
慌てて店員が駆け寄ってきて警察呼ぶぞと言われてたもんだから俺が何度も謝ったらどうにか許してもらえた
幸い他のお客さんや、店の物に被害は無かったので出禁だけで済んだ

外へ出たところで畜生の顔も見ずにマスターは言った

マスター「お前からすりゃ俺らは広く浅い知り合いの一人だったんやな」
      「俺は狭く深い関係が好きやから、分かり合えんわ」

そう言ってツレさんの車に向かうマスター
ツレさんは何も言わずそれに続く

畜生「・・・待てよ」
   「・・・2対1とか流石にないんじゃねえの?」

マスター「そりゃお前が裏切った人間が二人だからな」

ツレさんが車のエンジンをかける
車に乗り込むマスター

マスター「じゃあ、気を付けて帰れよ」

俺と畜生、両方にそう言ってツレさんとマスターは駐車場を出た

何かあったらまずいと思って俺はすぐバイクのエンジンをかけてその場を後にした

俺は家に帰って色々考えた

正当な理由があれば数の暴力が許されるのか?
失った信頼は二度と取り戻せないのか?
人間とはずっと仲の良かった人間をああもあっさりと切り捨てられる物なのか?
都合のいい人間にされていたと気付いた時の気持ちは?

その日、マスターからもツレさんからも連絡は無く、ネトゲにもINしてなかった

俺は考えがまとまったらマスターに連絡を取ろうと決めた

118 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/16(水) 21:31:16.30 ID:hMz3PbeJ0.net
ほう

119 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/16(水) 22:47:47.31 ID:E2egpFzh0.net
それでそれで

120 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/17(木) 00:25:08.40 ID:qORXG+P/i.net
続きはよ

121 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/17(木) 00:34:54.96 ID:8xC7DEKV0.net
ゆっくりで良いけど



続きはよ!

122 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/17(木) 10:59:43.75 ID:eTuYakyL0.net
>>117
畜生と2人で残されたのか
なんかシュールだな

123 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/17(木) 11:34:28.04 ID:hX/61vqi0.net
まとめて書いて完結してくれよおおおおおおおおおおおおお

124 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/17(木) 11:50:59.38 ID:LdvZY56Q0.net
ネトゲやっててもここまで人と付き合うこと無いな
羨ましくなってきた

125 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/17(木) 13:41:58.87 ID:WVqJBNUu0.net
畜生なんかと置いてきぼりにされた>>1かわいそす
マスターはその後>>1が殴られる可能性とか考えなかったのかな
俺だったら見損なうわ

126 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/17(木) 19:26:39.04 ID:YJppUlFO0.net
マスターから呼んでおいて置いてけぼりとか、1空気じゃねーかw

127 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/17(木) 23:52:17.44 ID:FCXafkc+0.net
社畜の俺くんは先程帰宅したので今更ですが続きは明日に・・・

>>125
俺も正直「えっ 帰っちゃうの」って思ったよ
帰って頭の中整理したら「こいつが俺殴る理由無いな」ってことで自分を納得させた

>>126
とりあえず最悪の事態は免れたよ俺超頑張ったよ
マスターには色々世話になってるし、あそこまで本気でキレてるところ初めて見たから中々言いづらかった
その辺は次回にてな!

128 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/18(金) 18:48:55.24 ID:Bdp9aG3c0.net
確かに呼ぶだけ呼んで置いていきぼり、それも信用できない人間と二人にするってのはなかなか酷い

129 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/18(金) 21:49:54.71 ID:WVQUaovL0.net
それから俺は考えた

俺にはマスターが卑怯な事をする人間だとは思えない
まぁ確かに、俺を置いてけぼりにしたのは流石に意味が分からなかったけど・・・
マスターと畜生が以前どれ程仲良くやっていたのかは知らない
けれど、畜生のやった行為は今までのソレを全部無しにしてしまう程の事とマスター達は受け取ったんだと思う
だから親しかった友人として、三人で話す事にしたのではないか

