桂福団治「切れ者な印象が」レツゴー正児さん悼む [爆笑ゴリラ★]

爆笑ゴリラ ★

10/2(金) 13:04
日刊スポーツ

桂福団治（19年6月撮影）

お笑いトリオ「レツゴー三匹」のレツゴー正児（本名・直井正三）さんが9月29日午後5時48分、肺炎のため、大阪市内の病院で亡くなっていた。所属の松竹芸能が2日、発表した。80歳。同じ1940年生まれの上方落語の大ベテラン桂福団治（79）、漫才コンビ酒井くにお（72）とおる（69）ら、同じ所属事務所の芸人がコメントを寄せた。

【写真】レツゴー三匹のメンバー。左からじゅんさん、長作さん、正児さん

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桂福団治　ともに半世紀戦ってきた芸能の仲間がいなくなるのはとても悲しく惜しいこと。正児さんとはルーキー劇団時代からのお付き合いで、正児さんは当時そろばんの先生をされていたらしく、すごく切れ者な印象がありました。神戸松竹座の楽屋でよく遊んだり、ともに若かりし頃から切磋琢磨（せっさたくま）して、成長してきた。レツゴー三匹の芸にたくさん学ばせていただき、すごく勉強になった。（トリオの）すばらしい芸は後世に残していく芸だと思います。心からご冥福をお祈りいたします。

酒井くにお　私たちが松竹芸能に入ったころには、角座のトリをとる看板だったにもかかわらず、入ったばかりの私たちに声をかけてくださり、飲みに連れて行ってもらいました。正児師匠の飲み方は、舞台の上と一緒で、突っ込みの飲み方。スナックに連れて行ってもらっても、私が1杯飲み終わる前に次の店へと繰り出すはしご酒。また誘われた時には、お断りしました（笑い）。後輩の私たちにも気安く交流をさせていただいた懐の大きな先輩でした。先輩がまた1人、いなくなってしまったのは、とても残念です。心からご冥福をお祈りいたします。

酒井とおる　正児師匠とは数えきれないほど、お仕事をご一緒させていただきました。楽屋で漫才のネタ合わせを正児師匠主導で（され）パワフルで真剣な姿が思い出されます。記憶力がすばらしく良くて、歴史の年号、世界の地名、昔の歌の歌詞など、即座に答えが出てくることに、何度も驚かされました。体力にも自信を持たれていて、相撲をした時には、ぴくりとも動きませんでした。飲みに誘っていただいた時も、1軒の滞在時間は10分ほど。同じ調子で数軒を回り、動きを止めませんでした。先立たれたじゅん師匠、長作師匠とともに、レツゴー三匹師匠が、天国にて動き回る姿が思い浮かびます。ご冥福をお祈りいたします。

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