【野球】昨年 “不発” だった巨人キャンプＳ班組「誇れる選手いたかい？」それでも原監督が継続決めた理由 [爆笑ゴリラ★]

爆笑ゴリラ ★

2/1(火) 5:15配信
東スポWeb

宮崎入りした巨人・原監督（東スポWeb）

　さあ球春到来――。Ｖ奪還を狙う原巨人が３１日に異例の分散移動で宮崎入りした。春季キャンプ初日（１日）への準備を静かに終え、虎視眈々と巻き返しを期す。借金１の３位からの復権を目指す上で鍵となりそうなのが、２年連続でキャンプに採用されたベテラン、外国人で構成された「Ｓ班」の成績だという。

　チームに蔓延する新型コロナの影響が、巨人宮崎キャンプにカゲを落とした。例年ならチーム全体で行う宮崎神宮参拝は新型コロナ禍を考慮し、原監督、キャプテン・坂本、選手会長・菅野ら代表６人で行う予定だった。だが、重信、山口、小林ら相次いだ選手の陽性判定に加え、２７日に宮崎入りした井納、穴吹トレーニングコーチと感染の波はキャンプ地にまで広がった。感染リスクを減らすため、今村球団社長が１人で参拝する形に変更された。

　恒例だったキャンプ前日の宿舎での全体ミーティングも中止。食事会場も順番制にするなど、拡大阻止に全力であたるという。異例となる午後９時前に宮崎入りした原監督は「（新型コロナが）猛威を振るっているね。選手どころじゃないでしょ。世の中でしょ」と厳しい表情だった。

　そんなイレギュラーな船出となったＧキャンプではベテラン・主力による「Ｓ班」が２年連続で設けられ、今年は投手４人（デラロサ、菅野、メルセデス、ビエイラ）、野手５人（中島　坂本、中田、ウィーラー、丸）の計９人の布陣となった。

　昨年の投手１０人、野手１０人の計２０人から激減。東京ドームで始動して沖縄に前乗りする形も、宮崎一斉スタートに変更となった。「リーグＶを奪還して日本一になるには主力の成績アップは欠かせない。今年は『Ｓ班の意地』が見たいし、その成績がチームに大きく影響する」と球団関係者は期待の目を向ける。

　それも仕方がない。第３次原政権で初めて「Ｓ班」が採用された昨季、その成績は振るわなかった。試合数こそ違うものの、２０２０年よりも明らかに成績がアップしたのはウィーラー（２０年打率２割４分７厘、１２本→２１年打率２割８分９厘、１５本）とビエイラ（２０年防御率３・２８、２１年防御率２・９３、１９セーブ）の２人だけ。さらには「Ｓ班」から引退２人（大竹、亀井）、退団２人（サンチェス、陽岱鋼）となった。

　昨季終了後、原監督が「誇れる選手はいたかい？」と嘆いたように、個人成績の低迷がチーム成績にそのまま跳ね返った。規定打席到達は岡本和、丸、坂本、松原の４人のみで、チーム最高打率は松原の２割７分４厘でセ・リーグ１７位の成績だった。

　それでも指揮官は再び「Ｓ班」を設けた。「分散というか、人数が多いからね。（育成も含め）選手は９０人を超える。必然的に質の高い練習をしようと思うと、それは４つ（一軍、二軍、三軍、Ｓ班）くらいに分けた方がいい」（原監督）。チームとして若手発掘に注力できるメリットもある。

　当然、実績十分な「Ｓ班」組は失敗を繰り返すつもりはない。昨季、４度の登録抹消で６勝７敗に終わったエース菅野が「チームは日本一。個人の目標は２００イニング、最多勝、最優秀防御率。覚悟を持ってキャンプインしたい」と話せば、打率２割７分１厘、１９本塁打だったキャプテン・坂本も「もう一回３割打って。出塁率も４割残せるように頑張りたい」と成績アップに意気込む。

「Ｓ班」が意地を見せそれぞれがキャリアハイに近い成績を残した時、巨人の１０年ぶり日本一も現実のものとなるが…。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/809a9bfeb7282e75fa8ed8ca652981db2cdc516e

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