市村正親、涙…志村けんさんに「もう一度見に来てほしかった」絶賛受けたミュージカル１０月９日から再演 [爆笑ゴリラ★]

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9/25(金) 6:00
スポーツ報知

市村正親、涙…志村けんさんに「もう一度見に来てほしかった」絶賛受けたミュージカル１０月９日から再演
志村けんさんへの思いを胸に、ミュージカルへの更なる貢献を誓った市村正親（カメラ・橘田　あかり）
　俳優の市村正親（７１）がスポーツ報知のインタビューに応じ、３月に新型コロナウイルスによる肺炎で死去した志村けんさん（享年７０）への思いなどを語った。１０月９日からミュージカル「生きる」（２８日まで、日生劇場）が再演される。前回の公演を観劇した志村さんが感激してくれたそうで、「けんさんにもう一度見に来てほしかった」と涙ぐんだ。また、「ホリプロタレントスカウトキャラバン（ＴＳＣ）」のスペシャルアンバサダー就任も決定。未来の共演者にエールを送った。

　コロナ禍のなか、特に市村がショックを隠せなかったのは、志村さんの訃報だった。市村は、志村さんがＭＣを務めていた日本テレビ系「天才！志村どうぶつ園」で共演し、志村さんの誕生日会にも招待されるなど、親交が深かった。それだけに「逝かれたというのは、いまだに信じられない。けんさんの古希の誕生日会にも呼ばれていたけど、仕事でいけなくて。それが悔やまれる」と目に涙をためた。

　市村と俳優の鹿賀丈史（６９）がダブルキャストで主演するミュージカル「生きる」は、１８年以来の再演。市村は胃がんで余命が短い渡辺勘治を演じる。コロナがまん延し、死を身近に感じる昨今、生へのメッセージを含んだ作品だ。初演時には志村さんも見に来てくれたという。「本当は、けんさんにもう一度見に来てほしかった。今回の渡辺勘治は完全に、けんさんへの思いとダブる」と作品への思い入れを明かす。

　「（初演の時）けんさんが楽屋に来て、『いい話だなぁ、これが本当のミュージカルだよ』って。劇中に『今生きている、生かされている』という歌詞があるけど、僕自身、生かされている気がする。生きてることへの尊さをこの作品で伝えたい。けんさんがずっと見てくれてると感じるね」

　亡き人への思いが、ミュージカルへの情熱を一層強くする。深田恭子（３７）、石原さとみ（３３）らを輩出し、今月３０日まで募集が行われるオーディション「ホリプロタレントスカウトキャラバン（ＴＳＣ）」のスペシャルアンバサダー就任が決まった。「ピーターパン」など舞台製作を多く手掛ける主催のホリプロからのオファーに、１９年春に旭日小綬章を受章し、「オペラ座の怪人」「スクルージ」など４７年間板を踏んだ市村は、「受けて当然」と快諾した。

　「僕が誰よりもミュージカルの回数をこなしているのではないか。自分で四季の時からの作品群を見ると、これはまさしく僕がアンバサダーをやるっきゃないだろと。ミュージカルは芝居、歌も芝居、ダンスも芝居。全部芝居。それを言えるのは僕しかいない」

　自身もコロナの影響を受けた。５月に公演を控えていた自身が主演のミュージカル「ミス・サイゴン」は延期に。「歌稽古にも行って、会場にも行ったけど、セリフは全部入っていた。明日にも立てると思っていた。でもコロナの惨状を見ていると、言葉が出ない。延期は妥当と思った。でも、この経験も役者の糧となる」と前を向く。

　最後に市村はＴＳＣに集まるスター候補たちへエールを送った。「コロナを乗り切る我慢強さ、辛抱強さは、俳優になる財産になります。コロナの苦境を財産にしてほしいです。でも、ミュージカルスターには簡単にはなれないから、死にもの狂いで来い！」

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全文はソース元で
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