そして、反省の態度は俺から見ても無いと判断出来た
面倒だから謝っておけばどうにかなるだろうっていう考えが見え見えだった
マスターとツレさんの迫力に圧倒されて何も出来なかったけど、
俺も同じ席にいて心底腹が立つ人物だった
マスターはきっとこの場で今一度この畜生という人間との関係の修復を図ったのではないか
そして修復不可と判断、切り捨てたのだろう

130 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/18(金) 21:53:51.83 ID:WVQUaovL0.net
ある程度考えがまとまった

しかし連絡をする勇気が俺には無かった
この答えが出るまで3日程かかったのだから
その3日間、二人からの連絡は無かった
ネトゲにもINしていなかった
俺は切り捨てられたのではないか

そう考えるとどうしても一歩踏み出せなかった
マキちゃんやぶーちゃんにこの事が言えるはずもなく、二人とおっさんにはリアルが忙しいらしいと適当に言ってしまった
しかしここでしなければ明日は今以上に切り出しづらくなる

俺は意を決して、マスターに電話をかけた

131 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/18(金) 22:56:02.77 ID:axTYyN3T0.net
見てる!

132 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/19(土) 13:32:35.29 ID:mYavfyJe0.net
保守

133 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/20(日) 18:26:41.26 ID:7SleyDZh0.net


134 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/20(日) 18:44:20.52 ID:81hDx/Iz0.net
長電話だな…

135 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/20(日) 21:54:15.59 ID:FutqQpLl0.net
北極麺とかいうカップ麺食ったら下痢ラ肛門バーニングタイムでうんこドロップ率10倍で超やばい
アナルがひりひりするお

つづき

コールが鳴り響く
意外にも応答は早かった

俺くん「あ、もしもし」
マスター「俺くんか!?すまんかった!!!!!!」
      「ほんっとすまんかった!!!!!」

電話に出るなりマスターにすごい勢いで謝罪された

俺くん「いや、謝らんといてくださいよwwww」
    「俺そんな気にしてないですからwww」
マスター「いや・・・頭に血が上っててん・・・」
      「その後すぐ謝りゃ良かったんやけど・・・」
      「中々言い出せなくてな・・・」
俺くん「だからいいですってwwww」
    「普段格好良いんですからたまにこういうとこでかっこ悪いとこ見せとかないと疲れちゃいますよwwww」
マスター「お、俺くん・・・!」
俺くん「で、本題なんですけど」
マスター「本題?」
俺くん「あの場を見せてマスターが俺に伝えたかった事がなんかあるんじゃないかなーって思ってですね」
マスター「・・・ほぉ」

俺は俺の言葉で、俺の考えを伝えた

マスター「そうか、俺くんはそう受け取ったわけか」
      「はっきり言うと、それが正解なのかは俺にも分からない」
      「けど、俺くんが出した答えがそうだって言うんなら」
      「そうならないように気を付けて生きてみればいいんじゃないかな?」
俺くん「俺は、俺の答えを正解として生きる事にします」
マスター「ハハッ、俺に似てきたなwwww」
俺くん「気のせいですよwwwww」

「自分の選んだ答えは全て正解」

この言葉はマスターがよく言っていた
例え人から笑われる結果になろうと、自分の満足の行く結果を残せたならそれは正解だって

俺くん「あ、今日飯奢ってください」
    「チャラにしますよ」
マスター「ノーとは言えんなぁ・・・安いもんや・・・」

136 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/20(日) 22:42:46.73 ID:9ZT2MWDw0.net
なんでこんな恰好いいやり取りする奴が2ちゃんにいるんだよwww

続きはよ

137 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/20(日) 23:11:58.71 ID:QzKxuPBy0.net
俺くんも徐々に格好良くなってきてるっw
マスターの「ツレは選べ」の意味が僕にもわかってきたわ。
有意義なスレやな、続きはよ

138 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/20(日) 23:51:05.23 ID:FutqQpLl0.net
その日マスター、俺くん、そしてツレさんの3人で飯へ

出合い頭にツレさんが何度も何度も頭下げてきたけど
先輩は先輩らしくしてくれと言ったら段々と普段のツレさんに戻っていった

場所は地元じゃ有名な鉄板焼きのお店
逆にこういうところへ連れてこられると金玉が縮み上がって安いのを選ぼうとしてしまう

本当はこの肉が食いたい・・・でもこんなの頼んだら・・・

いやでも今の俺の立場的にアリか・・・?

