元高校球児、プロボクシングで1回1分59秒KOデビュー！青木ジムの藤田圭(23)

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ボクシングを始めて１年４か月の元高校球児がデビュー戦を鮮やかなＴＫＯ勝ちで飾った。青木ジムの藤田圭（２３）で、早川公平（２９）＝足利＝に１回１分５９秒、ＴＫＯ勝ちした。

　デビュー戦同士の対戦。藤田は左フックから右ストレートを決めてダウンを奪うと、その後も攻め続け、右ストレートが相手のマウスピースを場外に飛ばしたところでレフェリーが試合を止めた。「初めての試合でＫＯできて、うれしかった」と左頬に小さな擦り傷がついた藤田は笑顔で振り返った。

　小、中、高校まで野球一筋。青森・東奥義塾高２年まで捕手だったが、その後遊撃手に転向。甲子園を目指したが、「自分たちの代はベスト４まで」と夢に届かなかった。上京後、友人が青木ジムに通っていて、試合を見たのがきっかけでボクシングに興味を持つと、昨年８月に入門。今年８月にプロテストをパスした。

　「ボクシングを始めたら楽しくなった。（同じジム所属で、元ＷＢＯ世界フライ級王者の）木村翔さんの試合を見て『格好いいなあ』って思った」と藤田。試合前には木村から「デビュー戦頑張ってね」というＬＩＮＥをもらったという。「尊敬しています」という、憧れのボクサーからの激励に、見事に快勝で応えた。

　所属ジムは来年１月１日から休会となるが、藤田は「どこででもボクシングは続けていこうと思っています」と話し、さらなるステップアップを誓っていた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191206-12060166-sph-spo