【野球】恩師・栗山監督との再会で〝真の巨人・中田翔〟に！「野球で恩返ししよう」のエールに燃えた [爆笑ゴリラ★]

爆笑ゴリラ ★

2/3(木) 5:15配信
東スポWeb

中田翔（左）に笑顔を見せる栗山英樹日本代表監督（東スポWeb）

　ここが真の分岐点となる――。巨人の中田翔内野手（３２）が、２日の宮崎春季キャンプで古巣・日本ハム時代の恩師である栗山英樹日本代表監督（６０）と再会を果たした。昨季途中に電撃移籍して以降、両者の対面は初めて。ともに環境も変わり、複雑な思いがまじりあいながらの再会は紆余曲折を経た大砲にどんな影響を与えるのか。

　待ち望んだ対面となった。昨季途中に日本ハムから巨人へ電撃移籍することになった中田にとっては、北海道を離れて以来となる恩師との再会。侍ジャパンの栗山監督が巨人キャンプを視察に訪れていたことで、その機会が実現した。

　もちろん、単なる「感動の再会」ではない。移籍のきっかけは、チームメートに対して犯した暴力騒動。ドタバタな中、謹慎処分を経ての電撃トレードでチームを足早に去ることになったため、この日の再会は中田にとって複雑な思いもあったことだろう。

　実際、中田が練習を行っていた室内練習場に栗山監督が姿を現すと、最初は一言だけ言葉を交わしたものの、両者は微妙な距離感を保ったままで〝すれ違い〟が起きるものかと思われた。

　そんな中、先に沈黙を破ったのは中田だった。打撃練習の合間に、意を決したかのように栗山監督の元へ歩み寄り、頭を下げて一礼。すると恩師も飛び切りの笑顔で中田の肩を３度叩いた。しばらく談笑したのち、最後は思いを託すかのように中田の右胸を小突いた。

　日本ハム時代と何ら変わりのない師弟関係。中田は「（栗山）監督と会うのは久々なのですごくホッとしましたし、僕が言うのもあれですけど、元気そうだなって思いました」と再会の瞬間を振り返った。

　さらには栗山監督から「野球で恩返しをしよう」と再起に向けたエールも受け「僕も全力でやりますし、今年は任せてください」と力強く返したという。自身の過ちで迷惑をかけてしまったすべての人たちの気持ちに報いるため、絶対に活躍することを誓った。

　この日のウエットな再会が、中田自身に大きな影響を与えることは間違いなさそうだ。ある日本ハム関係者は「中田にとっては、何にも代えがたい、気持ちにケリをつける一日となったのではないでしょうか」と分析する。

「予期せぬ移籍で古巣を離れたことで、ここまではまだ心のどこかで『日本ハムの中田』としての自分を引きずっていた部分があったと思うんです。今回は巨人のユニホームを着て初めて栗山監督と会うことで『巨人の中田』としての本当のスタートを切れた。間違いなく、一つのターニングポイントになるはずです」（前出関係者）

　昨季までは持ち味の力強さも鳴りを潜めていた中田だったが、この日の練習後には「（今季は）自分らしさというのを前面に出していきたいです。『自分らしく』というところに関して、そこを失ってしまったら僕じゃないですし、正直ね、野球やっている意味もないですし。そこはいい意味で貫き通したいかなとは思いますね」と、本来の自分を取り戻すことを決意。恩師との再会を機に、たけだけしいかつての中田が見られる日は遠くないのかもしれない。

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