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【野球】****ドラフト9位→主将、ポスト筒香に。DeNA佐野恵太「ピンチで仕事を」***

1 :砂漠のマスカレード ★:2020/03/29(日) 12:19:24.25 ID:BNbOYD+G9.net
「予定の人数を超えてしまうけども、もうひとりいいか?」

2016年10月20日、グランドプリンスホテル新高輪で行われた第52回ドラフト会議。横浜DeNAベイスターズのゼネラルマネージャーだった高田繁は、テーブルを見回しそう語りかけた。
濱口遥大を筆頭に予定していた8名の選手の指名を終えるところだった。

同じテーブルを囲んでいた球団代表に就任したばかりの三原一晃は、高田GMの一言に次のように答えたという。

「後悔するのは嫌ですから獲りましょう」

こうして明治大学の佐野恵太は、ドラフト9位でDeNAに指名された。支配下登録選手として全体で87人中84番目、セ・リーグでは最後の指名だった。

三原代表は振り返る。

「かなり悩んだ選手だったので高田前GMの言葉がなかったら、獲得していなかったかもしれません。今思えば、本当に獲って良かった。一番喜んでいるのは、担当スカウトだと思いますよ」

代打育成、高田前GMの狙い。

4年目の今シーズン、佐野はDeNAの新キャプテンに選ばれ、一気に注目を浴びることになった。

広陵高校出身の佐野は明治大へ進むと、リーグ戦で63試合に出場。4番に座ることもあり通算6本塁打、33打点を挙げている。ドラフトの順位が物語るように、成績だけ見れば中庸な選手だった。

高田前GMの狙いは次世代の代打育成である。当時のDeNAの代打といえばベテランの後藤武敏と下園辰哉が務めており、彼らにつづく存在が育っていなかった。
主にファーストを守っていた佐野だったが、打撃に光るものがあり獲得に至ったという。

佐野を見出したラミレス監督。

とはいえドラフト下位の選手だけに過度の期待はなかったはずだ。ましてや守備や脚を買われていたわけでもなく、出番はほぼ打つことに限定されている。
例えばファームでは育成のためにドラフト上位の若手選手たちに守備機会や打席数を与えられる機会が多く、下位指名の佐野はチャンスが少ないと考えられた。

しかし、そんなルーキー佐野の才能を見出したのが、当時就任2年目のラミレス監督だった。
ファームを飛び越え一軍に帯同された佐野は、オープン戦で積極的に起用されると3割以上の打率を残し、ルーキーながら開幕一軍の切符を手に入れた。

ラミレス監督は「選球眼が良く、スイングのスピードが速い。なによりもタイミングの取り方がチームの誰よりも素晴らしい」と、そのバッティングセンスを称賛した。
タイミング”という練習では容易に向上させることが困難な“天賦の才”にラミレス監督は惚れ込んだと言ってもいいだろう。
以後、佐野は代打を中心に1年目は18試合、2年目は73試合、そして3年目となる昨季は89試合に出場した。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200329-00843013-number-base
3/29(日) 11:31配信

http://npb.jp/bis/players/91995134.html
成績

https://www.youtube.com/watch?v=92LbS6iYXKA
佐野恵太 オープン戦1号ホームラン 2020/03/11

https://www.youtube.com/watch?v=7p_wwkW2TZc
佐野恵太 オープン戦2号ホームラン 2020/03/11

2 :名無しさん@恐縮です:2020/03/29(日) 12:19:38.02 ID:DKK1fpsu0.net
いちこめだよーん

3 :砂漠のマスカレード ★:2020/03/29(日) 12:20:00.62 ID:BNbOYD+G9.net
「下に落とすことはないよ」

シーズンが本番になっていく昨年の6月ごろ、ラミレス監督に左ピッチャーがまったく打てず苦しんでいた佐野について尋ねたとき、意外なことを教えてくれた。

「佐野は怪我さえしなければ下(二軍)に落とすことはないよ」

ラミレス監督の佐野に対する期待の高さと覚悟がうかがえる言葉だった。シーズン終盤には、まるで今季を見越したかのように4番を任せると、佐野は11試合で.316という成績でその起用に応えている。
さらにシーズンを通し規定打席には届かなかったものの得点圏打率.367と、チャンスでの強さを発揮している。苦しいカウントに追い込まれても、粘りながらしっかりとフルスイングでヒットを打つ姿は、かつてのラミレス監督を彷彿とさせた。