しかしそんな足元を見るような真似は・・・

マスター「俺くんこれ食えよ!つーか全員これでいいだろ!」
ツレさん「お、うまそうやなー」

マスターは一番高いやつを指さして言った

俺くん「えっ、いいんですか!?メッチャクチャ高いですよこれ!」
マスター「馬鹿!安い肉食ったら『やっぱこれ食っときゃ良かった・・・』ってなってまた来るハメになるだろ!」
      「長い目で見ると一発目でこれ食っときゃ満足して終わりや!」
俺くん「そうなったらまた食いてえってならんですか」
マスター「なるわ!」
      「まぁ、そんときゃそん時だろ!」
ツレさん「どうせその時俺に払わせるつもりなんだろうがお前」

マスターがシェフに直接注文をすると
程なくして肉が用意され、鉄板の上に乗せられた
見てる人は腹が減ってくるだろうと思うのでこの辺は省略する


マスター「支払い済ませてくるわ」

支払いを済ませたマスターが戻ってくる

マスター「これちょっと強盗でもしないと今月厳しいね」
ツレさん「強盗やるならいっそ10年分ぐらい取ってこいよ」
マスター「いや、刑務所の中で一月暮らした方が快適そうだからさ」
ツレさん「そっちかよ」

139 :とも乙@noble_of_lark@\(^o^)/:2014/07/21(月) 12:46:59.83 ID:1qi0sTHG0.net
はよ

140 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/22(火) 02:40:44.62 ID:XH/yAG6a0.net
続きが待ち遠しいなw

141 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/22(火) 21:21:21.43 ID:A3wLOoEr0.net
そんなわけで事件も終わり、ついに俺の誕生月がやってきた
去年は腕時計やらお財布やら贅沢な物もらってしまったけど、今年は遂に20歳
図々しくも今年は去年よりすごいだろうと期待してしまう俺がいたんだ

自宅はアパートで母親と二人で暮らしてるんだけど、
母親もギルドのみんなを俺の友達として受け入れてくれたようでみんな顔馴染みになってるんだ


いつも通りお仕事が終わってお家に帰るわけよ


階段上がって自宅の玄関の前に立ったら突然何かが襲いかかってきた


???「声を出すんじゃねえ・・・大人しくしてろ・・・」


男は低い声で囁き、俺の口を抑えながら俺の右腕を背中に回す


力はかなり強かった


そこからまた誰かが来て、俺の目にタオルを巻いてきた


やり方がかなり本気だ


最初はマスターのサプライズか?と思ったけど
サプライズにしてはやり方がえげつない
おふざけ半分でやってるようには思えなかった

というか突然の事にビビりすぎて気が動転して「んんん!!!!!」ばっか言ってた


そのまま車に乗せられた


何も見えずどこに向かっているかも、同乗者が何人いるのかも分からない


黒い恐怖が浮かれた俺の心を染め上げていく(詩人風)

142 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/22(火) 21:25:44.03 ID:KFYD2AuT0.net
詩人はいいからはよw

143 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/22(火) 22:16:58.21 ID:VkJuLUmG0.net
あーなんか途中までは良かったのに
マスターとツレのやったことを1に見せる理由とかを語っててキモい

144 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/22(火) 22:41:45.06 ID:XH/yAG6a0.net
面白いぞー!

145 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/22(火) 23:22:10.06 ID:IEYwMa000.net
俺は支援する
ネトゲで知り合った人生の先輩って偉大だよな

146 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/07/23(水) 18:29:36.97 ID:zlEUFg4r0.net
キモくて良いんだよ完全に創作と分かったから
それより続きはよ

総レス数 146
59 KB
掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver 2014.07.20.01.SC 2014/07/20 D ★