桐生祥秀10秒01 [609535295]

陸上の日本学生個人選手権第２日が１１日、神奈川・平塚市のＳｈｏｎａｎ　ＢＭＷスタジアム平塚で行われ、
男子１００メートル決勝で桐生祥秀（２０）＝東洋大３年＝が１０秒１０（向かい風０・３メートル）で優勝した。

約４時間前の予選では終盤に力を抜きながら１０秒１７（追い風１・２メートル）の大会新記録を更新。
約２時間半前の準決勝では１０秒０１（追い風１・８メートル）で自己ベスト記録タイ、日本学生新記録をマーク。
日本陸連が定めたリオ五輪派遣設定記録（１０秒０１）を突破し、リオ五輪出場をほぼ確実にしていた。
次戦は日本選手権（６月２４～２６日、名古屋市）。絶好調の２０歳がいよいよ日本人初の夢の９秒台に迫った。

５日の布勢スプリント（鳥取市）では１０秒０９（向かい風０・５メートル）の好記録で走りながら、
向かい風条件の日本最高となる１０秒０６をたたき出した山県亮太（２４）＝セイコーホールディングス＝に完敗。
「悔しかった。日本選手権で勝てばいいと思っている」と話した桐生が屈辱をバネに完全復調した。
京都・洛南高３年時の２０１３年に日本歴代２位の１０秒０１をマークした逸材。
伊東浩司（当時２８、富士通）が１９９８年に樹立した日本記録（１０秒００）の更新、そして、８月のリオ五輪本番で日本人初の決勝進出が期待される。

http://www.hochi.co.jp/sports/etc/20160611-OHT1T50130.html