筒香の後を継ぐ“4番・レフト”。

そして今シーズン、佐野はキャプテンに加え、“4番・レフト”という昨季、筒香嘉智が務めていた重責を担うことになった。
まだレギュラー獲得に至っていない選手としては異例の抜擢であり、ドラフト9位から始まった佐野のプロ野球人生は、まさにシンデレラストーリーと言ってもいいだろう。

佐野は、これまでを振り返り語る。

「プロになったとき、まわりから順位は関係ないよって言われたんですけど、事実、打てば使ってもらえるし、打てなければ使ってもらえない。その言葉の意味がやっとわかってきたというのはありますね。
すでに同世代の選手がプロから去っていく姿も見ていますし、本当に順位は関係ないんだなって実感しています」

そして、ラミレス監督という重要な存在についてつづけた。

チームの戦術や方針が違ったら……。

「もしラミレス監督でなかったら、自分はここまで使ってもらえたのかと思うことがあるんです。
正直、守備や走塁のレベルは高くありませんし、もしかしたらチームの戦術や方針が違えば打つだけの僕にチャンスはなかったかもしれない。
そういう意味で監督には感謝していますし、期待に応えたいと思っています。間違いなく言えるのは、
打てないときであっても監督が粘り強く使ってくれた経験が、打席のなかでの落ち着きやピッチャーと向かい合える精神状態を作ってくれたということです」

オープン戦で佐野は晴れて4番に座ると、序盤調子が上がらなかったものの徐々に感覚をアジャストさせ12球団トップの11打点を挙げた。
この勝負強さに対しラミレス監督は「何日か前まで佐野が4番で大丈夫かという声もあったが、もはやそういった心配は吹き消すことができた」と、我が意を得たりといった表情を見せた。

4 :砂漠のマスカレード ★:2020/03/29(日) 12:20:29.97 ID:BNbOYD+G9.net
真剣さが伝わる佐野の言葉。

佐野は明るくポジティブな人間だ。声出しのときはユーモアを交えチームメイトの爆笑を誘い、巧みなステップからなるコミカルな“佐野ダンス”はファンの間ではすっかり有名だ。
ただ、記者からインタビューを受けるときの佐野は、いたってシリアスである。ほとんど笑うことなく、言葉を選び真摯に答えてくれる。
それはルーキー時代から変わることはなく、野球に対する真剣さがひしと伝わってくる。

だからこそキャプテンと4番という立場は重荷なのではないだろうか。どこかでパンクしてしまうのではないかと心配になってくる。

「いやパンクしないように手加減してやれるほど余裕はないですし、手を抜けるほど自分をコントロールしてきた経験があるわけじゃないですからね。
だからまずは思い切って100パーセントでやるしかない。それでもしパンクしてしまったら、そこまでの器だし、そのときは誰かが助けてくれるのかなって」

新主将の力が試される2020年。

最後ぽつりと「助けてくれる」と佐野は言ったが、それは自身の弱さを吐露したわけではなく、チームメイトへの強い信頼が感じられた。
ベテランから若手まで今のDeNAには、昨シーズン優勝争いを経験した成熟したメンバーが揃っている。25歳の新キャプテンに対し誰もが「自分らしくやってほしい」と考えているはずだ。

「自分の役割は、勝っているときよりも負けが込んできたとき、チームが苦しくなったとき先頭を切っていいムードに戻すことだと思っているんです。
ピンチのときこそ、自分が一番仕事をしなくちゃいけない」

現在、新型コロナウイルスの感染拡大により、シーズン開幕が不透明な状態になっている。例年とは異なる慣れぬ状況での調整となり、選手たちは苦労を強いられている。
まさにシーズン開幕前に訪れたピンチ。早くも佐野の力が試されるタイミングだと言ってもいい。

22年ぶりのリーグ優勝と日本一を目指すベイスターズは、いいスタートを切ることができるのか。新キャプテンの度量と行動力に期待したい。

5 :名無しさん@恐縮です:2020/03/29(日) 12:22:11.27 ID:5zKRjazQ0.net
中根とか後藤みたいなふてぶてしいアンコ型の代打っていいよね

6 :名無しさん@恐縮です:2020/03/29(日) 12:23:01.51 ID:T6KrxOMQ0.net
アーッ

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